忘却戦争中期にとある国家によって開発された人型兵器で既存兵器を越えた展開力と汎用性、強襲性能を持ち各国家の主力兵器となった。
戦争後に孤立した要塞都市などでは駐屯部隊に配備されていたものを増強し使用している。
また、傭兵達は戦場で破壊されたASをサルベージしたり、マーケットで入手し独自にカスタムして使っている。
一機のヘリが黄色いアーマーソルジャー(以下AS)を吊るし荒野の空を飛んでいる。
そのASの中で男が一人鼻歌を歌っている。
そこにヘリから通信が入った。
「ブラッドそろそろ作戦区域に入るわよいつまで歌ってる気?」
「そう言うなよサーシャ別にいいだろ。」
ブラッドと呼ばれた男が答える。
「いつも言ってるけどもうちょっと緊張感を持ったらどうなの。」
「サーシャ、戦いは余裕を持った方がいいんだぜ。」
「あっそ、そんな事よりも今回の依頼はちゃんと覚えてるでしょうね。」
サーシャと呼ばれたヘリのパイロットは興味なさげに答えた。
「そんな事て…はぁ、覚えているよ、ガータルの輸送部隊襲撃だろ。」
「その通り、じゃAS投下するわ準備はいいわね?」
「了解、準備は万端いつでも行けるぜ。」
彼らの仕事の始まりだ
ブラッドを乗せたAS『ブレイザー』
をヘリは目標部隊の後方に投下され、ブーストで接近する。
敵は旧式のAS『フライトマン』と護衛のミサイルトラックである。
それを見てブラッドは余裕の笑みを浮かべ言う。
「敵さんは型落ちAS2機に護衛車4両か簡単なもんだ。」
「型落ちだからて油断しないでよね。」
「分かってるよ。」
そう言いながら『ブレイザー』の右腕に装備されたエネルギーライフルを敵部隊で一番後ろのASに向けて3、4発放った。
相手は何が起きたのか分からぬまま爆発した。
その爆発に反応し残ったAS『フライトマン』と護衛のトラックは反転し目の前の敵を撃破しようとする。
『フライトマン』は手持ちのマシンガンを放ちならが近づきそれをトラックがミサイルで援護射撃をする。
そのミサイルをブラッドはギリギリで回避しつつ牽制ので左手に持ったマシンガンを撃つ、それにより『フライトマン』は怯んでしまう。
その隙を逃すまいとブラッドは右腕の武器を放った。
それは、コックピットを貫き『フライトマン』を破壊する。
破壊した『フライトマン』を横目に残った護衛トラックと輸送車両を追撃する。
逃げる輸送車両を守るようにトラックが攻撃を開始する。
しかし、たった4両のトラックではブラッドの乗る『ブレイザー』の前では無力に等しいのである。
トラックの放ったミサイルを余裕を持って回避し一機ずつ確実に破壊していく。
全速力で逃げようとする、輸送車両を追い越し、ブラッドはその車両を撃破する。
「お疲れ様、作戦は終了よ、今回収するから待っててね。」
「了解、さて帰るとしますかね。」
ヘリは『ブレイザー』を回収し、彼らの拠点である要塞都市アークスへと向けて飛んでいくのである。
要塞都市
忘却戦争に参加していた国家が分裂した結果生まれた都市で要塞と都市の機能を持っている。
分裂際に都市に駐屯していた部隊はそのまま要塞都市の軍として取り込まれた。
アークスとガータルはそんな要塞都市の一部である。
アークスは、レテア共和国という民主主義国家の系譜でガータルはスチームハードという独裁国家の系譜にある。