今回話が思いつかなすぎて変なことになってらァ
ある荒野で爆発音と銃声が鳴り響く。
一機のハープスト所属のAS(アーマーソルジャー)『ザグル』が異形のような左腕を持つASと対峙していた。
(クソ傭兵どもが我々の崇高なる思想を邪魔するんじゃぁない!!)
パイロットはそう言うとホバーで前進しながら弾幕を貼る。
目の前のASは、弾幕の中に突っ込んでくる。
(この弾幕に向かってくるか!愚か者!!)
しかし、その弾幕を目の前のASはまるで蝶のように避けるではないか。
(な、何が起こっt…)
『ザグル』のパイロットは驚きのあまり声を発するが、最後まで言い切ることはなかった。
何故ならば、その異形のような左腕…ペンチアームでコックピットを掴まれ握り潰されたからである。
握り潰した機体『アルゼー』に通信が入る。
〔こちらは任務を完了した、そっちはどうだエミリア…〕
エミリアと呼ばれたパイロットは答える。
〔終わった〕
〔そうか…では帰還しよう、我らが領域へ〕
次の日、アークスではハープストが突然消えた事がニュースで持ち切りとなった。
そんな時であった。
ブラッドにアークスと同系譜で以前ブラッドが守った要人が接触した要塞都市クレアストから依頼が来たのは。
どうにも、ここ最近テロ組織がトドリアスでテロ活動をしているらしく、現地の部隊だけでは殲滅が難しくその支援として依頼を送ってきたそうだ。
その依頼を受けたブラッド達は夜の荒野をトドリアスに向けて飛んでいた。
「それにしても、トドリアスの部隊は情けないわね。」
「そう言ってやるなよ、アークスの部隊は今でも戦争してんだからよ。」
サーシャの言うことに、ブラッドは苦笑しながらもトドリアスにフォローを入れている。
そんな時である。
サーシャが漆黒の夜に浮かぶ赤く燃える空を見たのは。
「何あれ…」
「どうした?」
「トドリアスが燃えている…」
「何!?要塞都市がテロリストに落とされたってのか!」
驚くのも無理はない、要塞都市はたかがテロリストごときの組織力で落とされる程のものでは無い。
一体何が起きているか。
そこに数機の所属不明の部隊がブラッド達の乗ったヘリに攻撃を仕掛けてきた。
サーシャは、振り切ろとするもASも混ざっている為逃れることが出来ない。
「サーシャ!俺が撃退する、投下してくれ!」
「わかった!頼んだわよ!」
サーシャは、ブラッドからの頼みを聞き『ブレイザー』を投下する。
投下されるブラッドのASを狙うヘリをブラッドはライフルで落下しながら撃ち抜く。
着地するとすぐさま銃弾を避けるように動き、敵に銃口を向け放ち数機を破壊する。
残りはAS三機である。
その時である一機のASが前に出て来たかと思うとほ他の二機は少し後ろに下がる。
「っ!あの機体は…」
そこに居たのは以前ブラッドが破壊したAS『アルセーア』に似た異形の腕を持つ機体『アルゼー』である。
〔久しぶりね傭兵…〕
「オープン通信?」
オープン通信で聞こえてきた聞いたことも無い若い女の声。
「誰だお前。」
〔あぁ、そう言えば貴方とは話したこと無かったわね。私はエミリア、あなたが殺したアレキシスの妹よ。〕
「なるほど、あのAS乗りの妹かさしずめ敵討ちてところか、それにしては規模が大き過ぎやしないか?」
〔確かにそうかもね、でもそれだけじゃないのよ、知りたい?〕
「悪いが、高貴な思想興味ないんでね。」
余裕そうに答えるが実際には余裕などはなかった。
対面しただけでわかる。
こいつは強い、しかも数的にも不利だ。
〔おい、エミリアそう脅かしてやるな、すまないね傭兵…〕
男の声がオープン通信に割って入ってきた、どうやらコイツらの指揮官のようだ。
〔すいません、兄の仇がいたものでつい。〕
〔まあ、いいさ…挨拶が遅れたな傭兵、我々はクレアスト真の破壊をもたらす正義の軍団『クレアスト』さ。〕
「真の破壊をもたらすのに正義の軍団ね、矛盾してないか?」
〔なに我々は、全てを破壊して無に返してやり直すだけさ。〕
その台詞と共に一機の大型ヘリがよってきた。
「狂ってるな…」
〔何、この世も狂ってるじゃないか、対して変わんないさ…じゃあ挨拶も終わったから我々は撤収させてもらうよ「ガータル」我々か拠点にね…〕
そう言い終わると大型ヘリにASが乗っていく。
一機のASを残し。
〔じゃあ、傭兵またいつか会いましょ、その時は殺し合いましょうね。〕
エミリアはそう言いヘリに乗り込み、ヘリは去っていく。
「なんだったんだあいつら…」
ブラッドは困惑する事以外出来なかった。
それから一週間後、復興仕立てのアークス再び戦争を始めることとなる。
クレアスト
マジモンのやべぇ奴ら。
世界に絶望し自分達を殺してくれる存在が現れるまで破壊の限りを尽くす集団で、旧国家の超兵器や強奪兵器を駆使し破壊の限りを尽くす。
それだけなら、要塞都市を落とせるはずはなく、裏で暗躍し強力なパイロットや兵士も多く所属し気づけば全て終わっている。
彼らには主義も大義もなく、ただ死を望んでいるだけである。