JURASSIC STRATOS 作:free&peacemaker
とにかく続きが待ち遠しかった皆様の為に頑張って書きます。
一夏は目の前の光景に圧倒され言葉を失っていた。今まで本や映像の中でしか見たことなかった恐竜の群れが目の前にいるからである。それも呼吸し、木の葉を食べてる生きた本物の恐竜をだ。グラントがそんな一夏に無線機で声をかけた。
グ『どうだい?驚いたかい?』
「え、ええ。まさか本物の生きたアパトサウルスを見るなんて、感動です」
すると一夏はアパトサウルスの群れの近くの小川で水を飲んでる2種の恐竜の群れを見た。1種はカモノハシのような嘴に鮮やかな色のトサカがあり、もう1種は背中に細長いプレートが2列に並んでいて肩と尾にトゲのある恐竜だ。
「あれって、オロロティタンにケントロサウルスですか?」
グ『そうだよ。良く分かったね』
とグラントが答えた。一夏は目の前の光景に釘付けになっていたが、ビリーが一夏の肩に手を置いた。
ビ「名残惜しいかもだけど、そろそろ行くよ」
と言って車を走らせた。
しばらくして、滝の流れる山々を背にした大きな木製のフェンスに囲まれた所に着いた。正門の上の左右
には見張り台があり、機関銃らしき物が備え付けてあった。一夏はそれにビビるが
ビ「心配ないよ。あれは対恐竜用に作った圧縮空気砲だよ。さすがに恐竜を傷つけるわけにもいかないからね」
とビリーが一夏に言ったことによって一夏はほっとした。いくら身を守るためとはいえ、好きな恐竜が傷つくのは見たくないのだ。
ゲートが上に開き中に入るとゲートのすぐそばの2階建ての建物の前に車を止める。
ビ「さ、降りるよ」
とビリーが声をかけたので一夏はシートベルトを外し車から降りた。階段を登り2階に着くとグラントはノックして中に入った。
グ「テイラー司令官、今戻ったよ」
?「ご苦労、よく戻った」
とグラントに声をかけたのは、髪と髭が白く、体格の良い男性だった。ビリーと一緒に入った一夏を見てグラントに聞いた。
?「この子がそうか?」
グ「ああ、そうだ」
とグラントが答えると男性は頷き、一夏に近づき話しかけた。
?「はじめましてだな、織斑一夏君。私はナサニエル・テイラー、ここテラノバの司令官だ。君のことはグラント博士から報告を受けてる」
と言うと一夏をジッと見て続ける。
テ「秋斗(あきと)にそっくりだな、だが目だけは春奈(はるな)だな」
それを聞いて一夏は驚いた。
「何故、俺の両親のことを?」
と聞くとテイラーは答える。
テ「知ってるとも、君の両親とは古い仲でね。2人とも優秀な兵士だった。だからここテラノバにスカウトしたんだ。だけど、あんなことになるとは」
と話す。一夏はその話しに驚き、聞く。
「一体、両親に何が?」
テ「辛いかもしれないが、話そう」
テ「君の両親とその子供を私がテラノバにスカウトしたんだ。だが何者かに妨害されて、両親しか呼べなかった。それからしばらくして、真相を知るために2人は日本にいる君達の身辺とバイオシン社を調べた。だが、そこでバイオシンのある計画を知って命を落とすことになった。そのときに君達の身辺のことを知ったのかは分からない。
でも2人は何とか回収して、今はすぐそこの墓地にいる」
それを聞いた一夏は膝を着いた。
「そんな・・・ただ俺達を捨てたんじゃなく、捨てざるを得なかったのかよ。父さん、母さん」
と声を震わせ涙を流した。テイラーはそんな一夏を優しく抱いた。
テ「すまない、私を恨んでもいい。だが今は泣いていい」
と優しく声をかけられた一夏は声を出して泣いた。そばで話しを聞いてたグラントとビリーを涙を流していた。
やがて一夏は泣き止むとテイラーが聞いた。
テ「なぁ一夏、君が良ければここに、テラノバに住まないか?」
「え、良いんですか?」
テ「もちろん、ここでは日本みたいに君を差別する者はいない。自由に過ごせる」
と言って微笑む。それに一夏は考えることなく答える。
「分かりました。俺、ここに住みます」
と言うとテイラーは右手を差し出す。
テ「ようこそテラノバへ」
と言うことで何とか書きました。このコーナーでは話しに登場した恐竜の詳細をのせます。
アパトサウルス〈APATOSAURUS〉 草食恐竜
【体長:22~27m 体重:20~36t】
イスラ・ドルミルに生息する竜脚類の1種。姿はジュラシックワールドシリーズと同様。
オロロティタン〈OLOROTITAN〉 草食恐竜
【体長:8m 体重:3.1t】
イスラ・ドルミルに生息する鳥脚類の1種。姿はジュラシックワールドエボリューション2と同様。
ケントロサウルス〈KENTROSAURUS〉 草食恐竜
【体長:4.5~5.5m 体重:1t】
イスラ・ドルミルに生息する剣竜類の1種。姿はジュラシックワールドサバイバル・キャンプと同様。