JURASSIC STRATOS    作:free&peacemaker

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 お久し振りです。何とか久し振りに書こうと思います。少し短いかもですが。
 

 遅くなりしたが、グラント博士役のサム・ニールさんお悔やみ申し上げます。貴方の素晴らしき俳優人生を忘れません。


数年後

 木々の生い茂るジャングル、そこから木漏れ日が漏れだし遠くの方から鳥の囀りと何かの鳴き声がする。

 そんな中、1匹の豚が何かから逃げていた、それもかなり大きな何かに。その何かは爬虫類特有の肌に鋭い鉤爪を持った二足歩行の生き物だ。

 やがて豚は、開けた所に出た。追ってたものは襲い掛かろうとしたその時、

 「止まれ!」

と言う声で止まった。その間に豚はゲージに入るとゲージが閉じた。その後追ってたものの後に同じだが色の違う3頭もやってきて止まる。

 ヴェロキラプトル、体長3mで体高2mもある小型肉食恐竜だ。小型とはいえ獰猛で群れで狩りをするハンターだ。

 最初のラプトルは全体に青みがかった灰色に紺碧のラインが入っている、2頭目は淡い緑色、3頭目は褐色に斑模様があり、4頭目は緑色に黒の縞模様があった。

 「ここだ」

と言う声にラプトルは顔を上げる。

 上の足場にいたのは、黒のコンバットブーツにタイフーン迷彩のズボンを履き、ベルトにはサバイバルナイフが装着されており、黒の七分袖のコンバットシャツにOD色のハンティングジャケットを着た一夏がいた。そう、一夏はここテラノバで不自由なく暮らしていた。その際一夏は、織斑の名を捨て、テイラーの息子イチカ・テイラーとなったのだ。そして今はテラノバの保安チーム所属で、恐竜の監視・捕獲を専門とするチームのACU所属、そして今行ってるラプトルのリサーチプロジェクトのラプトルの訓練係である。

 何故この訓練係をやってるのかというと、テラノバにきてすぐのこと、産まれたばかりのラプトル達は誰にも懐かなかったがイチカには懐いたのでその役目をすることになったのだ。

 「よ~し、こっち見て」

と言うがじゃれてたので左手のシグナルクラッカーを鳴らし、紺碧のラインのラプトルに声を掛ける。

 「ブルー」カチカチ「ブルー!」

と強く言うとブルーがイチカを見た。

 「動くな」

と指示する。すると縞模様のラプトルがじゃれ始めた。

 「こらこら、チャーリーよせ!」

と言うとチャーリーは、大人しくする。

 「やめるんだ」

すぐさま緑色のラプトルにも指示を出す。

 「デルタ!じっとして」

デルタは、大人しくなる。

 「よし。エコー、よく我慢したな。偉いぞ」

と斑模様のラプトル、エコーは嬉しかったのかクルル、と短く鳴く。

 「OK 、こっちだ」

と言って移動した。ブルー達も後に続く。イチカはバケツが掛けてある手摺りまで行き止まると

 「待て」

と指示するとブルー達は止まる。

 「よし、良いぞ。良い子だ」カチカチ

そして右手をバケツに入れ中から肉片を取り出す。

 「ご褒美だ。いくよチャーリー、ほら」

と言ってチャーリーに投げるとチャーリーは1口で食べた。

 「エコー、お前にも。ほらデルタも」

とエコーとデルタにも与える。イチカはもう一度バケツに手を入れるとネズミ1匹取り出した。

 「ブルー!」

と声を掛ける。ブルーは、イチカをジッと見る。

 「お前のだ」

と言って投げるとブルーは、それを1口で食べた。イチカは指示を出す。

 「待て!」

するとブルー達はジッとする。

 「よし、こっち見て」

と右手を上げる。ブルー達は上がった右手を見るとまだかまだかとウズウズする。その光景に微笑むと

 「行け!」

と声を掛けるブルー達は駆け出す。そしたら周りから「やったー」や「凄い」と言う声に拍手の音もした。そこにイチカに駆け寄ってきたイチカと年が変わらない男性が声を掛ける。

 ?「凄いな、イチカ。俺感動したよ!」

とイチカとグータッチしてハグする。彼はレイジ・オリヴェイラ、アメリカ人と日本人のハーフでイチカと同じく保安チームの隊員であり、プロジェクトメンバーでもある。

 「いや、今日は良い感じにいっただけだよ。まだまだヤンチャだから」

 ?「だが、ここまで言うことを聞けるのはたいしたもんだ」

と言ってきたのは、 ツバ広のブッシュハットを被りイチカと同じハンティングジャケットを着た体格の良い80代の男性だ。高齢なのに、テキパキ動くうえに他を圧しないオーラをしてるのはACU の最高指揮官のロバート・マルドゥーンだ。

 「マルドゥーンさん」

とイチカが言いながらそばまでいくと、力強く握手する。

 マ「見事な訓練だぞ、イチカ」

 「ありがとうございます」

とイチカは照れながら言う。レイジが何故来たのか聞くと

 マ「運動の為だよ、それとテイラーから伝言だ。もうそろそろ到着すると」

それにイチカはアッとなり

 「そうだ、もうそんな時間だ。ごめんレイジ後お願い!」

と言って他のプロジェクトスタッフにも声を掛けながら降りて行く。

 レ「どうしたんですかね?イチカ」

 マ「何でも、テイラーに頼んで特別にテラノバに呼んだ人達が来るとか」

 

 イチカは早足で階段を降り停めてあった赤いバイク、ホンダRebel250 S Editionに向かった。バイクに立て掛けてる銃、三八式騎銃を手にする。この三八式騎銃は中距離用スコープにボルト付近の2発入カートリッジホルダーに銃床には5発入カートリッジホルダーを装着されているカスタムタイプだ。イチカはそれを背中に背負いバイクのエンジンを掛ける。エンジンの掛かったバイクは高々に唸りだした。イチカは腰に着けてた無線のスイッチを入れ話す。

 「テラノバ、こちらイチカ。これよりラプトルパドックからそちらに戻る。到着は、13時半頃の予定」

と伝える。すると通信士から返信がきた。

 『了解、早く来いよ。じゃないとピザが冷める』

とジョークを言うので

 「OK 、じゃあ冷めない内に帰る」

と返した。門のそばまで行くと門番の人がレーダーを見る。半径3km以内に肉食恐竜がいると開けられない規定があるからだ。門番の人がOK サインをすると門が開く。

 イチカはサングラスをすると、スロットルを回しバイクを走らせジャングルの中に消えていった。

 

 

 




 ヴェロキラプトル〈VELOCI RAPTOR〉 肉食恐竜
 【体長】3~5m 【体重】150kg
 イスラ・ドルミルに生息してる獣脚類の一種。姿はブルー達はお馴染みで、野生の個体はジュラシックパーク3の姿。

 と言うことで書いてみました。マルドゥーン役のボブ・ペックさん、今もご存命なら今年で80歳ですね。
 レイジの容姿は、鋼の錬金術師のアルフォンス・エルリック似でご想像ください。
 
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