IS~10の獣と歩む者~   作:proto

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No.10 良いデータが採れた…さて、と

「なるほど…自分のエネルギーを変換して相手のエネルギーを削る。諸刃の剣だね~」

織斑一夏の使用する零落白夜のデータを採取したが……あまり使いどころはなさそうだね~

「さて、これでリバイスは今日の戦闘を終えたわけだ…。次の戦い、期待しているよ。」

「ありがとうございます。機体に添えるよう、全力をお見せいたしますわ!」

先ほどまでの会話から以前の慢心を感じなくなった…。今のトリガーガールなら、織斑一夏に負けることはないだろう。

私はラップトップをしまい、タブレットを取り出す。

「残りのゲノムは…あと半分。今回の戦闘で使ったゲノムも再調整して…それに、忙しくなりそうだ。」

私は自身に向けられた、殺気混じる視線を無視し、タブレットも仕舞った。

「ヘイヘイヘーイ!素晴らしい戦いだったよ!」

私は拍手でMVPを拍手で迎え、ドリンクを手渡した。

「えへへ、ありがとう。」

「自己状況判断によるゲノムチェンジも、すぐにうまく活用できr……What’s?」

私はカンザシから差し出されたリバイスドライバーとレックスバイスタンプを受け取る。

「今日は…なんか楽しかった。ありがとう、これは返すね!」

「これもう、君のでいいんだけど?」

「で、でも…。」

「リバイスシステムはもうフィッティング済みだ。もちろん、白紙化も可能ではあるが…。」

まだ遠慮が見える。正直、ここまで多様なゲノムを即座に使いこなす人物はそうそう居ない。できれば失いたくない人材だが…。

「ほ、本当にいいの?」

「Of course!!」

私は再びドライバーを手渡した……ま、やや押し付けるようにだけどねぇ~。

少し怯えながらも、ドライバーを受け取った。

「ま、今回の戦いのデータから、本調整をするから、一回預かるんだけどね。」

私はアタッシュケースを開き、ドライバーを収めるよう促した。収まったことを確認し、厳重にカギをかける。

「さて、トリガーガールと織斑一夏の戦いはそろそろ決着かな?」

モニターに目を向けると、予想通りの状態だった。

「では、私はドライバーの調整をするのに、整備室に行くから先に失礼するよ。」

「う、うん。わかった。」

私は荷物をまとめ、両手にアタッシュケース持ち、退室した。

 

 

 

整備室に着いた瞬間だった。先程まで殺気を放っていた人物の気配が強くなった。

「……待っていたよ!そろそろ接触してくるんじゃないかと、思っていたんだよ…」

私の反応にやや困惑しているが、お構いなしに動きつづけ、リバイスドライバーを収納したケースとは別のケースを開く。

「君、これ使ってみる気はない?」

私が差し出したのは、リバイスドライバーとは別の、緑色のドライバーだった。

 

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