「なるほど…自分のエネルギーを変換して相手のエネルギーを削る。諸刃の剣だね~」
織斑一夏の使用する零落白夜のデータを採取したが……あまり使いどころはなさそうだね~
「さて、これでリバイスは今日の戦闘を終えたわけだ…。次の戦い、期待しているよ。」
「ありがとうございます。機体に添えるよう、全力をお見せいたしますわ!」
先ほどまでの会話から以前の慢心を感じなくなった…。今のトリガーガールなら、織斑一夏に負けることはないだろう。
私はラップトップをしまい、タブレットを取り出す。
「残りのゲノムは…あと半分。今回の戦闘で使ったゲノムも再調整して…それに、忙しくなりそうだ。」
私は自身に向けられた、殺気混じる視線を無視し、タブレットも仕舞った。
「ヘイヘイヘーイ!素晴らしい戦いだったよ!」
私は拍手でMVPを拍手で迎え、ドリンクを手渡した。
「えへへ、ありがとう。」
「自己状況判断によるゲノムチェンジも、すぐにうまく活用できr……What’s?」
私はカンザシから差し出されたリバイスドライバーとレックスバイスタンプを受け取る。
「今日は…なんか楽しかった。ありがとう、これは返すね!」
「これもう、君のでいいんだけど?」
「で、でも…。」
「リバイスシステムはもうフィッティング済みだ。もちろん、白紙化も可能ではあるが…。」
まだ遠慮が見える。正直、ここまで多様なゲノムを即座に使いこなす人物はそうそう居ない。できれば失いたくない人材だが…。
「ほ、本当にいいの?」
「Of course!!」
私は再びドライバーを手渡した……ま、やや押し付けるようにだけどねぇ~。
少し怯えながらも、ドライバーを受け取った。
「ま、今回の戦いのデータから、本調整をするから、一回預かるんだけどね。」
私はアタッシュケースを開き、ドライバーを収めるよう促した。収まったことを確認し、厳重にカギをかける。
「さて、トリガーガールと織斑一夏の戦いはそろそろ決着かな?」
モニターに目を向けると、予想通りの状態だった。
「では、私はドライバーの調整をするのに、整備室に行くから先に失礼するよ。」
「う、うん。わかった。」
私は荷物をまとめ、両手にアタッシュケース持ち、退室した。
整備室に着いた瞬間だった。先程まで殺気を放っていた人物の気配が強くなった。
「……待っていたよ!そろそろ接触してくるんじゃないかと、思っていたんだよ…」
私の反応にやや困惑しているが、お構いなしに動きつづけ、リバイスドライバーを収納したケースとは別のケースを開く。
「君、これ使ってみる気はない?」
私が差し出したのは、リバイスドライバーとは別の、緑色のドライバーだった。