IS~10の獣と歩む者~   作:proto

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No.3 同室女子?研究できれば構わないね

2限開始直後のことだ。

「そういえば、クラス代表を決めないとな…。誰か居るか?自薦、他薦は問わんぞ?」

自薦、他薦は問わない。この言葉に嫌な予感を覚えたのは私だけではなかっただろう。

「はい!織斑くんが良いと思います!」「私はジョージくん!」「私も狩崎くんを!!」

「織斑くんに一票!」

「織斑と狩崎だな。あとは…「納得いきませんわ!!」…オルコットは自薦か?」

「…えぇ!自薦で構いませんわ!大体こういう事は実力を加味して、そこから選ぶべきなのですわ!それに、文化的に後進的な国で暮らすこと自体…」

私はその言葉を遮るように、手を叩いて立ち上がる。

「ヘイ、ガール。私はさっき発言に責任を持て、そう言ったよね?」

「うっ、それは…。」

サングラスを外しながら、詰め寄る。

「君の発言は国家代表候補生としてのものになる。それはすなわち、イギリスの言葉と同意だ。君は、無責任な君のエゴで日本に宣戦布告することになる。」

ぐうの音も出ないレベルで論破にかかる…私らしくないがね。

「さて、これ以上の発言は、自身の首を絞めていると認知したところで…織斑先生、どうやって決めます?」

「そうだな…オルコットの発言は過激とは言え、一理ある。自薦他薦された者たちで模擬戦を行う。日程は明日の放課後…このタイミングで言っておくか。織斑、明日専用機が届く。後で職員室に来い。」

「はい!」

「狩崎はどうする?」

「明日までに準備をしておきます。」

「わかった。オルコットもそれでいいな?」

「望むところですわ。」

「では、授業を始める。教科書の…」

さて、急な模擬戦か。まだ()()は使えない。もしくは…。

 

 

 

本日の授業は終わり、帰路に就こうとしたが、山田先生に呼び止められる。

「はぁ、はぁ、はぁ…すみません、狩崎くん。」

「ヘイ、ティーチャー。まずはクールダウン。はい、深呼吸して。」

そう言うと、ゆっくりと深呼吸を始める。

「それで?用件は何です?」

「えっと、部屋の用意ができたので、カギをお届けに…。」

「Really?でも、荷物は…。」

「荷物なら先程、お前の師匠を名乗る者から届いたぞ。」

「マスターから?グゥゥゥゥレイトッ!!それじゃあ、カギ確かに受け取りました。」

「あ、はい。では、気を付けて下校してくださいね。」

「それでは、失礼。…あ、同部屋は一夏?」

「いえ、別の方です…急ぎで調整したので。」

「オーライ!では。」

行き先が外から寮へと変わった。これは、研究時間が増えるぞ!

私の足取りが軽くなった。

 




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