クラス最強となった俺が二度目の転生をして、平凡(?)な学園生活を送る俺物語   作:渡月 夢幻

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この小説は前作の《クラス最弱地位の俺が異世界転生して、クラス最強になる俺物語》の続編です。ちなみにまだ前作が完成していません。マジで申し訳ないです。前作のラストの展開がどのようになるのかが記載されています。知りたくない人は読むことを控えてください。頑張って1作目を完成させるので暖かい目で見守ってください!


〜第一章 王立イーゼンダルト魔術学校〜

   〜第一章 王立イーゼンダルト魔術学校〜

 

 俺は、二回目の転生を果たした。いわゆる三度目の人生の人生を迎えた。一度目は地球でひっそりと陰キャ生活を送っていた中山翔太時代、二度目は神という得体の知れない奴らに召喚という形で魔族と戦うことになったが俺はなんやかんやあって魔族側につき人族と戦った。しかし本当の黒幕は人間ではなく神だということが分かり、俺たちは全種族と手を取り合い最高神ケラと氷河の神グレイシアを滅ぼした。そして、全ての役目を終えた俺たちは元の世界へ戻るはずだったが、俺は地球に戻るよりこっちいた方が良いという判断をしクラスのみんなには事情を伝えた。クラスのみんなは俺の判断に納得してくれた。すると、

「私もこっちの世界に残る」

と、由姫が言った。それを聞いたクラスのみんなは驚くやつもいれば、反対するやつもいた。だが、由姫の弁明を聞いて数分後全員が納得した。

 ・・・まぁ、その他にも何人かこっちの世界に残ると言って残ったやつもいる。その辺は一作目である「クラス最弱地位の俺が異世界転生して、クラス最強になる俺物語」の最終章に載っているから詳しく知りたい方は最終章を読んでくれ。 By渡月夢幻

 

というわけでここからは完結した一作目の続きとなる新たな物語である。

 魔族サイド最強の魔導士、不死の喰者シャトウという二つ名があった二度目の人生で生み出した魔法【転生魔法】により俺を含めた五人は、こっちの世界で転生を果たした。また、俺たちが転生する前に魔王ルシとルサールカを含めた魔王軍幹部達に不老不死の魔法をかけ、

「1200年後にまた会えるといいな。」

と俺は言い残し、転生魔法をかけた。

 

 

 

 〜時代は進み種族間平和共生条約が結ばれてから1200年後〜

 

 ふと俺は目を覚ました。転生が無事成功したのかと思い安堵した。とにかく、何か喋ろうと思い声を出そうとすると

「おぎゃー!おぎゃー!」

部屋の中に赤子の鳴き声が響き渡る。この産声を聞いて俺は一秒もしないうちに察した。

「まさか、俺は・・・赤ちゃんに転生している!?」

と心の中で叫んだ。自分の手を見てもやはり小さい。履いているものはオムツだけ・・・これはもう赤ちゃん確定だ。

「奥様、おめでとうございます!男子が産まれましたよ!」

と、メイドらしき人物が俺を抱えて母の元へと連れていく。俺の母親の顔を見ると、日本にいた時の女優の新〇結衣に似ていた。体つきは異世界では定番のボンキュッボンだ。

「あ〜ぅ、あぁ〜うあ〜あ!《まっ、マジかよ。母親が美人すぎる!》」、

俺は母親の手の中で手足をじたばたさせて喜んだ。

「もう、この子ったら暴れん坊なのね。よ〜し、よしよし。いい子にするんだよ〜。」

俺の母親は俺をなだめる為にゆっくりと左右に俺を動かし揺り籠の中にいるような感覚にさせた。ここで俺はひとつの疑問が頭に浮かんだ。そう、俺の親の名前はなんて言うのだろう。と。するとそこへ思い切りドアを開けてTheベテラン冒険者のようなやつが焦りながら中へ入ってきた。その様子を見て俺の母親は、

「あら、おかえりゴドウィン。」

と言ってゴドウィンという男を見つめていた。すると、ゴドウィンはこちらへと近づいて俺の顔をじっと見つめて、

「この子はお前にそっくりだな。エレニカ。」

と言ってエレニカの頬にキスした。この状況をまじかで見ていた俺は多少腹が立った(イチャイチャしているため)が、まぁ目を瞑ろうと思った。俺は一体何様のつもりなのだろうか?・・・と自問自答をしていると

「そういえば、ゴドウィン。この子の名前何にする?」

エレニカは話題を変えた。その質問を聞いたゴドウィンは少し悩んでいた。そして、

「そうだ!俺は冒険者で体を動かすことは得意だ!そして、エレニカは俺たちを包む愛情つまり心。体と心と来たら・・・」

とワクワクした雰囲気を醸し出しながらゴドウィンは続けてこういった。

「脳!つまり司令塔だ!だから、この子には頭が良くなって欲しい。うーん、そうだな・・・ブレイン!ブレイン・シャーロックなんでどうだ?」

「ブレイン、いい名前ね!私はてっきり心·技·体だと思ってケネン・シャーロックかと思ったわ。」

「確かに、心·技·体で技のケネンでもいいなぁ〜。うーん迷うなぁ。」

と両親は会話を弾ませ俺の名前を考えた・・・そしてそれから三十分程が経つと二人は息を合わせ、

「よし、やっぱりブレインだ!頭も良くなって欲しいし!」

と少々楽観的ではあるが俺の名前はブレインに決まった。すると、目の前に俺の名前とHP、魔力量、スキルが表示されていた。これは前世の鑑定者の能力が引き継がれているのかと推測しまじまじとステータスを眺めた。

 

 名前・ブレイン・シャーロック(男)

 HP:210 魔力量360 スキル 鑑定・前世能力継承によるスキル・不死・限界突破宇宙図書館《アルティメットアドミニストレータ・メーティス》・分析

 

「意外とスキルが多いな…ってか、これ俺が前世で使っていたスキルじゃねぇか?」

と自問自答する。転生時に俺の能力は全て継承されている状態。……つまり、最強からのスタートだ。前世はクラスもステータスも最弱という位置からのスタートだった。これはきっと神様のおかげだろう。と思ったが、前世の黒幕は邪神だったのでありがたいという気持ちが段々と薄れてきた。中には良い神様もいたので薄れた気持ちも少しは感謝していた。

「黒幕の邪神たちは俺がほとんど全滅の状態に追い込んだので善良な神がこの世を見守ってくれて居るといいが……」

と少しの疑念を抱きながら俺は小さな小さな手を合掌しお願いした。すると、外から大きな馬の鳴き声が聞こえた。俺の両親はこれを聞くと、

「潜在能力鑑定士のヌアザ様がいらしたか。早速お迎えしなければ……」

両親はヌアザ様と言うやつのために三人分のお茶とお茶菓子それから椅子を用意した。俺はその様子を見て、

「やべっ、このままそのヌアザってやつに俺の能力が鑑定された絶対厄介事に巻き込まれる。つまり、俺のスローライフが……」

そう、今世での俺の目標はひっそりと平和な生活を送ることだった。俺はこの状況に危機を感じ、悩みに悩んで脳みそが爆発寸前に近づいたそのさ瞬間、

「お兄ちゃん、手伝おうか?」

と、頭をよぎる。俺はこの声に懐かしさを覚えていた。そう、この声は……

「メーティス!久しぶりだな!」

と、スキル念話を使って話した。

「お兄ちゃん、最強のアドミニストレータになった私が助けてあげようか?」

と、赤ちゃんになって抵抗すらできない俺に少し皮肉を込めて込めて言った。俺は心の中で《解せぬ》と思いながらメーティスに

「頼む、ヌアザってやつにバレない程度の隠蔽を俺にかけてくれ。」

「分かったよお兄ちゃん!んじゃあかけるねぇ!」

メーティスはそう言って俺のステータスに隠蔽魔法をかけ、普通の冒険者の魔導士程度のスキル表示にした。

「ん?…待てよ、今が一般冒険者の魔道士程度の能力だとすると…親に期待されて、俺のスローライフがぁ!」

またもや心の中で喜怒哀楽豊かに発狂していると、

「こんにちは、シャーロック夫妻。今日はお招きいただきありがとうございます。」

「いえいえ、ヌアザ様。こちらこそ、こんな辺境まで訪問していただきありがとうございます。」

「いやいや、ここは王都から馬車で30分もしないところですので、決して辺境ではございませんよ。」

と、3人は軽く話をして俺がいる寝室へと向かってきた。

「やばい、やばい。おい、メーティス!俺に能力の隠蔽をもっとかけてくれ!」

「嫌ですよ。」

「えっ?なんでだよ!」

と俺とメーティスは痴話喧嘩をしていると俺の寝室の扉が開く音がした。俺は喧嘩をやめ、ドアの方を見るとそこには俺の両親とヌアザというやつが入ってきた。

「あっ、俺オワタ……」

と、念願のスローライフを諦めて俺は大人しく潜在能力鑑定を受けることにした。

「では、鑑定して行きますね。」

ヌアザは俺の額に手を当てて、俺の頭上にステータスを表示した。薄い緑色に光ったステータスを両親とヌアザがまじまじと見つめる。そして…

「嘘だろ……現時点つまり赤子の状態で一般の魔道士にも匹敵する能力を持っていますよ!」

その一言を聞いて俺の両親は全身を流れている血が逆流するぐらいの衝撃を受けた。いや、むしろ呆れるほどのレベルだった。赤子の状態で一般の魔道士と同レベルの能力を持っているというのはこの世界で指で数えられるほどしか存在しないからだ。

「しかもこのMP量がスゴすぎる……」

ヌアザは自分の口を抑えながらそう言った。その様子を見た俺の母親は、

「あの、ヌアザ様。ブレインは、異世界から召喚された勇者様と同じくらいすごい可能性があるかもしれないんですか?」

「はい、可能性は無きにしも非ずです。」

両親はまだ驚きを隠せていなかった。そして、俺の父親は俺の頬に手を当て、

「マジかよブレイン。お前が今の段階で一般の魔道士と同じレベルだとは……大人になったら上位の宮廷魔導士レベルにでもなっちまうんじゃねぇのか?」

と少し心配気味に囁いた。なんか俺悪いことしちゃったかな…と少し落ち込みながら俺の父親の様子を見て見ると、

「……つまり、ブレインが上位の宮廷魔道士になれば給料が高くなり俺たちにしっかり親孝行してくれるって言うことだな!いやぁ〜ありがてぇ〜わ。俺達も下級貴族ぐらいの金が手に入るぞぉ〜!」

とさっきまでの態度とは180°変わり将来の明るさに期待していた。全くうちの親はある意味すげぇなと俺は感心した。

「こうしちゃいられねぇ!エレニカっ!俺はギルド行って依頼こなしてブレインが学校に行くための金稼いでくる!」

と、ベテラン冒険者の父親は荷物を急いでまとめて玄関を出ていこうとした。その様子を見た母親は、

「分かったわ。ちなみにどこの魔法学校に入学させるつもりしてるの?」

「そりゃ〜もちろん!王立イーゼンダルト魔法学校だ!」

「イーセンダルト魔法学校かぁ…あなた、頑張ってねっ!」

と母親は愛くるしい表情で父親にエールを送った。

「王立イーセンダルト魔法学校…どこだ、それは?」

俺はその学校が気になってしまい、メーティスを再び呼んだ。そしてメーティスに問いかけてみるとメーティスは即座に教えてくれた。

「王立イーセンダルト魔法学校っていうのは前世の私たちが拠点としていた魔族領の中央都市ベルセリオンに建てられた魔法学校だよ。ちなみにそこからは魔法に関するエリート達が排出されてる超名門学校だよ!」

「なるほど…つまり、日本でいう東京大学みたいなところか。」

「トーキョー大学?」

「いや、なんでもない。こっちの話だ。」

俺はそう言って話を中断した。俺は将来王立イーセンダルト魔法学校に行くのかと少し憂鬱になりながらも久しぶりの学園生活にワクワクしていた。前々世は学校には通っていたがそこまで楽しいわけではなかったからだ。今世は学園生活をしっかり楽しもうと固く心に決意した。そのためには前世の力をできる限り使わないようにしなければ……

 

 

 あれから、13年が経ちようやく王立イーセンダルト魔法学校へ入学できる年になった。

「父さん、俺はイーセンダルトでしっかり魔法を学んでくるよ!」

と父親に心配させない為にも笑顔で告げた。

「ブレイン、お前なら大丈夫だ。しっかり勉強してこいよ!あと美人の彼女が出来たら一番に俺の所へ連れてこいよ。」

と、父親は俺にウィンクした。俺は顔を赤くして、

「かっ、彼女なんてそう簡単に作れないよ!」

と辺りに響くような大きな声で父親に言い、家の玄関まで走っていった。すると、玄関のドアが開き、

「あら、ブレイン。学校行ったら一番に彼女を作るの?」

と母親がからかってきた。俺はまたまた顔を赤くした。俺はこの赤くなった顔ををどうにかしなければと思い庭中を走り回った。

「にぃちゃん、何してんの?」

母親が立っている玄関の奥から飴玉をくわえながら、10歳の男の子が出てきた。こいつは俺の弟のガイアス・シャーロックだ。ガイアスは結構冷静な男で特に武術を得意としている。多分これはベテラン冒険者の父親の影響だろう。すると、身支度と遠征するための荷物の準備を整えた12歳の少女がこちらへ近づいてきて、

「お兄ちゃんたち、何してるの?」

「いや、なんでもないよメーティス。」

俺はメーティスにそう答えた。ここで、なぜメーティスが俺たちの家族なのかを説明しよう。俺はメーティスを魔力で人間の形にできるのは知っているだろう。だが、その方法で召喚されると親も色々厄介に感じるだろうと思い、俺はバイトなどで貯めた金で奴隷を買いに行くと言い、街に出て行くふりをしてメーティスを俺の魔力で具現化した。そして、奴隷商人から買ったと家族に偽った。そして俺は両親に何度も何度も頼み込み血縁上の妹という扱いにしてもらった。もちろんこの事は実の弟であるガイアスは知らない。

「メーティスもブレインも1週間後の入学試験頑張るんだよ。家族全員で応援してるからね!」

母親は俺たちを激励した。俺とメーティスは1週間後、王立イーセンダルト魔法学校の入学試験を受けることになった。場所はもちろん、ベルセリオンにあるイーセンダルト魔法学校だ。俺たちが住んでいる場所から3日あれば到着する。

「にぃちゃんたち頑張って合格してね!俺は来年、マルドゥーク騎士学校に合格出来るように頑張るから!」

「もちろんだ!」

俺は胸にどんと手を叩き、心配ないぞとアピールした。するとゴーンゴーンと12時を伝える鐘の音がした。俺はそれを聞いて、

「じゃあ父さん、母さん、ガイアス。俺たちそろそろ行ってくるね。」

「おう、頑張れよ!」

父親はそう言って小さなバッジみたいなものを2つ、俺たちに向けて投げた。俺たちはキャッチして手の中にあるバッジのようなものを見た。

「これは何?」

俺はすかさず父親に聞く。

「それはお前たちの旅路と合格を願ったお守りだ。俺とエレニカで作ったんだ。大切にしろよ?」

「もちろんよ、父さん。……んじゃ行ってきます!」

父親から貰ったお守りを握りしめ、俺とメーティスは家を出た。後ろを振り返ると、

「しっかりねぇ〜!」

「頑張ってこいよ〜!」

と父親と母親とガイアス声援を送りなら大きく手を振っていた。

 

 

 家を出てから30分ほどが経ち、俺たちは人目のつかない大きな森林に差し掛かった。

「メーティス、そろそろあれ使うか。」

「そうだね、お兄ちゃん。」

と軽く会話を済ませると俺は、《ゲート》と唱え俺たちの目の前に空間と空間を繋げための扉を生成した。

「うーん…前世の魔力量にはだいぶ近づいたな…」

と俺は独り言を呟き2人でそのゲートをくぐった。すると目の前には中央都市ベルセリオンを一望できる丘についた。その丘はベルセリオンから700mほど離れた場所にある。さすがにゲートで街中に現れると不審に思われるからだ。

「なんか久しぶりな感じがするな、メーティス。」

「だね、お兄ちゃん。ルシ様達は今何してるかな?」

「確かに、あれから1200年ぐらい経ったから検討もつかないな…あいつら何してるかな?…」

 

 

 

         

   第一章 王立イーゼンダルト魔術学校  ー完ー

 

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