女神様の御心のままに   作:テポドン

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 投稿が遅くなってしまい大変申し訳ございません。

 言い訳でしかないのですが、仕事の影響と今回の5話作りが難しく、結果遅くなってしまいました。

 なのでこれまでの話よりも内容がガタガタかも知れません。お手数ではありますが、ご指摘いただけると幸いです。
 即とまではいきませんが、出来る限り素早く加筆、修正を行います。


 最後となりましたが感想、評価を下さった皆様。
 また、お気に入り登録をして下さった皆様。

 ありがとうございます。

 非常に励みになりました。
 次話の投稿を出来る限り早く行い、期待に応えられるような話を作るよう努力して参ります。


5話 決戦前

 

 団員たちに怒られた後━━━

 

 俺たち冒険者が負けたせいだろう。

 あちこちで闇派閥(イヴィルス)が小隊を組んで襲撃してくる。

 一人一人の実力は大したことない。だが、烏合の衆とは言えない。

 

 奴等には明確な目的がある。

 オラリオの市民、冒険者たちに『嫌がらせ』をするためだけに行動している。

 厄介で仕方がない。

 人が嫌がることをさせたら本当に一級品だ。

 

 今も敵小隊を潰しては、次の小隊へと、あちこち移動して回っている。

 あちこちで剣戟の音が聞こえる。

 烏合の衆ではないが、雑兵の集まり。強者などいない……。

 

 いないと思っていたが、幹部を含めた闇派閥(イヴィルス)そして、一介の冒険者では出すことが出来ない剣戟の音が聞こえてきた。

 

 もしやすると相手側に把握してない強者がいたのかもしれない。

 

 不味い。と思い駆け出す。

 そして視界に入ったのは。【フレイヤファミリア】団長オッタルと、これまた【フレイヤファミリア】の女神の戦車(ヴァナ・フレイア)ことアレン君とその他【フレイヤファミリア】の有名どころがずらりと揃っている。。

 

 こいつらはこの緊急事態に何をやっているんだ?

 

 理解が出来ない。

 お前の経験値(エクセリア)を寄越せとか物騒極まりない。

 何よりも理解できないのはオッタルがアレン君に一方的にやられてることだ。

 

 と言うかオッタル。

 ザルドさんに負けたのか……

 あの弱っている状態のザルドさんに……

 

 俺、自分の為にそれなりに治してしまったぞ……

 

 ━━━━ごめん。

 心の中で謝った。

 

 むさ苦しい男たちの友情みたいなものを見てしまった…

 目の保養をしなければならない。

 

 アストレア様の御尊顔を拝謁しなければならない。

 そうと決まれば即行動だ。アストレア様は怪我人収容所(キャンプ)にいらっしゃられるはず。

 

 現在オラリオにはいくつもの怪我人収容所(キャンプ)があるが、直感(かん)でどこに向かえば良いかわかる。 

 では、向かおう。

 

━━━━━いらっしゃった。

 一発である。愛故になせる技である。

 しかし先客がいたようで話をしていらっしゃる。

 

 衣服から察するに女ギルド職員と金髪のエルフの男。

 横顔からでもわかる。悲しまれていらっしゃる。忠臣として払拭せねばならない。

 

「アストレア様お疲れ様でございます。

 何か問題が発生したのでしょうか?」

 

「テオ……剣を貸してくれないかしら?」

 

「剣でございますか?失礼ながら何にお使いになられるかを教えていただけますでしょうか?

 それにアストレア様御自ら手を下さらなくても私に命令くだされば、私が御身の剣となります。」

 

「体内に埋まった爆弾の破片のせいで、金属毒(どく)が回りきってしまうの……治療師(ヒーラー)を待っていては、もう間に合わないわ……」

 

 とても悲しそうな表情をするアストレア様。

 お力にならねばならない。

 

「そういうことでしたら私にお任せください。治療師(ヒーラー)ではございませんが、真似事みたいな物は私にも出来ます故。」

 

 患者たちの前に立つ。

 脚を落とされてしまう。そう思ったのだろう。

 口々に足を落とすのは止めて欲しい。女神様の力で治せないのかと言う。

 

「アストレア様の御力は行使できない。神の力を使うと人類の破滅に繋がる。」

 

「アストレア様の御力は行使できないが、治療師(ヒーラー)の真似事で皆を治そう。」

 

「━━━━【星乙女の天秤(アストライア)】」

「体内の金属片、並びにその毒素を没収する。」

 

「【消滅】付与魔法(エンチャント)

 

 昨夜、途轍もない病毒を体験しているため金属片ごときでは何とも思わなくなってしまった。

 ついでにポーションを掛ける

 

「どうだろうか?

 金属片と毒は除去して傷口はポーションで塞いだ。

 もう痛みはないと思うが。」

 

 「「「本当だ!ありがとう冒険者様!」」」

 

「礼はアストレア様にお伝えするといい。

 アストレア様あっての俺だ。アストレア様がいたからこそ君たちは助かったのだ。

 さあ、お伝えしてきなさい。」

 

「「「アストレア様!!ありがとう!」」」

 

「違う!ありがとう『ございました』だ!」

 

 ひっという声が上がる。不味い。非常に不味い。これはお叱りをいただいてします。

 

「テオ、怯えさせてはいけません。謝罪なさい。」 

 

「…は。出すぎた真似を致しました。申し訳ございません。皆さん、申し訳ございません。」

 

「だけどテオ。ありがとう貴方のお陰で一生残る傷を負わせないで済んだわ。」

 

「恐縮でございます。

 アストレア様、私にも御身の力になれることがあるやも知れません。少しの間お側に仕えさせていただいてもよろしいでしょうか?」

 

「嬉しいけれど、街は大丈夫なの?」

 

「はい。アストレア様の御前に参る前に、幾つかの闇派閥(イヴィルス)の襲撃はありましたが、目につく限りは撃退済みでございます。」

 

「道中、【ロキファミリア】を見かけました。現状動いている『嫌がらせ』をする程度の者達では彼等を出し抜くことは出来ないかと。」

 

「そう…わかったわ。それでは力を借りても良いかしら?」

 

「はい。勿論でございます。」

 

「ありがとう。それとテオ?」

 

「はい。」

 

「……痛みに慣れ過ぎては駄目よ?いつか壊れてしまう。

 それに私も、アリーゼ達も貴方のことが好きなの。苦しむ貴方を見るのは辛いわ。」

 

「身に余るお言葉、ありがとうございます。」

 

 

━━━━怪我人収容所(キャンプ)を去り、拠点へ向かった。

 

 拠点へ戻るとアリーゼがいた。

 顔色が悪い。あの明るいアリーゼ何かに迷っているような表情をしている。

 

 アストレア様のどうして欲しいか問うと、胸を貸して欲しいとのことだ。

 けしからん。だが、仕方ない俺は席を外そう。

 

「アストレア様、私は外で待機しております。

 アリーゼをよろしくお願い致します。」

 

 続々と【ファミリア】の皆が帰ってくる。

 帰ってきていないのは、輝夜、ライラ、リューだ。

 

 そして輝夜とライラが帰ってきた。

 ━━━━━怪我をして。

 

「何があった?誰にやられた?」

 頭に血が上る。

 

 邪神エレボスと一緒にいたアルフィアさんにやられたとのことだ。

 そして邪神エレボスはリューのことをおもちゃにするつもりだと言う。

 

 リューはここのところ精神的に不安定だった。

 原因は邪神エレボスなのだろう。そして今回で止めを刺すつもりなのだろう。

 

 事態は急を要する。

 アリーゼはまだ部屋に籠っている。それを出てくるよう急かす輝夜たち。

 場所は北西、闇派閥(イヴィルス)もそこにいる。

 

「俺は先に行って道を作っておく。

 輝夜たちには悪いがアリーゼのことは任せ……」

 

 ドアが大きな音を立てて開く。

 アリーゼが出てきた。

 

 どうやら答えが出たらしい。

 女性陣が騒ぐ。女三人寄れば姦しいと言うが、10人も寄ると途轍もない。

 だが、【ファミリア】が纏まっていくのを感じる。

 きっともう折れないだろう。この【ファミリア】は強くなる。

 

 離れたところでその光景を眺める。寂しいような、嬉しいようなよくわからない感情が押し寄せる。

 だが、悪いものじゃない。

 

 と、達観していたが時間無いんだよな?

 不味いのではないか?

 

「団長!ボサッとしてないで行くわよ!」

 

 俺が悪いのか……

 

「失礼致しました。副団長殿。

 では、行くか。

 最短距離で突破する!振りきられるなよ?」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 ━━━━━リューを発見した。が、アルフィアさんの気配を少し離れたところで感じる。

 

「アリーゼ!こっちは任せても良いか?

 俺はちょっと団員に手を出されたお礼をしてくる。」

 

「任せて!」

 

 俺だけ方向転換し、アルフィアさんの元へ向かう。

 向かう前に走るアストレアファミリアの面々の方へ向く。

 

「お前たちの力を見せつけてやれ!お前たちは強い!やってやれ【アストレアファミリア】!」

 

 さて、俺もやるか。

 ━━━━アルフィアさん。貴女はうちの団員に手を出した。俺は身勝手な偽善者だ。うちの子以外に手を出したならとやかくは言わないが、今回は看過できない。

 

 だから━━━━貴女を打倒しよう。

 

 

 アルフィアさんの元へ到着した。

 【ロキファミリア】のリヴェリアさんとちびっ子がボロボロにされている。

 

 二人には退いてもらおう。ここからは俺が相手をする。

 

「リヴェリアさん、ちょっと退いてもらっていいですか?この人にお礼をしなきゃならないんです。

 アルフィアさんもいいですよね?」

 

「小僧昨夜ぶりだな?一方的にやられて心が折れたかと思ったが杞憂だったようだな?」

 

「ええ。お陰様で優しく撫でていただいたので気持ちの良い朝を迎えることが出来ました。

 それはそうと、アルフィアさん。うちの団員に手を出しましたね?」

 

「ふむ。どうだっただろうか?冒険者など何人も倒した。顔など覚えおらん。」

 

「いえ、覚えていなくても結構です。これは私怨なので今日は俺がアルフィアさんのことを撫でてあげます。」

 

「言うではないか━━ッ!?」

 

「よく避けましたね?姿が【消滅】した不可視の槍なのに」

 

「見えずとも音でわかる。」

 

「なるほど……では次からは音も【消滅()】すとします。」

 

 距離を消滅()して槍で刺す。

 対象との間に遮蔽物等がない場合に出来る奥の手の一つ。所謂、瞬間移動である。

 

 身体をひねり躱すアルフィア。

 追撃をかける。

 

 

福音(ゴスペル)

 

 すかさず自身の超短文魔法を放つが、霧散する。

 

「すみません。今の俺に身体から離れたもの。要は魔法や飛び道具は一切効きません。俺を倒すのなら同等以上の存在が剣戟を当てなければ倒せません。」

 

「この戦法は滅多なことでは使わないんですけどね。今日は怒ってますので、付き合っていただきます。

 今更ですけど、反則だなんて言わないで下さいね?」

 

「随分と饒舌だな。勝てると思って傲ったか?」

 

「いえ、と言うより勝つつもりはありません。

 反省してもらうだけです。

 俺じゃなくて団員に手を出したことを。」

 

 ━━━━正直、アルフィアさんが武器を持っていなくて良かったと思っている。

 今は拳打のみで攻撃を仕掛けて来ているが、あの細腕ではレベル差があれど鎧を纏っている俺に入るダメージは微々たる物だ。

 

 倒れている冒険者の武器を拾って使えばこの状況も変わるだろうに…

 手加減をしているつもりなのだろうか?

 何はともあれ、ありがとう【超硬金属(アダマンタイト)】の鎧。

 

「アルフィアさん。何となくなんですけど決戦が近い気がします。決着はその時につけましょう。」

 

 アリーゼ達が勝ったのだろう。北西方面から歓声が上がっている。

 団長として勝利を祝ってやらねばならない。

 

「では、アルフィアさん。

 またお会いしましょう。反省して下さいね?

 

 

~~アイズ side~~

 

 リヴェリアと一緒に戦っていたら、白ずくめの男が降ってきた。

 

 「闇派閥(イヴィルス)?」

 

 リヴェリアから違うと言われた。

 魔導師に対して絶対の優位性?を持つ都市最強の魔導師の一人らしい。

 

 力のオッタル、魔のテオらしい。

 だが、力に関してもオッタルに引けを取らないらしい。

 

 難しいことはわからない。

 だけど戦う姿を見ればわかる。まだ話をしていて戦ってない。

 早く始めないのかな?

 

 と思ったら敵が身体を逸らした。それと同時に後ろの壁が丸く抉れた。

 

 何が起きたのかわからないけど攻撃をしたんだ。

 突然目の前に出てきたり、私たちをボロボロにした魔法を受けても何もなかったかのように次の攻撃に移る。

 

「ねえ、リヴェリア。テオって人の回りに光の粒が浮かんでるよ。あれなに?」

 

「ああ、奴が付与魔法(エンチャント)をしているときに魔法を当てると光の粒子となって消えていくんだ。

 間違ってもあの状態の奴に触ろうとするなよ?触ったところからたちまち、光となって消えてしまうからな」

 

「…でも敵消えてない。」

 

「あれは自身よりもレベルが高いものは消せないみたいだ。けど低いものは消えてしまう。」

 

「あの人のレベルは?」

 

「レベル6だ。」

 

「じゃあ、リヴェリアも消えちゃうの?」

 

「…ああ。」

 

 すごい魔法だ。槍の使い方もフィンより巧い。そして強い。

 

 そして、とうとう敵のことを追い詰めてしまった。

 けど殺すわけでも、捕まえるわけでもなくまた会いましょうと言ってどこかへ行ってしまった。

 

「アイズ。アルフィアも何処かへ消えた。今日の戦闘はもう終わりだ。

 拠点へ帰ろう。」

 

「うん。」

 

~~アイズ side out~~

 

 北西での一戦を終えて、神ヘルメスが持ってきた食糧を市民たちに振る舞った。

 神ヘルメス。

 

 次あの男神(おがみ)の顔を見かけたら天に還そう。

 

 あろうことかアストレア様に膝枕、頭を撫でるよう催促。許されることではない。

 

 ……それはそうとフィンさんから夜、ギルド前に集合するよう言われた。

 決戦を行うと言ってたが、その情報共有だろう。

 

 

 ━━━夜になった。

 

 フィンさんが口火を切る。

 敵の真の狙いが明らかになった━━━。

 

 話の内容としては大抗争の日に、大最悪(モンスター)を召喚。地上に向かって来ていて、それを地上に放つのが闇派閥(イヴィルス)の目的。

 

 オッタルがザルドさんの相手、俺がアルフィアさんの相手。

 

 【ロキファミリア】の数名と【アストレアファミリア】でその大最悪(モンスター)を排除。

 そしてそのモンスターの力は深層の迷宮の孤王(モンスターレックス)と同等かそれ以上。

 

 最後にフィンさんが冒険者たちを負けたままで終われるのかだの、お前たちは敗者だ。負け犬だ。と煽ってきて何故か冒険者達が奮起した。

 

 これが男神(おがみ)達が言っていた『どえむ』と言うやつなのだろう。

 

 だが、面白いな。いい経験値(エクセリア)になりそうだ。

 アルフィアさんも大最悪(モンスター)も両方貰ってしまおう。

 

 『決戦』の日が楽しみだ。

 





 いかがだったでしょうか?

 前書きにも記載したのですが、内容がガタガタではなかったでしょうか?

 次話くらいからの構想はあったのですが、今回の5話は本当に難しかった。
 文才の無さと言うものを恨みすらしました。

 いつも以上にお堅く、卑屈な感じの前後書きになってしまい申し訳ありません。

主人公はチートと言っても過言ではないか?

  • チートである。やり過ぎなくらい。
  • チートではある。だか、まだいける。
  • 足りない。アストレア様を不幸にするのか?
  • レベル1。
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