闇に生き光に奉仕する男の話   作:ダレン シャン

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短いですが、いつも通り暇潰し程度に読んでみてください。


極めて危険で難しい任務の話

 

私の名前は錦木千束。

今までに数多の危険な任務をこなしてきたファーストリコリスだ。

ここでいきなりだが話しをしよう。

あれは今から3年前………いや、10年前だったか。

まぁいい、私にとってはつい昨日の出来事だが……。

 

私は昨日、ハチの家に泊まった。

彼は昔からの眠りが浅く、話しかければ直ぐに起きるし、ほんの僅かな物音でも目を覚ます。

昔はもっとひどかった。流入現象のせいであまり睡眠は取れず、良くなったらと思ったら、片目を開けて眠っていたりもした。

何故そんなことをするのかと聞いたみたことがあるが本人曰く、クセのようなものだと言っていた。

先生にも聞いてみたところ、半球睡眠というらしい。

主に野生動物が行う睡眠方法で寝ている間に天敵の動物に襲われるのを防ぐために片目を開けて片方の脳半球に寝ずの番をさせながら、他方の脳半球を眠らせる。

簡単に言ってしまえば半分寝て、半分起きているということだ。

 

私は当時のハチにしっかり睡眠を取ってほしかったのでちゃんと寝るときはしっかりと両目を閉じて寝るように促した。

そのかいもあり、今ではちゃんと自分の家で寝るときは両目を閉じて寝ている。しかし、物音を立てるとすぐに起きてしまうのは変わらずだが…。

 

現在、私はハチの部屋の前に立っている。

時刻は午前4時ジャスト。ハチは毎日必ず朝食の準備をするため午前5時半から6時の間に起きる。

時間はあまりない。早速任務を開始しよう。

 

そう、今回の私の任務とは………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハチ(彼氏)の寝顔を観察すること!!!

写真が撮れればなおよし!!!

 

 

 

 

…………………。

 

おぉっと~、お巡りさんは呼ばないでくれよ。

これは盗撮じゃない。盗撮なんかじゃない!断じて違う!!

そ、そもそもハチとは恋人同士だしぃ~、私が私の彼氏の写真を持っててもおかしくないじゃん!

まぁ、そんな早まりなさんなって。まずは、話し合おうじゃないか。その手に持っているスマホを置きなさい。

 

…………すいません。冗談です。お願いですから通報だけはしないでください。後で、先生や楠木さんに怒られるのが火を見るより明らかなんで。お願いします、私の話しを聞いてください。

 

そもそもの話し、ハチが悪いんです。

ハチがいつも私より早く起きるからちゃんと彼の寝顔を見たことがないんです。まぁ、彼が早く起きるのは私の分の朝食を作るから私より早く起きるんですけどね。

自業自得だろって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも!私は!見たいんですよ!!ハチの!私の彼氏の!!寝顔を!!!

 

 

 

………コホン、ちょっと熱くなりすぎちゃいましたね。ごめんなさい。

 

話しを戻しましょう。

私はハチの寝顔が見たい。だから、今から彼の寝ている部屋へ侵入する。

分かっているとは思うがこれはとても危険な任務だ。

勝手に部屋へ侵入したことがバレたら出禁ということもあり得る。そして、ハチは少しの物音でも起きてしまう。

もう一度言おう。これは大変、危険な任務だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

…………私は誰に何を言ってるんだろう?

 

私は少しだけ緩んでしまった気を締め直し、意を決してハチの部屋のドアノブに手を掛ける。

 

「よし、ミッションスタート。」

 

ドアノブがガチャリと音がならないようにゆっくりとドアを開ける。

予想通り、ハチはまだ部屋の隅にあるベッドで寝ている。毛布が規則的に上下に動いているため問題なし。

 

実際、私がドアを開けた瞬間ハチが起きていても、『サプライズで起こそうと思ったのに~☆』とでも誤魔化せばミッション自体は失敗に終わるが最悪の展開(出禁)は免れる。

 

私は今までに培った技術を総動員してハチが眠っているベッドへ近づく。

しかし、ハチは私がいる場所と反対側を向いて眠ってしまっているため肝心の寝顔が見えない。

スマホの内カメラを利用すれば寝顔が見れるのではと思い、ポケットからスマホを取り出そうとした瞬間………。

 

「んん…。」

 

「!!!」

 

ハチがこちらを向いた。

バレたと思った。しかし、隠れる場所もないため何も出来ずにいたが、どうやら体の向きを変えただけのようだ。ハチはまだ起きていない。

 

「び、びっくりしたぁ~。終わったかと思ったぁ。」

 

だが、神は私を見放さなかった。こちらを向いたということは好きなだけハチの寝顔を見れる……と…、いうこ……と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁ!!!ん可愛いいぃぃぃ!!!!

 

 

え?やばいやばい。これマジでヤバイ。これハチ?これが私の彼氏ってマジ?!?!マズいんだけど!ヤバイんだけど!!

無理むりムリ無理ぃ~!いつもの凛々しい顔と違ってあどけないというか幼くて可愛いいんだけど!!もうヤバイってぇ~。というか鎖骨えっろ!はぁ~、首筋ぃ~。甘噛みしてもいいですか?!……いや、落ち着け私!そんなことしたら確実にハチが起きる!

 

「はっ、写真!」

 

私はスマホを構えてハチの寝顔を撮る。

音で起こさないようにもちろん無音カメラで時間が許す限り撮影する。

それから私は音を立てないようにハチの部屋から撤退し、扉を閉めてから撮影した画像を確認する。

しっかり撮れていることを確認してからスマホをしまい自分の部屋へ入る。

 

「ふぅ、ミッションコンプリート。」

 

______

 

千束が完全にいなくなったのを感じてから両目を開ける。

 

「…………なんだったんだ?」

 

 

 

 

 

 





オリ主君は千束ちゃんが部屋に入ってきて直ぐに気付いていましたが自分に何をされるのか分からず寝たふりをしていました。


図鑑埋めてから今日だけで色違いポケモンを2体入手しました。
俺の運がいいだけなのか?
こんなに簡単でいいのか!?ゲーフリ!

※剣盾では色エンニュートを孵化厳選していた俺は廃人なのでしょうか?
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