侍は衰退しました   作:オゼル

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今回は銀魂のあの方が登場します。


第九訓

私「………秋ももう終わりですね」

 

私は事務所の窓から見える空を見ながらそう呟き残りの紅茶を飲み干します

 

Y「どうしたんだ相棒、急にそんな事言い出して」

 

Yはテーブルに置いてあるクッキーを齧りながら私に目を向けます

 

事務所には今、私とYと勝さんしかいません助手さんと中田さん達は依頼で逃げたペットの捜索に出ていて勝さんは事務所内の仮眠室で昼寝中です。

 

私「いえ、ただ11月も半月過ぎたんだなとふと思いまして」

 

Y「そうだな後一ヶ月と少しで今年も終わりだもんな」

 

私「あっとゆうまですよね一年なんて」

 

Y「しかし、所長はまだ起きないのか?」

 

私「勝さんが寝てからまだ1時間ですよ」

 

Y「そうだけどな、幾らひまでも営業中に昼寝はないだろ昼寝は」

 

私「良いじゃないですか今月の事務所の売り上げは黒字になりそうなんですし」

 

Y「まぁ、そうだが」

 

ピンポーン

 

事務所のインターホンがなります、どうやらお客さんの様です

 

私「あっ、ちょっと待っててくださいY、勝さんを起こしに行ってください」

 

Y「了解」

 

私「はーい、今開けます」

 

私は事務所のドアに向かいドアを開けました……今思えば、居留守を使えば良かったと今でも後悔しています

 

私「ようこそ、とう探偵事務所……へ……」

 

屁怒絽「どうも、始めまして私、花屋を営んでおります……屁怒絽です」

 

そこには鬼の様な……と言うより鬼の顔をした天人さんがドアの前に仁王立ちして立っていました

 

勝「ええぇ……っと、屁怒絽さんでしたよね……」

 

今、事務所にはソファに座っている依頼主の屁怒絽さんと向かいのソファに座っている勝さん、そして私とYはそこから離れて給湯室にいます

 

ここからは私とYの小声での会話です

 

Y(おい!相棒、あれはなんだ?)

 

私(花屋をやっている屁怒絽さんです……)

 

Y(あれが花屋の顔か!?どう考えても地球侵略しにきた顔だろ!何で帰らせなかったんだ!!)

 

私(無茶言わないで下さいよ!そんな事言ったら殺されちゃうじゃないですか!)

 

Y(だからってな!……しかし所長は大丈夫なのか?)

 

私(大丈夫です、勝さんなら、所長ならできます)

 

勝「おっほん!……屁怒絽さん、それで依頼の内容は?」

 

屁怒絽「はい、実は私、地球に来てからもう数年たっているんですか、親しい人達が万事屋さん達しか、いないんです」

 

勝「はっ、はぁ……それで」

 

屁怒絽「はい、万事屋さん達以外の歌舞伎町の人達にも友好関係を築きたいと思い、この事務所に来たのです」

 

勝「………しかし、私達は万事屋の様に何でも出来る分けではありませんし……それだったら、万事屋の銀時達に頼めばいいのでは?」

 

屁怒絽「いえ、あの人達に頼りきりでは万事屋さん達に迷惑が掛かってしまいます、無理を承知でどうか力を貸して下さい」

 

屁怒絽さんはそう言って頭を下げます、これ断ったら絶対、後が怖いですよ

 

勝「…………分かりました、計画はこちらの方で立てますから後日、改めて連絡します」

 

屁怒絽「そうですかありがとうございます!……それではこれが私の店の電話番号です、決まったらすぐ連絡を入れてください」

 

そう言って屁怒絽さんは背筋が凍るような笑顔で事務所を出て行きました

 

勝「……………」

 

どてっ

 

勝さんは屁怒絽さんがいなくなると力が抜けてソファから滑り落ちてしまいました

 

私「大丈夫ですか勝さん?」

 

勝「大丈夫だ……少し、彼の迫力に押されてな」

 

Y「けどどうするんだ?あんな約束して」

 

勝「何とか考慮するさ、どんなにやばい奴の依頼でも受けた依頼は完遂させる、それが家の事務所のポリシーだ……すぐに計画を練るぞ」

 

私「はい」

 

Y「しかたないか」

 

その日から屁怒絽さんの依頼を受けた私達は二日掛けてある計画を作りました

 

勝「出来た……これで何とか出来る」

 

私「成功確率は50%、まさに五分五分の賭けですね」

 

勝「だがやるしかない、Yすぐに屁怒絽に電話だ」

 

Y「了解だ」

 

勝「……プロジェクトH、始動だ」

 

その夜 歌舞伎町 スナックすまいる

 

そこでホステスをしている志村 妙と万事屋の面々、九兵衛と月詠、さっちゃんと桂、エリザベスとマダオが一つのテーブルに座っている

 

銀時「でっ……何で俺達がここにいるの?」

 

妙「さぁ、ただ店長が今日くる上玉のお客さんが銀さん達を連れてきてくれって言ってたとしか……」

 

九兵衛「僕は妙ちゃんの隣にいるだけで良い」

 

マダオ「俺もただ飯とただ酒が飲めるなら十分だけど」

 

新八「けど月詠さんや九兵衛さん達 女性人はともかく、何で僕や銀さん、桂さんが呼ばれたのかな?」

 

銀時「その上玉の客って奴に聞けば良いだろ、ってかその上玉の客はまだ来ないのもう一時間以上経ってるんだけど」

 

桂「まったく、けしからん人を呼んでおいて自分が遅れてくるなど武士の風上にも置けん男だ」

 

新八「確かに、幾ら何でも遅すぎるわね……」

 

そんな事を銀時達が話していると

 

ボーイ「いっ、一名様、ごっ、ごごご案内ぃぃぃ!!」

 

ボーイが怯えた顔でそう叫び

 

銀時・他「「「「「?」」」」」

 

銀時達が入り口に目を向けると

 

屁怒絽「いやぁ〜緊張するなぁ〜僕こんな店始めてだからなぁ」

 

銀時(屁……)

 

銀時・新八・神楽(屁怒絽ぉぉ!!)

 

銀時、新八、神楽は突然の屁怒絽の来襲に恐怖する

 

月詠「なっ、なんじゃあのプレデターは……」

 

桂「おっ、おい銀時、お前の知り合いか?」

 

お妙達も屁怒絽の姿を見て恐怖する

 

さっちゃん「ちょっと、あの人、こっち見てない?こっちガン見してない?」

 

マダオ「ひょっとして上玉の客って……」

 

銀時「んなわけねぇだろ!屁怒絽がこんな所に来るはずねえよ!あれは唯の幻想だよ幻想!」

 

新八「いや、でも屁怒絽さんこっちに近づいてくるんですけど、僕達の方見たまま近づいてくるんですけど」

 

そして屁怒絽は銀時達が座っている席の前で立ち止まる

 

屁怒絽「お待たせしてすみません、さぁパーティーを始めましょう」

 

屁怒絽はニコリと銀時達に微笑んだ

 

スナックすまいるの近くの駐車場に止まっているパソコンや通信機器の機材などを詰め込んであるワゴン車に勝達は乗っていた

 

勝「屁怒絽さん、聞こえますか?」

 

屁怒絽「はい、聞こえますよ」

 

勝「とりあえず、銀時達に理由等を説明してやって下さい」

 

屁怒絽「はい…」

 

屁怒絽は銀時達に目を向けると

 

屁怒絽「皆さん、突然お呼びして申し訳ありません」

 

銀時「いっ、いえ別に…俺らはぜんぜん、気にしてませんけど、屁怒絽さん、何で俺達を呼んだんですか?」

 

屁怒絽「あっ、はい実は僕なりに歌舞伎町の皆さん達と親睦を深め合おうと思って万事屋さんや万事屋さんと親しい人達を集めてここでパーティーなんかを開こうかなと思ったんですが……」

 

銀時(パーティー?……パーティーってなんのパーティー?)

 

銀時の脳裏に屁怒絽が血まみれで自分達を襲っている絵が流れてきた

 

銀時(おいぃぃぃ…どうすんだ?ちょう帰りたいんだけど、帰っちゃ駄目なの?帰っちゃ駄目なのかな!?)

 

新八(駄目に決まってるでしょ!もしここで帰るなんて言ったら何されるか分かりませんよ!)

 

屁怒絽「あの、万事屋さん」

 

銀時「はっ、はい!なんでしょうか!?」

 

屁怒絽「とりあえず、まずは乾杯しましょう……遅れたのにずうずうしいとは思いますが中央の席、宜しいでしょうか?」

 

妙「はっ、はい!どうぞ!」

 

屁怒絽はそう言って銀時と妙の真ん中に座る

 

座ってる席順はこう

  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  |九兵衛  お妙  屁怒絽  銀時  さっちゃん|

  |                       |

  |マダオ   |――――――――――――――――― |  新八 |

  |      |           |     |

  |エリザベス |           |   神楽|

  |      |           |     |

  |桂     |           |   月詠|

  ――       ―――――――――――――――――     ――

 

屁怒絽「それじゃあ皆さん、グラスを持ってください」

 

ガタガタガタガタガタガタ

 

銀時達は震える手で飲み物が入ったグラスを持つ

 

屁怒絽「乾杯」

 

カンッ

 

そして恐怖の宴が幕を開ける

 




ps やはりキャラが誰が話してるのか分かりにくいので名前を加えました。

この作品では銀魂キャラ、特に銀時以外のキャラがひどい目によくあいます。
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