扉を開き、入った中は中サイズの会議室くらいの部屋で奥に祭壇があり、女神像が置かれているのが見える。俺達が入ると同時に中に居た信者と思われる人達の視線が一斉にこちらを向く。
最初入って来たのが男三人と気づくと信者達は残念そうな顔で下を向く者もいたが、遅れて俺を連れ出そうと入って来たミクを見た途端……場は一転、大盛況、大喝采へと変わる事となった。
「め……女神様じゃあ…………」
「女神様が御降臨なされたぁ!?」
「ほ、本物がついに我らが教団に……ウッ、ウウッ……」
「女神様……女神様万歳!」
「「「「「!!女神様万歳!!」」」」」
いざ足を踏み込んでしまった事に後悔しても手遅れな状況に笑顔を引つらせ、鳴り止まぬ女神コールにミクのメンタルは激しい勢いで削られていく。
「者共、静まるのじゃ!」
教祖たるギルドマスターの一喝により信者達が一旦静けさを取り戻すが、信者達の息は荒く、嗚咽する声も聞こえる。
「さぁ、ミク様。どうかあなたの信者達へお言葉を授けて下さい」
「…………今すぐ解散するか、DELETEされるか選んで下さい★ あっ、カイトは暫く目と耳を閉じといて貰えますか★」
「イエス、マム!」
今のミクには逆らえない……そう察したカイトはそっと瞳を閉じ、両手で耳を塞いだ。
「お祈りは済みましたか? 残っている方はDELETE希望でオーケー?…………センメツ★」
何も聞こえない。僕には何も聴こえない。
男共の野太い悲鳴やミクの笑い声(狂喜地味た)なんてキコエナイ…………
「アハハハハハァーー!♪★」
瞳を閉じ、耳を塞いだ状態でどれくらい経っただろう? あたりは静けさを取り戻し、暗闇の中、独り取り残された様な感覚に蝕まれる。
「お待たせしました。あっ、まだ目は閉じたままで……扉まで誘導します」
ふと両肩に何かが触れ、ビクリと反応してしまったが、ミクだと分かると俺は肩を押されるままに扉まで誘導され、部屋の外へと出された。
「あら、やっと出てきたわね。無事終わったのかしら?」
「ウフフフフフ★ あっ、カイト様もう目も開けてもらって構いませんよ☆」
耳元で囁くミクの声にドキッとしながら目を開けると、ギルドのテーブルで、シルフィーがプリンを食いながら俺達が出てくるのを待っていた。
「あぁ〜良いなぁ! 私も食べたいです!」
「一日限定30個だから早く行ったほうが良いわよ」
シルフィーの言葉にミクは疾風の如く売店へと向かっていった。
「でっ?」
「『でっ?』って言われても……」
「アンタはあのキモイ連中の同類なわけ?」
「できれば一緒にはしてほしくないかなぁ……別に俺は胸のサイズに拘りはないし」
「そう……ならいいわ」
シルフィーの言葉に、だから入って来なかったのかと納得した俺は、プリンをゲットしてホクホク顔で帰ってくるミクを見て、胸についての話には今後気を付けようと本気で思ったのだった。
マ「ミクの雰囲気イメージは鬼がかったリ○ロのRムみたいな感じですかね(笑)」
助「マジュウ……魔獣……キャハハハハハァ!」
マ「……(やべぇ、助手ちゃん怖えよぉ)」
助「はーじま〜るよー☆」