「またチビジャリって言った……# アタシはエルフだから幼少期が人より長いだけで、成長期に入って成長したらナイスバディな美女エルフになるんだから!」
「でも現状でそのサイズ(AAの*7)じゃあ、期待薄だな」
「なにをぉう!?」
「やんのかゴラァ!?」
取っ組み合いを始めた二人に再び溜息なカイトとミク。クロモトさんももういい大人なんだからとカイトは思いながらも、進まぬ旅路に嘆くのも仕方ないかと思う。
「なぁミク。ミットガルズまでなら街道沿いに行けば大して強いモンスターも出てこないし、先に行っちゃおうか?」
「そうですね。私一人でも十分カイトを守り抜ける自信は有りますし」
「お、俺だって戦えるからね普通に!? ミクの事守るから!」
「!?(『守るから!』……キュンキューン♡)」
上機嫌になったミクとカイトは二人を後で追いついて来るだろうと諦め、二人で先に進む事にした。
「フン! アンタはいつもオッパイおっぱい、女の胸ばっか見てるからモテないで結婚もできないのよ!」
「うっせー! 俺は理想が高いだけで、別にモテてねーわけじゃねぇかんな! 恋文だって、告白だって……てか、モテないのはそっちの話だろうが!」
「ハン! そんなの信じられないわね!――って、アタシ!? フン! こう見えてアタシ、アイドル並みに人気なんだからね☆ 一緒にしないでよね!」
「な〜にぃー!? 何がアイドルだ! どうせあのチッパイ教団の連中に追いかけられてるだけだろうが!? いいか、あいつらの殆どはお前の胸が好きなのであって、お前自身のファンなわけじゃねーかんな!」
「キィィィィィ〜、そんな事な……あるかもしれない。グウッ…………」
自分に言い寄ってくるチッパイ教団の連中の事を思い出し、心に大ダメージをシルフィーが受けたところで勝敗の勝ちはクロモトに傾く。クロモトはココが攻め時と、さらなる口撃をシルフィーへとぶつける。
「それにカイト坊やミクに聞けば、俺の過去の恋愛談の一つ二つは証人として話してくれるさ。俺は結婚できないんじゃねぇ! 理想の女性が現れんのを待ってるだけなんだよ! なぁ、カイト坊、ミク……あれ? 二人ともどこ行った?」
「アタシらが言い争い始めて直ぐ、諦めて先に進んで行っちゃったわよ」
既に見える範囲に二人の姿は無く、完全に出遅れたクロモトとシルフィーである。
「馬鹿野郎! それを早く言え!」
「言う間もなくアンタが怒鳴り散らかしてたでしょうが……」
「なにをぉう!?――って、それどころじゃねぇ。ほら立てよ。二人に追いつかねーと」
「ダメ……さっきのショックでアタシもう動けない」
シルフィーは差し出されたクロモトの手を取らず、女の子座りのまま先に進もうとしない。それを見たクロモトは仕方なしと屈み、背中をシルフィーの前へと差し出す。
「ダァァァァ、乗れ! 合流するまでだかんな」
「しょうがないわね……運ばれてあげるわ」
「飛ばすからしっかり振り落とされねー様に掴まっとけよ!」
「はいはい。分かっ――って、そう言って背中に当たるアタシの胸の感触――『振り落とすぞゴラァ、このまな板小娘が!』――ま、まな板?……!?#」
始め楽ができるとクロモトの背に飛び乗ったシルフィーであったが、相手がおっぱい野郎だったことに気づいて、余計な事を口走ろうとしたが、それが自分に返ってきてしまったシルフィーであった。(いやぁ〜クロモトさん、それは言いすぎかと笑;)
「ちっ、行くぞ!」
「うっ、ウウッ……ウガァ!」ガブリ★
流石にこれ以上離されてカイト達に何かあってはマズイとシルフィーを背負って走り出そうとしたところでガブリと良い音が鳴り響く。
「痛だだだだっ!? バカ、頭噛み付くんじゃねぇー!」
「ふぉれふぁらほぉっひふなふんふぁほん……ひふぁだふぇふぁんだふぁふぁーー!!」カパッ★
「何言ってんか分かんねー!」
「いけぇークロモト号!」
「俺は馬じゃねぇー!」
「キャハハハハハ☆」
この二人大丈夫だろうか?……(笑)
マ「因みにシルフィーのセリフ……
『ふぉれふぁらほぉっひふなふんふぁほん……ひふぁだふぇふぁんだふぁふぁーー!!』は『これからおっきくなるんだもん……今だけなんだからぁーー!!)でした」
助「みんな分かったかなぁ?▽?」