ストック 連投中 本日ここまで(´Д⊂ヽ
「あら? ミク。どうかしたのですか?」
「いえ、それが……」
固まる二人を見つけ、声を掛けたのはメイド長であった。ミクからの説明を聞き、ギラリと光ったその瞳は今だ転けた状態の騎士へと突き刺さる。
「……わ、私、警備の任があります故、これにて――『お待ちなさい』――これ……はい」
このままここに居てはマズイ事になると察した騎士はサッと立ち上がり、任務を理由に立ち去ろうとしたものの、メイド長の威圧も込められた言葉に先に進む足が出なくなってしまうのだった。
「『女神』とミクを見て、言ったらしいわね? 最近女神信仰なる不穏な者達が増え、謎の活動をしているという情報が上がってきていましたが……あなた、何か知っているのですか?」
嘘は許さない……そういった威圧も込めてメイド長が騎士へと詰め寄る。ミクも騎士の表情が明らかに動揺しているのを見て、これは何かあると察し、騎士をメイド長と挟むように囲い威圧感を出す。
「う……うぁ。(教祖様、申し訳御座いません)」
心の中で教祖様であるゲンローグに詫びた後、騎士はその真実を語ってしまったのだった。尚、メイド長の一言もあり、騎士が遅刻した件に関しては不問となるのであった。
「ギルドマスターはいらっしゃいますか?」
「失礼ですが、どちら様でしょうか?」
冒険者ギルドのカウンターでのやりとり。突然のギルドマスター指名の呼び出しに不信感を抱いた受付嬢は念の為にと確認を行う。現れたのはミクなのだがフード付きコートのフードを深く被り、顔が余り見えない様な格好だった為、不審者と思われたのだろう。
「王宮からの密書をギルドマスター宛に預かっています。本人へと直接渡したいのですが……」
「儂へのお客さんかの?」
「あっ、ギルドマスター」
丁度、ミクが受付嬢に説明したところでギルドマスターが通りかかり声を掛ける。
「こちらにお目通しをお願い致します。ギルドマスターのみで」
「ふむ。王宮からの密書と言ったか……どれどれ……!……!?」
密書を読み進めるに連れて、ギルドマスターの表情が厳しく険しいものと変わっていく。因みにこの密書を書いたのはメイド長である。
「こちらでは返答に困る内容故、場所を移動しても構いませんかな?」
「構いません」
そしてミクは遂にその部屋へと足を踏み入れる事となったのである。因みに現段階ではゲンローグは密書の使者がミクなのに気づいていません。
「さて、文書の件なのじゃが……ん? どうされたかな?」
「…………」
室内に入って教壇に立ったゲンローグが返事をしようとしたのだが、ミクはその教壇の後ろにそびえ立つ女神像に視線を奪われそれどころでは無かった。
「あぁ、この女神像が気になりますかな? どうです、素晴らしいでしょう! 我らが女神様じゃ」
「……リート、デ……ト……」
「はっ? 何と?」
「Deリート……DELETE!!」
叫びと共にミクは女神像に飛び掛かり、空中で一回転して女神像の頭から踵落としを蹴り込もうとするが、寸前のところでゲンローグが張った防護障壁に阻まれ女神像は破壊を免れる事となる。
「何をなされる!? 使者ど……な、なんと貴女様は!」
空中で一回転した際にフードが捲れその素顔がゲンローグの前にさらけ出され、それを見た彼が使者の正体がミクである事に気づく。
「おぉ、我らが女神よ! どうかお静まり下さい!」
「何が女神ですか? 何がチッパイ教団ですか! こんなもの……破壊します#」
キッと女神像を睨みつけるミクを何とか宥めようとする教祖ゲンローグ。しかしミクは聞く耳持たず再び女神像に飛び掛からんといった状況で二人は向かい合ったのだった。
マ「しかし、当時のミクはゲン爺達チッパイ教団の美辞麗句にのまれ密かに活動する事を条件に許してしまった。まだ若かったのだろう」
助「メイド長(最恐)連れて乗り込んでたら、また違った未来があったんだろうね〜」
ミク(女神モード)
全てのステータスが倍になる。笑