6番町学園の教師 作:しがない22/7ファン
朝太陽の光で目を覚ますと俺は椅子に座って寝ていた。
確か昨日は麗華にブログの使い方を教えた後……の記憶がない。
あの後寝てしまったようだ。麗華には申し訳ない事をしてしまったな、多分この掛け布団も麗華がやってくれたのだろう。
今度お礼を言わないとな。
さて今日は日曜日仕事も休みだと思うじゃん?残念ありますww
ほんとこの業界どうかしてるよ。
今日の予定は午前は都のドラマの撮影があったはずだ。
さて、行く準備をしないとな。
そんなこんなで出かける準備をした望は都の部屋をノックする。
「おーい都そろそろ撮影に行くぞ」
そう声をかけると都は扉を開けて出てきた。
「ほな、行こか」
俺と都は車でテレビ局に行きそこからロケバスに乗り換え撮影地へ向かう。
「なんで世の中は日曜やと言うのにうちは働いとるんかな?今時のJKはいっぱい遊んどるゆうのに」
都は外を見ながらそう言う。
「ほら元気出せ。撮影終わったら飯でも連れてってやるから」
「ホンマか‼︎よし元気100倍や」
俺が飯を奢ると言った途端都は超ハイテンションになった。単純だな。
そして撮影地に着き都は順調に撮影をこなして行った。
今回のドラマで都が演じる役は元気な関西女子だ。
まぁこれほど都にあった役は無いと思い俺は都を推薦した。
関西女子はみかみもいたがあの子は見た感じおっとり系だからな。
都の方が適任だろう。
そして撮影も終わり俺と都は俺が運転する車に乗る。
「それで都昼飯何が食べたい?」
「ん〜じゃあお好み焼きどうや?」
「おっ良いなそれにしよう。悪いが近くのお好み焼き屋さん調べてくれるか?」
「了解‼︎」
都は元気に返事をしスマホを取り出して近くのお好み焼き屋さんを案内してくれた。
そのお好み焼き屋さんはこじんまりとして静かで良い雰囲気だ。
「いらっしゃいませ〜って都さん‼︎」
店員は都が入ってきたのに驚いた様子だった。
まぁそりゃいきなりアイドルが入ってくれば驚くのも無理は無い。
「ウチのこと知っとるんか‼︎それはおおきに」
都は嫌な顔1つせずに対応している。
「サイン書いてもらっていいですか?」
「ええで。ほらこれでええか?」
「ありがとうございます‼︎一生の宝物にします‼︎」
店員さんはものすごく喜んでいた。
「それはありがとな」
その後俺と都は個室に通してもらえた。
「いや〜こんなところにうちのファンがおったとは嬉しいことやな。それで先生は注文決まったん?」
「あぁこのノーマルお好み焼きにしようかな」
「やっぱノーマルのお好み焼きも捨てがたいよな。じゃあウチもノーマルにしよかな」
「すみませ〜ん」
俺は店員さんを呼ぶ。
「はい。ご注文は?」
「ノーマルを2つ下さい。後烏龍茶2つ」
「かしこまりました」
店員さんが出ていくと都が俺に話しかけてくる。
「先生ってここにくる前何の職に着いてたん?」
「ん?俺は私立の世界史教師を始めたばっかりだったよ」
「へ〜そうなん。ウチもアイドル辞めたら何か働く先見つけんとな」
「いや今から辞めることを考えられても困るぞ。まだ辞めないよな?」
「そりゃあ当たり前よ。ウチはメンバーみんなを家族やと思ってるんや。もちろん先生もやで」
「そりゃあどうも。ところで都って兄弟はいるのか?」
「ん?うちは7人兄弟の長女やで。みんな可愛くてなぁ」
「そうなのか。それじゃあ両親も大変だろう」
そう言うと都は少し顔を暗くしてこう言った。
「うち母子家庭なんよ。だから普段はうちが面倒見ててな、確かに大変やわ。それにウチがナナニジ入った最初の理由は家が有名になればお父さんにも気づいてもらえるかなと思ったんよ」
「そうか。すまないな暗い話をさせてしまって。父親見つかるといいな」
「そうやな。おっお好み焼ききたで〜」
そういうと都はカバンの中からコテを取り出していた。
……ん?コテ?
「なぁ都」
「どしたん?」
「なんでコテがあるんだ?」
「これはなぁウチの家に伝わる美味しく焼けるようになるコテなんよ」
「なるほど。確かに関西人がマイコテを持っているっていうのは聞いたことがあるな、冗談だと思ってたんだが本当にいるとは」
「これがないとなんかしまらんのよな。さ、うちが焼くから食べや」
「ありがとう」
この後俺は都に作って貰ったお好み焼きを食べたが本当に美味しく感じたのだった。
その後都がお好み焼きを追加注文し財布がそこそこ軽くなってしまった。
まぁ楽しかったし良いかな。
この後は都を寮に戻し桜を車に乗せ英会話講座の撮影に連れて行き1日が終わって行った。
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