6番町学園の教師 作:しがない22/7ファン
ボロアパートで寝て、起きて、顔洗って、朝ごはん食べて、歯磨いて、一応シャワー浴びて、スーツに着替えて……えぇいめんどくせぇ‼︎
てな感じで準備をしたら昨日送られてきたG.I.Pの封筒を鞄にしまい家を出た。
てか朝起きた時に封筒が置いてあって夢じゃなかったんだなぁと改めて実感させられた。
車で指定された住所に行くとよくテレビで解散報道で見たG.I.P本社があった。
「詐欺じゃなさそうだなこれは」
車を駐車場に停めて俺はロビーに入った。
ここがG.I.P本社か広いしでかいな。
ロビーに入ると受付の人が2人座っていた。
「G.I.Pへようこそ。ご用件はなんでしょうか?」
「あの家のポストにこれが入っててここに来流用に言われたのですが」
「藤生様ですねお待ちしておりました。ではこのカードを入り口のゲートにかざして入ってください。その後奥のエレベーターで2階に上がってくださいそこで迎えの者がおりますので」
「ありがとうございます」
俺はお客様カードと書いてあるカードをゲートにかざしエレベーターで2階を押した。
“2階です”
エレベーターのドアが開き外に出るとゴリラのような威圧感のある男が立っていた。
「ようこそおいでくださいました藤生様。私G.I.Pで22/7の担当をしている合田と申します」
「これはどうもご丁寧に。それで聞きたいことがあるのですが」
「では会議室へ案内します。こちらへ」
広く豪華な部屋に通された。
「さて質問を聞きましょうか」
「俺を退職にさせたのは本当ですか」
「はい、本当です。これは我々の計画のために必ず必要なことでした」
合田の冷静な返答に俺は怒りが込み上がってくるのを感じた。
「どうしてくれるんだよ。今をときめくアイドルを養成してるからって調子に乗るなよ!!そもそも何で俺がクビにされなきゃいけないんだよお前らのせいで今俺は無職だぞ‼︎」
「すみません。しかし我々はあなたにお願いしたいことがあるのです」
「はぁ。それで、なんですかそのお願いとは」
「私たち22/7の教師兼マネージャーになってください」
「は?なんで俺がそんな事しなきゃならないんだよ」
「我々もよくわかっていないのですが壁がそう言っている」
「壁?誰だそれ」
「壁は壁です。壁の命令は絶対なのです」
「要するにお偉いさんてことか」
「そう思っていただいて結構です。それに私たちはあなたの過去を知っています」
「っ‼︎どこでそれを知った」
「私たちもそれなりに大きな事務所ですので調べれば出てきます」
「それで教師をしろっていうのはどういうことだ」
「今はまだ公表していませんが近いうちに22/7は6番町学院に転校します」
「6番町学院って国が推し進めているアイドルの専門学校だろ」
「はいそうです。そこで藤生さんには教師兼マネージャーとして働いてもらいたいと思います。もちろん給料も出ますし衣食住も保証されています。今のあなたにはちょうどいいと思いますが」
「金と衣食住が保障されているのは良いと思うが俺はマネージャーなんてやったことないぞ」
「その点は問題ありません。もし契約していただけるのなら明日から3カ月間マネージャーになるための特訓をしていただきます。またあなたが心配している給料に関してもしっかり払うのでご安心下さい」
「そこまで言われたらやるしかないか。職を探す手間がなくなったと思えば楽だろう」
「ありがとうございます」
こうして俺はG.I.Pの22/7担当マネージャーとして特訓を受けたのだった。
特訓は想像を絶するような辛さであったが、何とか耐え抜いた。また壁についても詳しく教えられるのであった。
約束通り給料も衣食住も保障され教師をしていた時よりも裕福な暮らしができているかもしれない。
そして明日は俺が初めて22/7のメンバーと学校で顔合わせをする日だ。
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