6番町学園の教師 作:しがない22/7ファン
さて今日はなんの日かというとメンバーみんなへ初のサプライズをする日だ。
場所はライブをしている場所、時間は最後の曲が終わったと同時に、方法は後ろの大型スクリーンに映すのだ。
そう、アイドルファンならわかるかもしれないがライブでの恒例行事サプライズ重大報告だ。
これをするために今日のライブをしたと言っても過言ではない。
そんなわけで今俺はライブの準備で忙しいのだ。
「みんな、そろそろリハの時間だ。行くぞ」
「は〜い」
俺は控え室にいるみんなを呼び、リハをさせる。
うん……良い出来だ。
「俺は少し用事があるから少し離れるがあまりやりすぎないようにな、麗華頼んだぞ」
「はい、わかりました」
俺は音源などを調節する部屋に入った。
「調子はどうですか?」
そう聞くと部屋にいた男の人が振り返る。
「あ、マネージャーさん、オールオッケーです。例のやつもいつでもいけます」
「それなら良かったです、本番は最後の曲が終わってメンバーの挨拶が終わる寸前にメインモニターに出してください」
「分かってます」
「それじゃあ本番もお願いします、後これもし音源とか動画が動かなかったらこのUSBのデータを使ってください」
「これは、これは、ありがとうございます。これで心配事がなくなりました」
男の人は嬉しそうに笑みを溢す。
「いえ、これも私の仕事なので」
そう言って俺は部屋を出た。
メンバーは控え室に戻ったようだ。
「後5分だな」
俺は手元の時計を見て観客の案内開始時刻を確認する。
「こちら藤生です、そろそろ案内班は配置についてください」
『こちら案内班了解です』
俺は無線で案内班と連絡を取り最後の動きを確認する。
そして俺は問題なく案内が始められたのを確認し、メンバーの控え室へ向かう。
「みんなの藤生だ。入っても良いか?」
「大丈夫やで〜」
そう言いながら都が扉を開けてくれた。
「みんな今さっき観客は入った。本場まで1時間を切り始めた、そろそろ切り替えてくれ」
「「ハイッ」」 「………」
メンバーは元気に返事をした。1人を除いては。
「どうしたんだみう?元気ないぞ」
そう返事をしていなかったのはみうだ。
「体調でも悪いのか?」
「いえ……そうじゃないんです」
みうは軽く首を横の振る。
「それじゃあどうしたんだ?」
「お客さんの視線が怖くて……」
「なるほどなぁ、確かに大勢の人の前で踊るのは緊張するよな」
「はい、こんな私でも良いのかなって……」
「ならこう考えろ、みうを見に来たお客さんはどんなみうでも嬉しいんだ。そのままのみうでいれば大丈夫、そうじゃない人はみうじゃなくて他のメンバーを見てるから大丈夫だ」
「先生……わかりました、もう大丈夫です」
みうはそう言いながらこちらを見る、その顔はさっきよりだいぶマシになった。
「それなら良かった、それにこれは最終手段だけどこう考えろ“ミスをしても気付くのはスタッフとメンバーだけ”まぁ大体の人はミスに気づかないさ、それに気づくほどのミスをしたのなら後でエピソードトークのネタにしとけ」
「わかりました」
「他のみんなもいざとなったらこう考えるんだよ〜」
「まぁ参考にするわ」
ニコルは柔軟をしながらそう言う。
そんなこんなで話をしているとある連絡が無線で届く。
「ほらみんなステージ脇にスタンバイしろ〜時間だ」
俺とみんなはステージ脇に移動を始めた。
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