6番町学園の教師 作:しがない22/7ファン
さてメンバー全員が歌詞を覚えたところで次の日はダンスの振り入れだ。
朝ごはんを食べた後にみんなを共用スペースへと集める。
「さて、今日からは振り入れを始める。まずここで動画を見た後ダンスルームを取ってあるからそこに移動して練習これには1週間をかける予定だ。まず今日と明日で位置確認そのあと2日目からダンスを覚えてもらう」
「わかってたけど結構ハードなスケジュールね……」
麗華は顔を暗くする。
「まぁ俺も全力でサポートするから安心しろ」
「それなら安心ですけど……」
俺らはダンスルームに入る。
「wow!! 床に私たちに名前が貼ってあります‼︎これ先生がやってくれたんですか?」
「あぁ、これメンバーの色で統一してるから各自色で確認してくれ」
そう、俺は昨日のうちにダンスルームの床にメンバーの位置を示すガムテープを貼っておいたのだ。
意外と大変なのはメンバー11人分の色を揃えることだ。
「今は踊らないからいいが踊るときに剥がすしさすがに移動のタイミングはこれじゃあ分からないからそこは覚えるように」
「「「はい‼︎」」」
こうして俺らは移動のタイミングと場所を覚え始めた。
俺は少しアドバイスをしながらメンバーに飲み物を渡す。
「ほら、滝川これ飲み物、後そろそろ休んだらどうだ?」
「先生、ありがとうございます、でも大丈夫です……私覚えるのは苦手なのにセンターだから……人一倍頑張らなきゃいけないんです」
滝川は決意に満ちた眼差しで俺を見ている。
「そうか。なら良いが無理はするなよ、もちろん覚えられなければ俺に相談しろ」
「ありがとうございます」
滝川は軽くお辞儀をして元の場所に戻って行った。
俺は次のメンバーの元に向かった。
「つぼみ大丈夫か?」
つぼみは端っこで座り込んでいた。
「先生〜‼︎つぼ無理〜覚えきれない」
つぼは頭を抱えて足をジタバタさせた。
「それじゃあ覚えるの手伝うよ」
「ほんとう?」
つぼみは顔を上げてこっちを見る。
「一応全員分の振りと動きは頭に入ってるからな」
俺は過去の経験から短期でダンスを覚えるのは得意だからな。
「マジ‼︎先生マジ神じゃん‼︎教えて‼︎」
「じゃあ、まずつぼが思う絶対に間違えない人は?」
俺がそう聞くとつぼは指を口に当てて考える。
「にこるっちとかあかねっちとか?」
「じゃあその二人の位置とつぼの位置を関連付ければ簡単になるんじゃない?後は体を使って何回も繰り返すこと端っこで座っててもいつでも出来ないぞ」
そう言うとつぼは目を見開いた。
「なるほど‼︎先生って凄いね‼︎なんか経験者みたい」
「まぁ小さい頃はダンスをしてたぞ」
そう言うとメンバーはみんな俺を見てきた。
「どうしたんだ?」
「先生ってダンスしてたんだ意外」
ジュンはそう言う。
「意外だろうな。さて、そんな無駄口を叩けるならジュンは当然もう覚えたんだよな?」
俺が笑顔でジュンに聞くと顔を青ざめさせた。
こうして俺らは今日中にダンスの移動のタイミングと場所を覚えたのだった。
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