6番町学園の教師   作:しがない22/7ファン

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6、ニコルとお茶

俺とニコルは車で近くのショッピングモールへ向かった。

 

「それで。ニコルはどこでお茶がしたいんだ?」

 

「どこでも良いわよ」

 

「そうかなら適当に選ぶとするよ」

 

俺は頭の中でショッピングモールの中に入っているお店を思い浮かべた。

 

「そいえば先生って意外と歌うまいのね」

 

「ありがとう。ってかどこでそんなこと思ったんだ?」

 

ニコルが話しかけてきた。

 

「さっきナナニジの歌を口ずさんでた時うまいなぁと思ったのよ。後別に褒めてないから」

 

「そうですか。まぁでも小さい時に音楽をやってたからかもな」

 

「へぇ、先生って音楽やってたんだ」

 

「まぁ少しだけ。てかもう着くから準備してくれ」

 

「わかったわ」

 

俺は話を切り上げて車をショッピングモールの駐車場へ停める。

 

「ほら着いたぞ」

 

「えぇ行きましょうか」

 

そうして俺らはショッピングモールを歩き出す。

 

「そういえばニコルはお茶とコーヒーどっちを飲みたい?」

 

「どちらかというとコーヒーかしらってあ……」

 

突然ニコルの喋り声が途絶える。

 

「ん?どうしたニコル?」

 

ニコルはある1つの店を見てこっちを向いていない。

そのお店はウサギカフェだった。

 

「どうしたんだニコル?」

 

「か、可愛い」

 

ニコルは少し頬を赤らめながらそう言った。

俺はうさぎカフェでも良いのだが少し意地悪な事を思いついた。

 

「ほら、行くぞ」

 

「えっ……」

 

「お茶しに行くんだろう別にここじゃなくても美味しいお店はいくらでもあるぞ。あとさっきニコルが言っていたけどお店はどこでもいいんでしょ」

 

そういうとニコルは少し目を潤ませて泣きそうになっていた。

 

「イジワル……」

 

「え‼︎ちょっと落ち着けニコル‼︎わかったわかったから。ウサギカフェでお茶しよう」

 

 

「ほんと?」

 

「本当だから」

 

「……ありがとう」

 

ニコルは天使のような笑顔でお礼を言ってきた。尊い……

 

「先生?」

 

「はっ‼︎なんだニコル?」

 

「なにも早く行きましょう」

 

「え、ちょっと‼︎」

 

俺はニコルに手を引っ張られながらウサギカフェへ入る。

 

「いらっしゃいませ〜ラビットカフェへようこそ」

 

「2人でいいかしら?後飲み物はホットコーヒーで」

 

なんかぴょんぴょんする名前だなぁ

 

そんな事を考えているうちにニコルは注文を決め近くのウサギへ突進し膝の上に乗せて撫でていた。

 

「あ〜可愛いウサギってどうしてこんなに可愛のかしら」

 

「あら珍しいあの茶色の垂れ耳のウサギくーちゃんって言うんですけどめったに人になつかない子だったんですけど近寄ってもらえるなんてよっぽど好かれているんですね。後ホットコーヒー2杯かしこまりました」

 

「そうですか……なんで俺が近寄るとみんな逃げていくんだ」

 

そうなのだ。さっきからニコルの方にはウサギが行くのだが私が近ずくとすぐに逃げて行ってしまうのだ。

 

「だってさっきから先生うさぎに怯えられてるわ。もっと優しくそっと近づかなくちゃ」

 

「なるほど」

 

俺はニコルのアドバイス通りにそっと触れるとウサギは逃げずにいてくれた。

 

「こう見ると案外うさぎって可愛いものだな」

 

「でしょ‼︎」

 

ニコルは無邪気な笑みをこちらに向ける。

だめだあの笑顔を見るとなんでも買ってあげたくなる……

 

「先生後このウサギの餌も買って良い?」

 

「ニコルもしかしてわかってやってる?」

 

「なにがよ?」

 

「いや、無意識なら良いや。良いよ餌も買いな」

 

「先生ありがとう‼︎」

 

さっきからわざとやってるのかってぐらい可愛い。

 

そんなこんなで俺とニコルはお茶を楽しむのだった。

 

 

 




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