エレジアの不響和音   作:匿名P

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豆知識:キールの右目にはバツ印の傷がある


ウタウタの実

「キールさん戻って来てくれたんだね!!」

ライブが終わるとウタがキールに近寄る

 

 

「こっちいる方が落ち着くよ」

 

 

「私もキールさんがいないと変な感じがする」

 

 

「それはすまなかった」

 

 

「次からちゃんとそばで見ててよ」

 

 

「わかってるよ」

 

 

「明日にはここを出るからね。ちゃんと休んでるんだよ」

 

 

「うん。おやすみ」

ウタはそう言うと自分の部屋に入っていった

 

 

「いいかしら?」

キール達がいる部屋に入ってきたのはヒナだった

 

 

「あなたに用があるわ」

ヒナはそう言うとキールを指差す

 

 

「わかった…ゴードン少し待っててくれ」

ゴードンにそう言うとキールはヒナとともに外へ出て行った

 

 

______

 

 

「またやる気か?」

キールは刀に手を置くとそう言った

 

 

「UTAの次のライブ会場はドレスローザ」

 

 

「ドレスローザへ行くにはレッドラインを越え新世界に入る必要がある」

 

 

「海賊は海底を通って新世界へ行くけれど、私たちはレッドラインの上を通って行く」

 

 

「レッドラインの上にはマリージョアがある。マリージョアは天竜人の住む場所」

 

 

「何が言いたい?」

 

 

「私たちもマリージョアで暴動は起こしたくない」

 

 

「だから、あなたを見逃す代わりにマリージョアで事件を起こすのはやめてくれる?」

ヒナの提案はキールにとって好都合だった

 

 

「わかった。だが、海軍はそれでいいのか?」

キールは刀に置いていた手を下げる

 

 

「あなたを捕まえるには私たちも覚悟を決めないといけないみたい。今の海軍にそんな余裕はないわ」

 

 

______

 

 

「何の用だったんだ?」

キールが戻って来るとゴードンは何があったのか尋ねる

 

 

「そこまで重要なことではないよ」

キールは椅子に腰掛けながら言う

 

 

「そうか…ならいいんだ」

 

 

「ウタの次のライブ会場はドレスローザなんだ。そのためにはマリージョアを通らなければいけない」

 

 

「天竜人の住む場所を通る…気が滅入るよ」

ゴードンは呆れたように言う

 

 

「そうだな…」

 

 

あっという間に時間は流れ次の日になった。ウタ達は出発するため荷物をまとめていた

 

 

「準備できたかい?」

 

 

「うん。バッチリだよ」

 

 

「じゃあ行こう」

 

 

「案内します」

T・ボーンが案内をするためにウタ達の前に出てくる

 

 

「お願いするよ」

 

 

______

 

 

ウタ達が船に乗ると船はシャボンディ諸島を出発した。ウタ達が乗る船の後ろに黒檻部隊の船がついてきている

 

 

「ドレスローザってどんな場所なの?」

 

 

「愛と情熱とオモチャの国らしい。最近国王が代わったと聞いた…私にも現状はわからない」

 

 

「いい国だよね。愛と情熱とオモチャの国なんて」

ウタは期待の表情を浮かべている

 

 

「確かにな」

 

 

「「前方から海賊船が接近中!!」」

ウタ達が話していると海兵の1人が大きな声をあげた

 

 

あの旗…!?T・ボーン大佐、前から近づいてくる海賊船は四皇・黒ひげの船です」

 

 

「な、なんだと!?なぜ四皇がここに!?」

T・ボーンは予期せぬ敵に焦りの表情が見える

 

 

「黒ひげ…!?なぜここに…!?」

それはヒナも同じだった。四皇が新世界前の海にいるとは想像してなかった

 

 

「大佐!攻撃命令を!」

海兵は大砲を構えている

 

 

「待て!本部の許可を得なければ…」

海軍は予期せぬ事態にごたついている

 

 

「ゼハハ、ウタ!お前の能力もらうぞ!!」

黒ひげの目的はウタの能力、能力者狩りをしに来ていた

 

 

「これだからこの海は嫌いなんだ」

キールは刀を握ると黒ひげの船へ1人で飛び込んで行った

 

 

「ティーチ提督!前から人が来てる」

 

 

「1人か?ゼハハ、馬鹿な野郎だ」

黒ひげは左手を突き出すと空間が割れた

 

 

「あの能力…!?ニューゲートのやつか?」

キールは刀を抜くと割れている場所に斬撃を飛ばす。キールが飛ばした斬撃の場所だけ割れ目が無くなった

 

 

「来やがった!」

 

 

「お前みたいなひよっこが四皇…?」

 

 

「後悔すんじゃねぇぞ…野郎共やっちまえ」

黒ひげは笑いながら部下に指示を出す

 

 

「君たちは関係ない」

キールは覇王色の覇気を出すと黒ひげの部下を全滅させた

 

 

「なんだこの覇気…!?おい!お前ら何してんだ!!」

黒ひげは想定外の事態に焦っている

 

 

「次はお前だ」

キールは刀を黒ひげに向けるとそう言った

 

 

「おもしれぇ」

黒ひげはニヤリと笑うと闇の引力でキールを引き込みキールの武装色越しに1発入れた

 

 

「…殴り方教えてやるよ」

キールはそう言うと拳を構え、覇気を纏うと黒ひげを殴り飛ばした

 

 

「ヴッ…!?とんでもねぇ覇気だな」

黒ひげは口元から流れた血を拭うと不敵に笑った

 

 

「オラ!」

グラグラの力がこもった左の拳でキールを殴る

 

 

「ヴッ…まだだ…まだ足りない」

 

 

「なんだこいつ!?」

黒ひげはグラグラの力を受けてもまだ立っているキールに戦慄した

 

 

「…」

キールは拳に覇王色、武装色を纏うと黒ひげの腹部にクリーンヒットさせた

 

 

「ガ八ッ…」

黒ひげはあまりの威力に片膝をつく

 

 

「終わりにしようか…」

キールは右脚に覇気を纏うと黒ひげの頭を蹴り飛ばした

 

 

「…!?」

黒ひげは何も発さずに地面にうつ伏せで倒れた

 

 

「久しぶりにいいのをもらった。さすが四皇だ」

キールはそう言うとウタ達の乗る船に戻って行った




黒ひげ危機一髪
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