エレジアの不響和音   作:匿名P

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豆知識:キールの好きな飲み物はブラックコーヒー


けじめ

「…」

ベラミーは幹部達がたった1人にやられたという現実を飲み込めずにいた

 

 

「さっきまでの威勢はどこに行った?」

キールは煽るように言う

 

 

スプリング狙撃(スプリングスナイプ)!! 」

ベラミーは膝から足首までをバネにし、かがむと見えないスピードでキールに突進して行った

 

 

「面白い能力だな」

キールはベラミーの攻撃を刀で軽く受け止める

 

 

「チッ…!スプリング死拳(デスノック)!!」

ベラミーはキールから離れると首をバネにするとキールに向けてパンチを放つ

 

 

「いいスピードだ…だが…」

キールはこれも刀で受け止める

 

 

「なぜ見切れる!?」

 

 

「クソっ!ストリング跳人(ストリングホッパー)!!

ベラミーは再び膝から足首をバネにすると高速で建物や壁を縦横無尽に飛び回る

 

 

「ハハッ!お前でもこのスピードにはついて来れないだろ!!終わりだ!!」

ベラミーは右で拳を作るとキールに向けて突き出す

 

 

「迷いがあるなら来るな…!」

キールはベラミーの攻撃を躱すと空いた背後を斬った。キールにはベラミーの中に葛藤があるのが分かっていた

 

 

「おい…!」

キールは建物の角に言うと影からシュガーが出てくる

 

 

「こいつら持って帰ってくれよ…ここで寝てたら邪魔になるだけだ」

キールは刀をしまいながらそう言った

 

 

「…!?」

シュガーはキールの威圧に動けずにいた

 

 

「あと、国王に「覚悟しろ」と伝えてくれ」

キールはそう言うとその場から立ち去った

 

 

______

 

 

「あー疲れた」

キールが戻ってきた時には沈んでいた太陽は登りかけていた

 

 

「おはよう」

その時ウタが自分の部屋から出てくる

 

 

「もう起きてたんだ。ゴードンはまだ寝てる?」

 

 

「まだ見てないから寝てるんじゃないかな」

 

 

「キールさん。この前の続きやって下さい!」

ウタは気合い十分という表情を見せる

 

 

「あ、あぁそうだな(さすがに疲れた…寝たい)」

 

 

「…?」

 

 

「キールさん、何かあったでしょ」

 

 

「…!?」

キールはウタに勘づかれるとは思っていなかった

 

 

「やっぱり、あったんだ。何があったの?」

 

 

「君を狙う輩を懲らしめていたんだ」

 

 

「なんで気づいたんだ?」

 

 

「なんとなく。だけど、ずっと一緒にいたからいつものキールさんじゃない気がしたんだ」

 

 

「キールさんは休んで」

 

 

「いいのか?」

 

 

「いいよ。私のためにキールさんが無理するのはやだから」

 

 

「ありがとう」

キールはそう言うと自分の部屋に入っていった

 

 

「もう、キールさんはいつも1人で抱え込むんだから…でも、鍛えてもらう時間はまだまだあるし」

時間は無限か、有限か…

 

 

「おはよう。もう起きていたのか」

キールが部屋に入ってからしばらくしてゴードンが部屋から出てくる

 

 

「おはよう。今日は早く目が覚めちゃった」

 

 

「キールは?」

 

 

「キールさんは今休んでる」

 

 

「…?」

ゴードンはウタの言っていることがわからず、はてなを浮かべる

 

 

「キールさんはボディーガードとして働いてくれたから」

 

 

______

 

 

「すまないね」

ウタとゴードンがライブの練習を始めようとした時にキールが部屋から出てくる

 

 

「大丈夫だよ」

 

 

「ウタを守ってくれてありがとう」

 

 

「そんなこと気にするな。当たり前のことだ」

 

 

「…!外に行った際に忘れ物をしてしまったみたいだ。取りに行ってくるよ」

キールはそう言うと外へ出ていった。ウタとゴードンは特に気にすることもなくキールを見送った

 

 

「さて、けじめをつけさせるとしよう」

キールはそう言うと刀を抜いて宮殿へと飛んで行った

 

 

バリン!

 

 

「「なんだ!?」」

キールは国王の間にある窓を割り侵入する。そこにはドフラミンゴとトレーボルがいた

 

 

「「お前!?なぜここに来た!!」」

ドフラミンゴは思わぬ来客に声を荒らげる

 

 

「「なんでお前、生きてるんだ!?」」

トレーボルがドフラミンゴとは違う反応をする

 

 

「さぁ、けじめをつけてもらおう」

キールは刀をドフラミンゴに向けるとそう言った

 

 

「ハァ?どういうことだ!」

 

 

「さっきお前のところの部下が来た…とぼけるな!!

 

 

「何を言ってる?」

ドフラミンゴは隣でブルブルと震えているトレーボルに気づいた

 

 

「「トレーボル!!何をした!!」」

ドフラミンゴは青筋を立ててトレーボルを怒鳴る

 

 

「こいつさえ消せればウタが手に入ると思ったんだ…全部ドフィのためなんだ…」

トレーボルは体だけでなく声も震えている

 

 

「誰がやろうと関係ない…家族に手を出そうとしたんだ…相応の覚悟はできてるだろうな?

キールは刀に覇気を纏い始める

 

 

「「袷羽檻!!」」

キールが攻撃をしようとすると檻がキールを捕らえようとしていた

 

 

「海軍…何の用だ?

キールは檻を避けると黒檻部隊を引き連れてきたヒナに向かってそう言った

 

 

「あなたの気持ちはわからなくもないけど、やろうとしていることは()()()()。見過ごす訳にはいかないわ」

 

 

「やはりそちらの世界(海軍)は嫌いだ。運が良かったな…だが…次はない、海軍がいようとな」

キールは刀を鞘にしまうと割った窓から飛んで行った

 

 

「…ほんと恐ろしい人。ヒナ嫌い」

冷や汗を1滴流しながらヒナが言った

 

 

「……」

トレーボルは腰が抜け体が震えたままであった

 

 

「あいつは何者だ?あれだけの力…ひと握りの人間しか持っていないぞ…」

 

 

「あいつは相手、いや関わちゃいけねぇ…」

ドフラミンゴは深刻そうな顔で言った

 

 

「どうやら俺たちは…()()()()()()()()とを招いちまったみたいだ」




なぜシュガーがいたのかというと幹部複数でキールをボコボコにして戦闘不能にした後おもちゃにしようとしていました。まぁ無理だけどね
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