エレジアの不響和音 作:匿名P
「ゴードン、帰りの船を早く手配してくれ」
キールが刀をしまいながらゴードンに言う
「え?でも帰りの船は海軍が…」
「世界政府はウタを注視してる。いつ動くかわからない。敵の手の中にいるなんて危なすぎる」
「…そうだな。急いで手配してくる」
「あぁ頼む」
キールがそう言うとゴードンは急いで船を手配しに行った
「みんな〜!盛り上がってる〜?まだまだ行くよ〜!」
ウタは最後のライブということもあり気合いが入っている
「敵が思ったよりも
キールは眩しく輝くステージを見てそう言った
______
「みんな〜!ありがとう!また会おうね!」
ウタの長時間に及ぶライブが終わりウタがステージ裏に入ってくる
「お疲れ様」
キールはウタに労いの言葉をかけながら飲み物を渡す
「ありがとう」
ウタは飲み物を受け取りながらお礼を言う
「ウタ、帰りの準備をしてくれ」
練習に使っていた楽器の整理が終わったゴードンが戻ってきた
「もう?早くない?」
「実は…」
キールはウタのライブ中にあったことを話した
「え!?じゃあ私狙われてるの?」
キールの話を聞いていたウタは驚いた表情をする
「そうなるね」
「世界が敵になるなんて…」
「思ったよりもことが大きくなってしまった。しばらくは身を隠す必要がある」
「みんなと会えないのかー…」
ウタはファンと会えなくて寂しそうな顔をする
「大丈夫だよ。必ず会えるから」
「うん、ありがとう」
「私、準備してくるね」
ウタはそう言うと自分の部屋に入って行った
「若い子にこんな辛い仕打ちをするのは心が痛むね」
ウタが部屋に入るとキールがそう言った
「仕方ない…しばしの我慢だ」
______
「終わったよ」
ウタが荷物をまとめて部屋から出てくる
「じゃあ行こう」
ゴードンが先頭となって手配した船へ向かう
「この街とももうお別れか…」
ウタはドレスローザの景色を焼き付けるために風景をじっくり見ている
「そうだな」
〜〜〜
「大佐、元帥から通告です」
海兵が持って居る電伝虫をヒナに渡す
「元帥?なぜ?」
ヒナは不思議がりながら電伝虫を受け取る
「ヒナか?」
サカズキ新元帥が言う
「はい」
「UTAの護衛を任されていた、で間違いないか?」
「はい、そうですが」
「UTAを捕まえろ。異論はなしじゃ」
「…!?そんな急に…」
「異論はなしだと言ったじゃろうが!!早くUTAを捕まえてこい!」
「わかりました…ですがなぜですか?あの子に何があるんですか?」
ヒナは護衛をしていた相手が急に捕縛に変わり戸惑っている
「お前が知る必要はない。
「…わかりました。失礼します」
「なぜこんなことになったの?あの子は何者?ヒナ不思議」
ヒナは呆気にとられていた
「大佐!裏の港に不自然な船が停泊しています!」
「…!まさか…!ヒナ不覚」
〜〜〜
「この先だ」
ウタ達がゴードンに連れられ来たのは花畑だった
「こんな場所あったんだ」
ウタは花畑に見とれている
「きれいだな」
「ちょっと休みたい」
ウタが花畑の上に寝転んだ。ウタはライブが終わってからまともに休憩をとっていなかった
「あと少しだから」
「いいじゃないかゴードン。休ませてあげてくれ。ほとんど休んでないんだから」
「…わかった。10分だけだぞ」
「うん、ありがとう」
「これからどうすればいいのかな?」
「どうするも何もないさ。前までの生活に戻るだけだよ」
「でも、私のことを狙ってる人達はたくさんいるじゃん」
「大丈夫。私が守ってあげるから。それに自分で身を守るために特訓してるんだろう?」
「そうだね。ありがとう」
ウタは穏やかな声で言うとキールに笑顔を向けた
「うん。…!?」
「??どうしたの?」
ウタはキールの表情が変わったのを見ていた
「ウタ、早く行きなさい」
「?わかった」
ウタはよくわからなかったがキールの真剣な表情を見て大人しく従った
「ゴードン。ウタを連れて行ってくれ」
キールはゴードンにそう言うと来た道を戻って行った
「?わかった」
ゴードンもウタと同じくキールな真剣な表情を見て従った
「また会ったわね」
キールが来た道を戻ると黒檻部隊を連れたヒナと出くわした
「船が来ていると聞いて来てみればやはりね…頭が切れるのね」
「これくらいどうってことない」
「そろそろ来るとは思っていたが予想よりも早かったな」
「次会ったら最後と言ったわね?」
「そうだな。決着をつけよう」
キールは刀を抜くと構える
「「オォォーー!!」」
黒檻部隊が一斉にキールに向かっていく
「君たちには関係ないことだ」
「「「覇道」」」
キールが刀を振り衝撃波を飛ばす。黒檻部隊はこれでヒナ以外全滅した
「さぁ始めよう」
「えぇ」
ヒナがそう言うと手袋をはめる
ヒナが檻でキールを捕縛しようとするもキールは難なく躱す
「「覇道一文!」」
キールが避けた先でヒナに斬撃を飛ばすが、ヒナはその場から消えた
「…!剃か!六式を使うとはとうとう本気を出したな?」
いきなり目の前にヒナが現れ、攻撃をくらいそうになるも刀で受け止める
「当たり前よ!ヒナ本気」
ヒナは檻で何度もキールと捕まえようと試みる
「やっとか…待ちくたびれた」
「「
迫ってきた檻をキールが斬る。鉄の檻が真っ二つになる
「また…!私の檻を…ヒナ屈辱!」
「「
ヒナが檻でキールを左右から挟もうとする
「そろそろ潮時か…」
キールはそう呟きながら刀に覇気を纏っていく
「「
キールが回転斬りと同時に斬撃が飛び、ヒナは斬撃をもろにくらい体から血を流して倒れた
「出てこいよ。早く戻りたいんだ」
キールは刀をしまうと1人でにそう言った
「わかっていたのか?」
キールが1人でに言うと影から
「政府の奴隷にしては真剣勝負に首突っ込まなかったのは上出来じゃないか」
「UTAをよこせ。そうすればお前の命は助かる」
「無理な要望だ。私はあの子に命を懸けると決めた」
「なら力づくで奪うまでだ」
CPが剃でキールに近づくと指銃を打つが武装色に阻まれ、キールにダメージが入らなかった
「君たちはまだ
キールは遠ざかったCPに剃で近づく
「「
キールは5本指をCPに突き出すと指銃を打った。五連の指銃はCPの体を貫いた
「ヴッ…グハッ…!」
CPは刺された部分を抑えながらその場に倒れた
「ウタの特訓…難易度あげるか」
休日は休みたい