エレジアの不響和音   作:匿名P

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タグつけられた。キール、オリ主か?


模範・キール

「これ以上待つことはできん…!」

 

 

「UTAは世界にとって脅威にしかならない…手を打つなら早い方がいい」

 

 

「話によれば鬼神(おにがみ)と共に行動していると聞く。全く厄介なものだ」

 

 

「あの鬼神と…だが、やつの牙を抜け落ちただろう」

 

 

能ある鷹は爪を隠す…それにやつが当てはまるかどうか…」

 

 

五老星はウタの能力が世界を滅ぼす可能性のあるものとして注意をしていた。だが、鬼神と共に行動していることが判断を鈍らせていた

 

 

「海軍本部に通達する…UTAを捕縛しろと」

五老星の1人が電伝虫を手に取ると海軍本部へかけ始めた

 

 

「邪魔するものは消して構わん。何としてもUTAを捕まえろ」

 

 

「捕縛が難しければ、その場で殺して構わん」

 

 

多少の犠牲は厭わん。必ず遂行しろ」

 

 

「えぇ、わかっちょります」

ウタ達の歯車を狂わす、勢力が動き出した鐘が鳴る

 

 

〜〜〜

 

 

「とうとう動き出したか…」

センゴクとガープが若い海兵の訓練を遠いところで見守りながら話している。ウタの捕縛の話は2人の耳にも届いていた

 

 

「覚悟を決めたという現れ…どれだけの被害が出ても構わないということじゃろう」

 

 

「政府にとっては世界の方が大切だったということか」

 

 

「交渉することはできたはずじゃがな…なぜこうも急ぐんじゃ?」

 

 

「政府はUTAが世界を滅ぼさない確率とUTAを手中に収める確率を()()にかけたんだろう。結果、捕縛に決まった」

 

 

「交渉なんぞしとらんだろう」

 

 

「この前海軍がUTAを護衛中に黒ひげの船に襲われた。その目的はUTAの能力だった」

 

 

「海賊も気づき出したか…」

 

 

「だから政府はUTAの能力が海賊に渡る前に自分たちの手に収めておきたいということだ」

 

 

「上手く行けばいいがのう…」

 

 

「相手が相手だからな…簡単にはいかないだろう」

 

 

「既にUTA捕縛は気づかれていたようだ」

 

 

「ドレスローザからの帰路で捕縛する予定だったが、予定時刻になっても来ず、待ち合わせとは反対の港に船を呼び出しその船に乗りどこかへ消えてしまった」

 

 

「この1件は全てキールが仕組んだものと考えられる」

 

 

「やつはくせ者揃いのロックス海賊団のナンバー2を務めた。かなりの統率力と周りを見る目はある」

 

 

「それにあいつは頭がよくキレる。どれだけの窮地であろうと逃げ出す算段はつけている。あいつは数え切れない程の死線をくぐってきている。その度に厄介になっていく」

センゴクが困った顔をして言う

 

 

「たったやつ1人なのにそこらの海賊よりも強大…とてつもなくデカい人物じゃ」

 

 

「今の海兵達にはあいつの相手は荷が重いだろうな」

センゴクがガープから渡されたせんべいを食べながら言った

 

 

_____

 

 

「キールさん入っていい?」

キールが部屋で刀を磨いているとウタがドアをノックする

 

 

「いいよ」

キールは刀を磨くのを止め鞘にしまう

 

 

「どうしたんだい?」

 

 

「この前の続きやって」

 

 

「特訓のことか…よし外へ行こうか」

キールはウタを連れて、ウタと初めて会った砂浜へ来た

 

 

「懐かしい…」

ウタの脳裏にはキールと初めて会った日のことがリフレインされている

 

 

「ここならいいかな」

ウタに背を向けていたキールが振り返る

 

 

「じゃあこの前の続きから始めよう…と思ったが」

キールの顔が曇る

 

 

「どうしたの?」

ウタが後ろ髪を立たせながら言う

 

 

「どうやら親子揃って獰猛みたいだね」

 

 

「??

何言ってるの?」

 

 

「そろそろ来るかな…ほら来た」

キールが海岸の方を指差し、ウタが見ると海からキールと初めて会った時に襲ってきた大きな魚が出てきた

 

 

「!?これって!」

 

 

「ちょうどいい。ウタよく見てるんだよ」

 

 

「え?うん!」

何がどうなっているのか分からないままウタはキールから言われた通りにキールのことをよく見ている

 

 

「弟子の前だ。見本になってもらおう」

キールはそう言うと覇王色を出した。海王類は気絶し岸に打ち上げられた

 

 

「!?」

ウタは目の前で起こった光景を呆然と見ていた

 

 

「これが覇王色の覇気。相手を威圧する力。王の素質がある者が持っている。数百万人に1人という確率だ」

 

 

「私にあるかな…」

キールが当たり前のように使っていたため、ウタは自分も使えると思っていた。しかし、実際は選ばれた者のみが扱えるということを知り、使えるかどうか不安に思っていた

 

 

「それは特訓をしていく中でわかるかもしれない。たとえ覇王色を持っていなかったとしても見聞色と武装色の覇気で充分だから」

 

 

「さぁ、全部の覇気を知ったところで続きを始めよう」

 

 

「うん!」

 

 

「見聞色の覇気は様になってきたからね。あともう少しと言ったところだ。だから、今日は実戦的な感じでやろう」

キールはそう言うと持ってきた木剣を構えた

 

 

「それを避けるの?」

ウタがおどろおどろしく木剣を指差して言う

 

 

「あぁ、この方が成長するスピードが早いんだ」

 

 

「見ていては避けられるだろうから、はいこれ」

キールはウタに目隠しを渡す

 

 

「これをつけてやるの?」

 

 

「もちろん」

 

 

「手加減してよ」

ウタの表情が青くなっている

 

 

「私が手加減したことがあったか?」

ウタはこの言葉を聞き、命の危機を感じた

 

 

「さぁ始めるよ」

ウタが目隠しをつけ準備ができたところでキールがウタに近づき木剣を振り下ろす。が、ウタは1歩退いて避ける

 

 

「…(よく見えている)」

キールが木剣を振り下ろす先にウタはおらず、ウタは次の攻撃を察知しながら避けている

 

 

「…(攻撃をした時にそこには既にいない…そして次の攻撃を読みどこから攻撃してくるのか察知している。これまでのことが生かされている)」

 

 

「ここまで成長するとは…正直恐ろしいよ。だが…」

キールはそう言うと木剣を振るスピードをあげた

 

 

「!?(早い!)」

ウタはさっきまでは次の攻撃を予測しながらできていたが、今は目の前の攻撃を避けるのに精一杯になっている

 

 

「このスピードで同じことが出来なければまだまだだ」

避け続けるのも大変であり、ウタは疲れから動きが鈍ってきており、そのためキールの攻撃がかするようになってきた

 

 

「あっ!」

ウタはキールの攻撃をギリギリで避けてきたが、長時間避けているため疲れが溜まり、砂浜に足をとられてコケてしまった

 

 

「あともう少し」

キールはコケて砂浜に座るウタの頭を木剣で叩く。カーンといい音が鳴った

 

 

「痛ったー!」「痛ったー!」

ウタは叩かれた箇所を両手で抑える

 

 

「いいところまで来てる。頑張れ」




キールはオリ主だった
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