エレジアの不響和音 作:匿名P
キール「それは………だ」
ウタ「えー!そんなについてるの!」
どんだけついてるの?
「UTAがエレジアへ姿を消して2年が経ちました」
海軍本部では今後のUTAの対応を決めるため会合を行っている。司会を行っているのは海軍本部少将・ブランニュー
「その間、四皇・ビッグマム、百獣のカイドウがUTAの力を求めてエレジアへ襲撃しています」
ブランニューがモニターに写ったビッグマムとカイドウを指差す
「ですが、全て返り討ちにされています」
モニターのビッグマムとカイドウにバツ印がつく
「そして、四皇2人を撃退した張本人が鬼神・キールです」
モニターからビッグマムとカイドウが消え、キールが映る
「キールはかつて
「挑んだものが帰ってきた頃には死体になっている。そうして積み上げてきた死体の山から
「キールは戦闘面だけでなく知略面でもロックス海賊団を支えてきました。それが認められ船長・ロックス・D・ジーベックの右腕となったと思われます」
「キールが潰してきた海賊団は数え切れない程です。さらに海軍の軍艦も消されてきました」
「鬼神・キールについた懸賞金は
29億9600万ベリー!!」
「ロックス海賊団が消滅して以降どこかへ姿を消していましたが、UTAと共に行動していることがわかっています。どのような理由があるかはわかりませんが早急な対応が必要だと考えます!」
「そして、ビッグマム・カイドウの四皇2人の撃退に加担した人間がいます」
「それが、世界の歌姫・UTAです!」
モニターにウタの写真が映る
「ドレスローザでのライブを最後にエレジアへ姿を消しました。巷では"失踪したのでは"と騒がれています」
「UTAはシャーロット・カタクリ、火炎のキングの懸賞金
「UTAがここまで戦えることができるのはキールのおかげだと思われます」
「キールは冥王・シルバーズレイリーに引けを取らない覇気を扱うことができます」
「UTAの能力にキールの覇気が合わされば手につかなくなります。UTAの対応が最優先にするべきことだと思います」
「そこで、UTAに5億ベリーの懸賞金をつけるべきだと考えます」
いきなり5億という破格の懸賞金に場は騒然とする
「5億だと…!」「それはやりすぎだろ…!」
「うーん」「難しいのぅ」
センゴクとガープが悩んで声を出す
「UTAの件は持ち越しじゃ」
赤犬の一声で場は収まった
______
「もういいかな」
2年が経ち、キールから教えることが無くなるほどウタの戦闘力は凄まじいものになった。
「えー」
「私が教えたこと全て吸収しているし、教えることはない」
「もう外に出ても大丈夫じゃないか?」
「君のファンも心配している。元気な姿を見せた方がいいんじゃないか?」
「…そうだね。みんなと会いたい」
〜〜〜
「ねぇゴードン」
2人は家に戻り、3人で食卓を囲んでいる
「どうしたウタ?」
「そろそろライブしたい。みんなと会いたい」
「私もちょうどその話をしようと思っていたんだ」
「え?」
ウタの食べる箸が止まる
「それが今話題のソウルキングのライブにゲストとして来ないかと言われたんだがどうする?」
「そうるきんぐ?」
ウタには聞いたことのない名前だった
「あぁ、ライブのチケットは即完売する程の人気がある」
「うーん…私が出ることはみんなには内緒にしておいて」
「どういうことだ?」
「スペシャルゲストとして、ライブの途中で参加する」
「ハハ八、ウタらしいね」
キールはウタの提案に笑う
「掛け合ってみよう」
「2年も会ってないんだから、盛大にしないとね」
ウタはそう言うと笑った
「ライブの服作り直そ」
ウタは久しぶりのライブにルンルンになっている
「ウタが楽しそうで何よりだ」
食後、ウタは自分の部屋でライブに向け作業をしている
「そうだな。ウタが元気な姿を見れるのは嬉しいな」
ゴードンとキールは皿洗いをしながら会話をする
「船を呼ぶ時は気をつけろ。エレジアの近海に海軍の軍艦がうろついている。送迎の船が海軍に見つかれば海軍が付いてくる」
「わかった」
「私が海軍の軍艦を引きつけるからその際に島の裏に呼べ」
「またか?」
「大丈夫だ。無茶は絶対にしないから、注意を引くだけだ」
「ウタが怒るぞ」
ゴードンはウタがキールのことを1番に心配していることを知っている
「ウタには事前に言っておいてくれ」
「私に飛び火しないか?それ」
「別にいいだろう。私の話を聞いて了解したんだから共犯だ」
「了解はしたが、共犯は言い過ぎだ。私は何もしてない」
キールの問題発言にゴードンが口を出す
「そんなこと言って作戦に加担するだろ」
「ウッ…それはそうするしかないから」
痛いとこを突かれたゴードンは言葉に詰まる
「結果論、共犯だ」
「……勝手に言っておけ。私は共犯とは思わない」
「素直じゃないな。だから、ウタに好かれないんだ」
「ウッ…それは突っ込むな」
「事実だろう。親なら接し方をかんが《「「うるさいよ!さっきから!」」
ウタが怒りながらドアをバタンと大きな音を立てて開けて出てきた
「皿洗いくらい静かにしてよ!!」
「「すいませんでした」」
2人の謝罪の言葉を聞いて、ウタは扉を閉めた
「キールのせいだ」
ゴードンが罪を擦り付けようとする
「わかったわかった。それでいいから。それ以上言うとまたウタが怒るぞ。親ならそれくらいわかるだろ」
「……」
惨めな気分になったゴードンだった
自業自得だ。