僕のヒーローアカデミア~私の個性はオラクル細胞です~ 作:BERSERKER
私はロシア人で生まれ、アリサと名付けられた。
私のフルネームはアリサ・イリーニチナ・アミエーラとなる。
私の略称はアーラで、愛称がアリエチカ。
個性は言わずもがなオラクル細胞。
五歳の時に個性が発現(能力が戻った)した。
八歳の時までは個性のオラクル細胞達と話したり、両親と幸せな生活していた。
学校帰りに突然オラクル細胞達から隠れてと注意勧告された。
何事かと思うがゴミ置き場に有ったタンスの中に隠れる。
タンスの外から「ヴィランが来たぞ!」や「逃げろ!」等、てんやわんやの大騒ぎに発展した。
タンスの隙間から外が見える。
お父さんとお母さんが必死にアリエチカー!と探している。
私はタンスから飛び出し、両親の元へ駆け寄る。
だが、無残にも両親は殺されてしまった。
「おや?こいつ等は君の両親かな?悪い事したね。すぐに両親の許へ送ってあげよう。自己紹介をしよう。私はオール・フォー・ワン。君は?」
オール・フォー・ワンは手を伸ばす。
「その子に手を出すな!オールフォーワン!」
オールマイトが到着し、庇おうとしてくれるが。
「な…んで…うああああーーー!!!」
感情が暴走し、個性が同調し、私の怒りと悲しみに呼応するオラクル細胞群。
私の身体は溶ける様に崩れてスライムの様な何かに成った。
「ちっ!」
急な私の変化に二人共離れようとするが、オール・フォー・ワンの片腕を巻き込んで、侵食していく。
オール・フォー・ワンは捕食しようと侵食するオラクル細胞から、抜け出す為に片腕を無事な部分から切り落とした。
「なっ!これは個性の」
「暴走だね。腕を自分で切り離したとは言えこの子に喰われた。私の手には余る。私からこの子に手を出す事はしない。次は食い尽くされかねない」
「それは良い事だ。だから他者に迷惑かける事も止めるんだ」
「だが断る」
そして周囲を気にせず、我武者羅にオール・フォー・ワンと名乗った男に向って、捕食しようと触手を伸ばす。
オール・フォー・ワンは私の放つ触手をかわしつつ離れていく。
ロシアの街が一つ無くなる頃、次第に触手は引っ込み、繭になる。
住人や動物は触手で退けられて怪我無くその場で立ち尽くす。
繭になった私は触れた物を捕食する為、動かされる事は無く、オールマイトを始めとしたヒーロー達による蘇生方法を模索する。
試みは空しく匙を投げる者が続出する中で、オールフォーワンと戦い、呼吸器と胃を損傷した身体で、集中療養と絶対安静を催促されるオールマイトだけは、毎日繭の中の私に付き添う。
半年が過ぎる頃、繭の中では繭の主の少女私の事なんだけど。
私は変態して小さくなり、幼女と呼べるフィムの姿で繭から出る。
「君は半年前のロシアの少女かな?」
「はい。オールマイト。元アリサ・イリーニチナ・アミエーラです。両親を喪い、アラガミ化して姿も変質。とても前の名前を使っても誰も私の事だとは考え難い。フィムと名乗る事にします。両親を喪い、個性であるオラクル細胞が私の感情に引っ張られ、暴走しました。世間から私への認識は人類種の天敵。オール・フォー・ワンの片腕を捕食した後、暫らく追いかけて自我を取り戻して、繭の中で憎んでいた事も氷解。過去に囚われた復讐よりも、一歩前へ進む事にしたのが現状です」
「そうだな。復讐よりも前向きの方が良い」
「ところでオールマイト。オール・フォー・ワンとオールマイトは対の存在?ワン・フォー・オール?やけにお互いの事を理解している様だったから」
「む!その通り。私の個性はワン・フォー・オールだ」
私は神機を取り出す。
「身体から銃が!」
「これは神機前の対アラガミ拳銃ね。フェンリルの研究者達が、アラガミに対抗する為に開発して力不足と没にした物」
「第一世代神機剣と盾がセットと銃」
「随分大きいな」
「で、第二世代神機剣と銃と盾を一纏めにした物」
「赤いな」
「パーツは沢山有るよ。これはアリサの神機。第三世代は見た目は変わらず感応波に対抗出来るブラッド隊が使う神機。感応波を浴びると浴びてる間は第二世代神機以下の神機は動かなくなる。God Eater2主人公の血の力『喚起』で、血の力に目覚めさせたら動かなくなる現象は収まった」
「第四世代神機はAGEが使う最初は両腕に腕輪をして、拘束されていて出撃以外は鉄格子の中で、腕が自由にならない生活を強いられていた。
神機の種類もパーツも増えた」
「何と!助けなくては」
「かつて男だった私がプレイしてたゲームだった話しだよ。この世界には神機は無い。誰かがこの世界に神機を持ち込まない限りは」
「む?前世の事?」
「うん。私は32歳手前に死んだ男だった。オールマイトは異世界の創作物に首を突っ込めるの?どれも合わないな。他の刀剣なんか如何だろう」
「うん。これが良いかな」
「大太刀だね」
「サイズは自由だし、見た目だけ。中身はオラクル細胞で、外側を真似ただけ」
「そうなのか」
「前の私は名前も姿もGod Eaterの、フェンリル極東支部の第一部隊にフェンリルロシア支部から編入する、アリサ・イリーニチナ・アミエーラの幼少期。味方キャラ。今の私がGODEATER3の登場人物フィム」
「そして私の能力は個性と言う事にして、『オラクル細胞』アラガミを構成する細胞、オラクル細胞は強固でしなやかな細胞結合する為、現行の兵器では太刀打ち出来ず、オラクル細胞で造られた神機や、アラガミの攻撃等で結合を断ち切るしかない。アラガミも私のみ。他に神機も無い。敵対するなら容赦はしないわよ。じゃぁね。縁が有ったらまた会いましょう」
「待て待て待って!?」
「何?戦いたいの?」
「違う違う。フィム少女は行く当ては有るのか?」
「無いよ。さっきも言ったじゃん。住民登録と姿が変わり過ぎてて効力も、住む土地も、家も無くして無一文。野生動物でも丸呑みして過そうかね?」
「行き当たりばったり!?いやいや危ないから小父さんが面倒見るから。面倒見させて下さい。心配で凄く気になるから」
「オールマイト。未成年者保護監督資格持ってる?それとも養子にしようとか思ってる?」
「後者です。はい」
「先ず私が養子になったとします。一日の24時間の内睡眠最低でも6~最高で8時間。身支度、食事の用意と食事とその片付け、休憩時間は必ず取る事。育児でヒーロー活動時間に充てる時間が、私が学校に行ってる間でごっそり減るよ?土日祝日は付きっ切りで、最悪ヒーロー活動時間が無くなるよ?それとお金だけ渡されて自分で買えとか、カップ麺生活とか、コンビニ弁当生活とか、栄養偏るし、オールマイトにもそんな生活はさせる心算も無い。でもそんな事になったら世間はネグレクト/育児放棄、虐待してますと受け取られるよ?出来る?そんな生活。私には関わらない選択肢を私はお勧めするよ。二度目の人生だ。前世の知識と経験がある。感情は身体年齢に引かれているが。まぁ、何とかなるさ」
「楽観視し、過ぎじゃないかな」
「オールマイト。何時まで治療行為を受けない気だい!」
「身体悪いの?前会った時は元気だったのに」
「オール・フォー・ワンとの戦闘で少しね」
「貴女はオールマイトの主治医?」
「そうさね。ヒーローネーム:リカバリーガールと名乗っておるよ」
「オールマイトは内臓欠損?空気が漏れる音がする。心臓と冠動脈は奇跡的に無事、もしくは、治療完了。右肺と胃が抉られてそうだね。リカバリーガール。傷が塞がる前にオラクル細胞で欠損部分を代行させようか?兎にも角にも、栄養を万全に取れなきゃ、人体の自然治癒能力が凄いと言っても、栄養在りきの事。細胞分裂も促せなければ意味がない。それでゆっくりオラクル細胞を私に返して貰って、臓器を自然治癒させるプランを提案。承認いただければ処置はすぐ終わります。完治期間は今の所不明オールマイトの人体治癒能力によります。デメリットは私の制御範囲100mより外へ出てしまうと、捕食しようと動き始めてしまう事。トイレ、着替え、お風呂等以外のプライバシーがない事。逆に範囲100m内にいると常に私に居場所を感知される事。胃と肺に寄生している状態ですので食事量が増えます。取り出し易いように一つに繋がっていて透視や手術等で癒着と間違え易い事が挙げられます」
「直るなら、私はお願いしたいです。リカバリーガール」
「うぅむ…承認しよう」
オールマイトにオラクル細胞を注入する。
三十数秒で欠損部代行治療処置は終了した。
「定着完了。ご飯食べれるよ。ただ先ほど挙げたデメリット完治するまで基本私が傍らに侍る。メイドとでも思って」
「お粥が良いかね。いきなり消化し難い物を食べさせる訳にもいくまいて」
強引にオールマイト/八木俊典の養子にされた。
結果、日本国籍をGETして、雄英高校の地下に私の住家を造った。
私の住家は上から居住区画、下水処理区画、天然土を敷いて巨大農園/養蜂区画、サーバー区画、食塩/にがり抽出区、重水抽出区画、変電区画、核融合発電区画、地熱発電区画を造って住んでいる。
各区画には給排気口があり、空気の成分濃度を一定に保っている。
私の能力にネロカオスの能力混沌の塒を模して、荒神の塒でもって荒神達を出現させたり、指揮したりする力がある。
細胞を分けて蜜蜂やアバドンを創って、受粉と蜂蜜製作作業は蜜蜂を操り、その他の作業はアバドンを操っている。
畜産はやる心算はない、水産は場所が悪い。
深夜にはスライム型のお掃除アラガミを雄英高校の校舎に放ち、掃除させる。
教室の落し物は教卓へ。
廊下の落し物は職員室へ。
昼間は雄英高校敷地内の防衛もする。
一週間と少し、オールマイトの胃と肺が修復が終わり、それに伴って臓器の代わりをさせていたオラクル細胞を、オールマイトの体内から回収した。
リカバリーガールに確認して貰って、治療行為を終了した。
「ねぇ?オールマイト跡継ぎ如何すんの?」
「受け継いでくれるの?」
「まさか。しがらみや面倒事は勘弁願いたい」
「そう…か」
「今は復活して後継者問題は後回しになったとしても、見つけておく…事前準備はしておいた方が良いよ。それが今回の様に慌てる事になったんでしょ?雄英高校で教師をやる事になったのもその後継者探しの一環」
「むぅ…その通りだ」
「早く見つけないと、その後継者候補の無個性の少年は、私がゴッドイーターにしちゃうよ?それに私は個性使えれば働く必要が無い。雄英高校の敷地に居るから使えるけれども非正規。褒められた事ではないからヒーロー科に受験するだけだし、その子が雄英入学する時期に後継者になれていなかったら、私が本当にゴッドイーターにするからね?」
私はオールマイトを煽る。