ありふれない月の眷属がいるのは間違っているだろうか   作:クノスペ

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fgoの福袋情報出ましたね
作者はモルガンの宝具上げのため全体バスターを引くつもりです


80星:運命の日【上弦】

 

 

『【ヘルメス・ファミリア】の偵察によって、闇派閥(イヴィルス)の新たな拠点が見つかった』

 

 景色が変わり、街の通路から大型の会議室の様な場所になった。

 そこには様々な種族が座っており、それを仕切っていたのは金髪の少年であった。

 

「ライラちゃんもだったけど、あんな小さな子まで....」

「周りは気にしてないところから見て、かなりの実力があるんだろうな」

 

 小人族(パルゥム)の存在を知らないハジメと香織は、目の前の少年...【ロキ・ファミリア】団長フィン・ディムナ(当時35歳)を見た目通りの年齢だと勘違いしていた。

 そんな2人に真実を伝える者は今はいないため、2人の勘違いが進んだまま進行していく。

 

『廃棄された施設を利用しているようです。これまでとは異なり、かなりの規模...それも3つ。内部までは探れませんでしたが、一般人を装った見張りの数から見ても『本拠地』である可能性が高いです』

 

 椅子から立ち上がり、情報を提供するのは水色の髪で眼鏡をかけた女性...アスフィ。彼女が説明を終えると、フィンが今回の作戦の説明を始めた。

 

『【ヘルメス・ファミリア】の情報を精査し、ギルド上層部も敵の棲家であると判断した。そこで、この3つを同時に叩く』

『1つは【アストレア・ファミリア】が行くわ!』

 

 フィンが攻撃の意思を口にした瞬間、アリーゼが真っ先に立ち上がり参加を表明した。

 

『まだ僕は何も言ってないけど?』

『本拠地に突入する【ファミリア】を募るのでしょ?都市最強の【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】が別れるのは当然として、残った1つには私たちが行くわ!機動力なら負けはしないもの!』

 

 アリーゼの発した言葉に、ハジメと香織は自身の耳を疑った。

 

「え!?弓人くんのいるファミリア?が一番強くないの!?」

「あのフィジカルゴリラより上がいるとか...オラリオこえぇ...」

 

 そんな2人を他所に、話は進んでいく。

 アリーゼが参加の意思を伝えると、青髪の女性が手を上げた。

 

『なら、アリーゼたちには我々が『いや、俺たち【アルテミス・ファミリア】が行こう』■■■■?』

『理由を聞いても良いかい?』

『シャクティたち【ガネーシャ・ファミリア】には本拠地周りにいる一般人の誘導をしてもらいたいからだ。都市の憲兵の指示ならある程度従ってもらえるはずだ』

 

 弓人?の言葉にフィンは少し考える仕草をした後、弓人?に視線を合わせ頷いた。

 

『うん、なら1つは【アストレア・ファミリア】と【アルテミス・ファミリア】が、1つは僕たち【ロキ・ファミリア】が、最後の1つは...オッタル、君たち【フレイヤ・ファミリア】で良いかい?』

『良いだろう...』

 

 フィンの言葉に、先程まで静かに聞いていた亜人の男が頷いた。

 

『作戦の決行は3日後にする。敵に語られないよう準備には細心の注意を払ってくれ...それでは、解散』

 

 その言葉と共に各々が離れていく中、弓人?は席に座ったまま何かを考え込んでいた。

 

『何か気になる事があるのか?』

『リア...ちょっとな』

 

 彼に声をかけたのは、緑髪が特徴の美しいエルフの女性であった。

 そんなリアと呼ばれた彼女に弓人?は視線を向け自身の考えを話し始めた。

 

『なんか見落としてる気がしてな...』

『それはいつもの勘か?仮に罠だとしてもそれを想定して動くと決まっただろ』

『...流石に考えすぎか』

『それより...つ、次はいつ【黄昏の館(うち)】に来るんだ...?』

 

 リアの問いかけに弓人?は首を傾げていると。彼女は早口で捲し立て始めた。

 

『あ、あれだぞ!お前が最近授業を受けにこないせいでアイズが寂しがっているからで別に私が来て欲しいとかそういうわけではないからな!』

『わ、分かった。3日後の作戦が終わったら行く『本当か!』お、おう...えらい食いつくな』

『3日後だぞ!約束だからな!』

 

 弓人?の言葉を聞いて、リアは上機嫌に離れていく。

 ハジメと香織は、この朴念仁の女性関係についてもう考えないようにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 そして景色が変わって、場所は路地裏。

 空は緋色に染まっており、そこには様々な装備を身につけた者たちが忙しなく動いていた。

 

『副団長【ディアンケヒト・ファミリア】からの物資が届きました!』

『分かった、全員に行き渡らせろ』

『はい!』

 

 【ファミリア】の団員に指示を出すのは、団長の弓人?ではなく副団長のアタランテだった。

 そんな弓人?は少し離れた位置で座り込み静かに目を閉じていた。

 

『少しよろしいですか?』

『リオンか、どうした?』

『■■■■...必ず勝ちましょう』

『―ああ』

 

 そして、作戦が開始された。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『て、敵襲ううううううううう!?』

 

 魔法により扉を破壊し、一気に突入する【アストレア・ファミリア】と【アルテミス・ファミリア】の者たち。

 闇派閥の者たちは、突然の出来事に驚愕に襲われた。

 

『戦闘は副団長と■■■■さんに任せて、私たちは倒した闇派閥(イヴィルス)を拘束するんだ!』

 

 【アストレア・ファミリア】の者たちが先陣を切り、【アルテミス・ファミリア】のアタランテと弓人?が援護を、それ以外の者たちが拘束をしていく中、アリーゼが弓人?に話しかけた。

 

『■■■■!私たちは一気に奥まで行くから、ここを任せて良い?』

『...待て、ここまで上手く行き過ぎている』

 

 闇派閥の奴らは激しく抵抗しているが、ここは敵の本拠地。

 味方の部隊に目立った損害がないことが、かえって不気味であった。

 

『これが罠だとしても、作戦続行よ!相手も施設内の人員を大勢失ってる!このまま最後まで畳みかけるべきだわ!』

 

 しかし、アリーゼは意志の統一を叫んだ。

 その瞳には決して引かないという強い決意に満ちており、それを見た弓人?はため息と共に【アルテミス・ファミリア】の団員に指示を出した。

 

『聞いたなお前ら!ここをさっさと片付けるぞ!』

『『『『『了解!』』』』』

『ありがとう!さあみんな、行くわよ!』

 

 こうして2手に分かれて、敵の拘束を行っていく弓人?たち。

 しばらくすると、1人の団員が驚愕の声を上げた。

 

『■、■■■■さん!?これを見て下さい!』

『何があった...って、なんだよ...これ』

 

 彼の視線の先にあった者は、意識を失い倒れた闇派閥(イヴィルス)...の身(・)体(・)中(・)に身につけられた赤い鉱石だった。

 

『奴らが『撃鉄装置』を盗んだ理由はこれか!?』

『これ...全部『火炎石』じゃねぇか』

『なっ!?こんなのが炸裂したら、こいつらだって...まさか!?』

 

 自爆装置

 

 自身の命も顧みない闇派閥(イヴィルス)の者たちに、【アルテミス・ファミリア】の者たちは恐怖した。

 そんな中、冷静さを取り戻した弓人?は口早に指示を飛ばす。

 

『誰でも良い!このことを外にいる【ガネーシャ・ファミリア】に伝えろ!』

『な、なら自分が!』

『アタランテ、俺はアリーゼたちにこのことを伝えてくる!だからここの指揮は任せたぞ!』

『わ、分かった!』

 

 そして弓人?はアリーゼたちが進んで行った奥へと走り出す。

 その通路には、倒れる闇派閥(イヴィルス)ばかりで爆発した様子はなかった。

 こうして奥へと進んだ先には

 

 闇派閥(イヴィルス)を無力化していくライラたち

 桃髪の女と戦うアリーゼと輝夜

 

 そして、闇派閥(イヴィルス)の少女へ優しく手を伸ばすリオンがいた。

 

『もう大丈夫です。だからそんな危ないものは捨てて下さい』

 

 瞳に涙を浮かべる少女へ、優しく笑みを向けるリオン

 そんな彼女に少女は、手に持つナイフを捨て。左手を自(・)身(・)の(・)懐(・)へ(・)と伸ばしていた。

 

「リオンさん離れて!」

 

 自爆装置の存在を見ていた香織が必死に声をかけるが、当然聞こえる訳もなくリオンは少女へと近づいていく。

 

 そして、少女の左手が懐に触れそうになった瞬間

 

「.............ぇ?」

 

 1本の矢が、少女の額を貫いた。

 





ということで...この世界線ではアーディたちの代わりにオリオンたちが参加したため、アーディ生存です
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