ありふれない月の眷属がいるのは間違っているだろうか   作:クノスペ

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なんとか書けたので今日最後の投稿です。




3星:ハイリヒ王国にて

 

 

 戦争に参加するか1ヶ月までに決める間、俺たちは戦う術を学ぶ必要がある。いくら強大な潜在能力を手に入れたとしても使い方がわからなければ宝の持ち腐れだからだ。

 俺たちの訓練場所として選ばれた【ハイリヒ王国】はこの聖教教会本山がある【神山】の麓にあるらしい。

 そこへ向かうため俺たちは聖教教会の正面門にやって来た。そしてそこには雲海が広がっていた。俺達は、太陽の光を反射して煌めく雲海と透き通るような青空という雄大な景色に呆然と見蕩れ、息を呑んだ。

 それを見てどこか自慢気なイシュタルに促されると、柵に囲まれた白い台座がそこにはあった。おそらく大聖堂で見たものと同じ素材で作られているであろうそれに乗ると、イシュタルは詠唱を始めた。

 

「彼の者へと至る道、信仰と共に開かれん――〝天道〟」

 

 その瞬間、台座に刻まれていた魔法陣が輝き出し、ロープウェイのように滑らかに、地上へ向けて下っていく。

 俺はこれが魔法なのかと思わず感心してしまった。そしてクラスメイト達も初めて見る魔法に興奮が抑えれられないようである。

 そして俺たちはまさに神(・)の(・)使(・)徒(・)と言わんばかりの演出で王国に辿り着き王宮へと足を運んだ。

 

 

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 王宮にたどり着くと、俺たちは真っ先に玉座の間へ案内された。

 その時に王は立(・)っ(・)て(・)待っておりイシュタルがおもむろに出した手に触れない程度の口づけをしたことにより、この世界では国王より教皇が上であるということを知った。

 それから自己紹介が始まり、その流れのまま晩餐会が始まった。

 俺は食事を早々に済ませるとこの国の王子にしきりに話しかけられている香織を尻目にベランダへと向かい夜空を見ていた。すると

 

「 お口に合いませんでしたか?」

「いえ、とても美味しかったですよ。リリアーナ王女殿下」

 

 声をかけて来たのはこの国の王女であるリリアーナであった。

 

「リ(・)リ(・)ィ(・)で構いませんよ。あと言葉遣いも崩してください。」

「良いんですか?なら、そうさせてもらうけど」

「構いませんよ。星、好きなんですか?」

「星というより月が好きなんだ。月はいつでも夜を照らしてくれるからな、まぁこの世界の月が俺らの知ってる月と違うかもしれないけどな」

 

軽く笑いながら俺は言うとリリィは悲しそうな顔をしながら口を開いた。

 

「申し訳ございません。あなた様達にも帰る家や家族がいるにも関わらず、私たちの勝手によりこの地へ呼んでしまい...」

「ここに呼んだのはこの世界の神であってリリィのせいじゃないだろ?」

「ですが...この世界の問題は私たちでどうにかしないといけないのに...」

 

 どんどん暗くなるリリィに対し、俺はなんと声を掛ければいいのかわからない...いや、あるじゃないか

 

「正直なところ、俺はこの世界の人間がどうなっても別にどうでも良いって思ってる」

「っ!?...はい」

「でもさ、こうして美味い食事や雨風凌げる場所を用意してくれたリリィ達のためなら戦ってもいいかなとも思ってる」

「えっ...」

「俺たちの世界には一宿一飯の恩義って言葉がある、だからここの飯代と宿代くらいは働くさ」

「...ふふっ、優しいんですね。えっと...お名前は」

「弓人。三星弓人だ」

「はい!ユミトさん。お代しっかり稼いできて下さいね!」

「くくくっ...あぁ!しっかり稼いできますよ。王女殿下」

 

 こうして晩餐会は終わり、俺たちは各自与えられた部屋へ行き、俺は疲れていたこともあり現実から逃避するように眠った。

 

 

 

 

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「おかしい!なんで所々雑な貴方が私より大きい獲物を捕らえてくるのよ!」

「そんなこと言ったってしらねぇよ、たまたま俺が見つけた獲物が大きかったんだろ」

「もう一回勝負よ!今度はあそこで飛んでいる鳥を撃ち落とした方の勝ちよ!」

「はぁ!?約(・)束(・)違うぞ!この勝負に勝ったらお前のファミリアに入らせてくれる話だろ!」

「うっ...わ、分かったわよ!入れてあげるからもう一回勝負しなさい!」

「へへっ、入らせてくれるなら問題ねぇよ!今度も俺が勝つからな!ア(・)ル(・)テ(・)ミ(・)ス(・)!」

「様をつけなさい!オ(・)リ(・)オ(・)ン(・)!」

 

 






あれ?リリアーナがヒロインになってる...?
どうして(現場猫)

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