瞳を閉じぬ裁定者   作:レガシィ

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一週間二本投稿を心がけましたが無理でした、、、いかんせん高3の学生なものでして、まだまだ続けていきますのでよろしくお願いします!


第八話 雷轟、傲慢

 魔物大発生(スタンピード)を人為的に引き起こすという衝撃の発言。ても、私とガス爺さんの反応は少女の真逆だった。

 

「待て待て、色々と話を飛ばすようじゃが、魔物大発生(スタンピード)に関して、取り敢えずは問題あるまいよ」

 

 確かにガス爺さんの言うとおりだ。正確に言うと、スタンピードは魔物が大量に発生し、ダンジョンから溢れ出すことを言う。つまり、E級程度のダンジョンのモンスターは所詮E級以下でしかない。オドレアの戦力からすればそんなのは大した問題じゃない。

 

「それとも、その慌てようは貴女の魔力っていうのに関係があるの?」

 

「それは、、、その、、、」

 

「言いたくないなら言わないで構わないよ。無理に詮索するつもりはないし」

 

「、、、いえ、恩を仇で返すような真似をするつもりはありません。(わたくし)は、、、現、大罪の悪魔。傲慢のスペルビア」

 

「「、、、、、、、、、?」」

 

 ガス爺さんと私は目に見えるような疑問符を浮かべた。

 

「驚く単語ばかりポンポン出てくるね、、、大丈夫? ガス爺さん、ショックで死んだりしない?」

 

「死ぬことこそなかれ、それが本当なら肝が冷えきって凍るわい。御伽噺を聞いてる気分じゃ」

 

 正直、途方も無い話すぎて信じられない。彼女が、

 

 七つの大罪の悪魔が一柱、傲慢だなんて。

 

 純血種どころじゃないビッグネームだ。

 

 御伽噺にしか出てこない名前が、まさか目の前にいる私とそう変わらない歳の見た目の女性から出てきた。しかも、それだけでは終わらない。こちらの衝撃を受ける様子を無視して話は続いていく。

 

「私の種族スキルは万生使役(ばんせいしえき)、そして固有スキルは魔血変換(まけつへんかん)──」

 

「ちょ、ちょっと待ってよ! 固有スキルまであるの?」

 

 人間、亜人か魔物かの決定的な違い、それは種族スキルというものを持つか否か。種族スキルとは、同じ種族の魔物が一様に持っているスキル。固有スキルは百万分の一なんて言われている希少スキル、さらに大罪の悪魔は同種が同時に存在することは出来ないため、世界で唯一のスキルとなる。

 

 極レアリティのスキルの重ねがけ、言葉では言い表せないほどの超現象が目の前にいる。

 

「にわかには信じられんのう、、、そも、傲慢ならそれ相応の態度もあるじゃろうし、あのバカ共に捕まる実力にも思えん」

 

 ガス爺さんの言うことは最もだ。戦った感じ全員Fランク冒険者、一番強くてもD程度の実力。それに負ける、あまつさえ利用されるとは考えられない。

 

「、、、、、、それは、申し訳ありませんが、話せませんわ、、、」

 

 バツの悪そうにしおらしくなるスペルビア。

 

「まぁ、なんか色々あるんだろうし、さっきも言った通り深く詮索はしないよ。それより、貴方の固有スキルが魔物大発生にどれだけの影響を及ぼすか、簡潔に教えて」

 

「率直に言うと、モンスターが強化されますわ」

 

「どのくらい?」

 

「体感としては二倍程度、でしょうか」

 

「その程度なら問題ないじゃろ、ディアナもおるし、村長への報告だけすませようかの」

 

「人為的、強制的に起こすって話も気になるけど、まずはギルドに戻ろうか」

 

 ガス爺さんは報告だけなんて言っているけど、話していることが本当なら目の前にいるのは大罪の悪魔。単体で世界の均衡を崩しかねない超大物。

 

「、、、とてもそうは見えないなぁ」

 

「?」

 

「歩ける?」

 

「え?」

 

「駄目そうだし運ぶけど、一応ね」

 

 足の健を切られたりとかはないようで立てそうだけど、かなり衰弱してるし無理はさせるものじゃないか。足枷と鎖も壊しておこう。

 

「ちょっと失礼するね」

 

 ヒョイッ

 

「うわっ!?」

 

 とても軽い、やっぱり年頃の少女くらいにしか思えない。でも、気配も魔力も言ってることも本物っぽいし、先手を打つに越したことはない。

 

「ガス爺さん、私達が保護したのは固有スキルを利用された、私と同じくらいの歳の女の子。だよね?」

 

「、、、ホッホッ、そうじゃの。お前さんなら角や翼を隠すくらい造作もないじゃろしの」

 

 私の仮面と同じように、周りからの解像度を下げてしまえばいい。周りがそれを気にすることが無くなるから単純な鑑定魔法にも引っかかりにくい。

 

働かない灯り(ノットワーカー)

 

 しゅぅぅ

 

「じゃあ、うーん、肩にでも捕まってて」

 

「し、失礼します、、、」

 

 腕も足も痕ができてて痛そうだし、おんぶよりも横抱きの方が良いよね。

 

「あのバカ共は丸二日は起きんよ。ギルドに頼んてで使いを送ってもらおうかの」

 

 念の為に拘束時間の長い土拘束で男を縛り、村へ報告しにいく。村長宅も先程と変わりなく、男も伸びたままだ。スペルビアのことは適当に誤魔化して報告を終え、ギルドに戻るために再び眠りの森を通る。

 

「あの、、、私はいつまでこのままなのでしょうか、、、」

 

「だってポーションの材料切らしてるし、歩くと痛いでしょ」

 

「その、いつまでもこのままというのも、、、」

 

「えー、ガス爺さんの方がいい?」

 

「おぉ、孫の小さい頃を思い出すのう。来てもえぇぞい」

 

「、、、、、、このままでいいです」

 

 ますます信じられない。傲慢、、、しおらしすぎる。

 

「っと、それより、やっぱり静かだね、眠りの森」

 

「本当に大丈夫なんでしょうか?」

 

「ヒプノチョウ程度の危険度ならディアナが瞬殺じゃろうし、雑魚モンスターもギルマスが本気を出したら死体の山が完成するぞい」

 

「この近くには魔王の城でもあるんですか?」

 

 そんな質問をするってことは還らずの龍森が近くにいるのを知らないのだろう。私とガス爺さんはあの森をよく知っているから、大した脅威に感じない。

 

「魔王なら可愛いもんじゃの」

 

「魔王より確実に強い人を知ってるし」

 

「戦ったことがあるんですか!?」

 

「いやないけど。もしもその人より魔王が強いなら、世界はとっくに滅んでるよ」

 

 弟子の贔屓目をなしにしても、師匠の実力を鑑みれば想像には難くない。

 

 ドォンッ!! 

 

 不意に爆発音が森に響き渡った。私とガス爺さんの探知に、一体のモンスターが引っかかる。

 

 それは、木々を薙いで払いながらその巨体は姿を見せる。四本の巨腕に一つ目一本角、青い体はぶよぶよとした皮膚ながら溜め込んだ魔力を感じさせる。

 

「、、、こりゃあデカイのう」

 

「初めて見た、、、あれって一つ目鬼(サイクロプス)の亜種だよね」

 

 本来B+級程度に分類されるモンスター。危険度は同ランクの中でも高く、その凶暴性と破壊力から、A級への格上げが検討されているはず。

 

「なんでここにいるのかって質問は野暮だよね」

 

『ォオオオオッッッ!!!』

 

 バチチッバチッ

 

雷槌(サンダーマレット)!!」

 

 ゴジャァァンッ!!! 

 

 ガス爺さんの大技、雷が槌の形を成して一つ目鬼に炸裂する。周りの木々を燃えるという過程を飛ばして焦がして樹木を裂いた。

詠唱が長いはずの技だが、それを過程を飛ばして飛ばす仕組みは、握られている木製の杖。

あれにはA級モンスター、雷鳴獣キテンの魔石が使われているらしく雷魔法を撃つ時に溢れた電気を拾って蓄電できるようになっている。

 

「威力はいつもよりお粗末じゃが、ダメージはあったじゃろ」

 

『オォォ、、、!!』

 

「効いてるけど、仕留めるとまではいかないみたいだね」

 

「暫くサボっておったからの。腕の鈍りを解消したるわい。ここはこの老いぼれに任せて先に帰っとれ」

 

「死なないでね、ガス爺さん」

 

「愚問じゃわい、誰に言うとる」

 

 ガス爺さんに任せて私は身体強化でその場を離脱した。

 

「ホッホッ。A級は数年ぶりじゃのう」

 

『ォォ"オ"オ"ッ!!』

 

 四本の巨腕をサイクロプスは全力で振るう。

 

 ガスロの脚がゆらぐ突風と木々がざわめく音、当たれば致命傷は避けられない。

 

伝達加速(パルスファクト)

 

 そう、当たれば。

 

 ギュンッ! バォンッ!! 

 

「ホッホッ。どこを見ておるノッポよ」

 

 微弱な電気魔法を身体に走らせ、脳から身体へのパルスを加速させるガスロのオリジナル魔法。

身体を痺れないようにする精密さが必要な熟練の技である。

 

(確かサイクロプスの種族スキルは怪力じゃったの。単純じゃが馬鹿にできん、街の方も心配じゃ)

 

「時間をかけてはおれんな。雷玉(サンダーブリッツ)

 

 バチバチバチッッ!!! 

 

(詠唱の隙は大きい、小技と中技で放電を貯めて一気に片をつける!)

 

「まだまだ、雷玉(サンダーブリッツ)! 雷槍(サンダーランス)ッ!! 雷牙(サンダーファング)!!!」

 

 バヂバヂッ! バヂィンッ!! バヂヂヂッ!!! 

 

『グォォォォッッ!!』

 

 雷魔法の強みは麻痺の付与と、使うごとに威力が上がっていくことにある。電荷状態を常に付与するため、ガスロのスピードも上がっていく。

 

 基本魔法、特階魔法らの属性の上位魔法。恵廷魔導(けいていまどう)を自在に扱う、魔導師たる所以である。

 

 バリバリリッ

 

「ホッホッ、ウスノロめ!」

 

 麻痺とダメージでサイクロプスは一歩も動けずに、ガスロに翻弄される。

 

『ゥグォォォッ!!』

 

 スキル 乱心 暴走 強化 

 

 最後の抵抗と言わんばかりにサイクロプスはスキルを全て発動させて麻痺から抜け出し、ガスロへと向かっていく。

 

 パリッッ──ドッゴォンッ!! 

 

 ガスロのパルス伝達速度はMAX、齢七十を越えた今でさえ、その速度は生物の反射を超える。

 

 後ろに回り込んだガスロは高速で詠唱する。

 

 スキル 高速詠唱 魔導強化

 

「神の叡智たる裁きの雷よ。目の前の敵を穿ち、抉れ、撃滅せよ」

 

 ゴロゴロロッ、、、

 

 恵廷雷魔導 

 

「雷轟ッ!!!」

 

 目眩を覚えるほどの轟く雷がサイクロプスを貫き炸裂する。サイクロプスの身体は文字通り半分が炭と化し、焦げた臭いが辺りに充満する。

 

「ホッホ、やはりたまには運動せんとのう。さて、テミスを追うかの」

 

「そうかぁ? だったら俺と遊ぼうぜ?」

 

 ブォンッ! バリリッ! ザッ

 

(なんじゃこやつは!? 気配を全く感じなかった!)

 

 ガスロの前に現れた謎の魔物、緑黒い甲殻に片手は鎌のように鋭利、腕は四本で足は二本という昆虫に類似した身体。ガスロのAランクとしての勘が、警鐘を鳴らしていた。

 

「何者じゃお主は」

 

「あぁん? 俺か? 俺はガイナス、蟲軍勢(ちゅうぐんぜい)ガイナスだ」

 

(昆虫系の魔物、、、外骨格のせいでわしの雷とは相性が悪い。一対一ならギリギリ、電気も今はMAX。五分五分じゃのう)

 

「たくよぉ、、、折角この森侵略して近場の国を潰そうと思ったのによぉ、、、中々イキの良いヤツが多くて嬉しいぜ?」

 

「あそこにはSランクは無論、実力派の冒険者が揃っておる、貴様なんぞでは話にならん」

 

「Sランク一人、Aランク三人、その他大勢。雑魚は数えるに値しねぇ。Aランクの一人は今、俺の目の前にいる。老いぼれのジジイでも栄養源くらいになるだろうなぁ?」

 

「ホッホッ。老いても現役、虫一匹潰せぬほど衰えてはおらん!」

 

 バリリッ!! ドォンッ! 

 

「電撃が俺に効くわけねぇだろうがよ!!」

 

 雷魔法を撃っても致命傷にはならない、ガスロは連撃で放電を貯め、自身の身体の強化に当てる。

 

 ドガッバギッ! 

 

「おいおい! 痛くも痒くないぜぇ。老いぼれェ!!」

 

「一撃でも当ててからほざけ小童!!」

 

昆蟲大軍(インセクトガーデン)

 

雷弾(サンダーバレット)!!」

 

 ババババババババッ!! 

 

 バリバリバリッッッ!! 

 

 無数の昆虫型の魔物が羽を広げてガスロに襲いかかる。ガスロも雷の弾を高速で飛ばして対抗するが、数が明らかに違いすぎて全て無意味となる。

 

(数が多すぎて何も見えん!!)

 

「俺の可愛い〜い子供たちの味はどうだぁ?」

 

「害虫対策はあまりしとらんでのう、、、」

 

 既に息も絶え絶えな状況、逃走の二文字がガスロの脳裏に色濃く浮かぶ。

 

「さ〜って、俺も動くかなぁっと」

 

(! まずいっ本体が動──)

 

 ボギィッ! 

 

「ゲボッ、、、」

 

 ドゴンッバゴンッ! ゴロロロッ

 

(見えんっ、、、! 何をされた、、、?)

 

 ガスロの左側から重たい蹴りが放たれて吹き飛ばされる。木々に何度も当たって転がり、口から血を吐き出す。

 

「よぉジジイ、よく飛んだな?」

 

(姿が変わっておる、、、!)

 

 先程と違い、ガイナスの身体は細くなり羽が肥大化していた。

 

「蟲を舐めてかかると死ぬんだよ、ジジイの割にゃ頑張ったなぁ」

 

「ふんっ、この場で死ぬくらいなら、この命! 最後まで鳴らして見せようぞ!」

 

 バリバリバリッ!! 

 

「雷槌!!!」

 

 ゴジャァンッ! 

 

 電気が貯まりきっていないながらも大技を放ち、電荷状態が解除される。伝達加速の効力も先程まではなく、状況が一瞬で不利へと回る。

 

 カチカチカチッ

 

「老いぼれでも中々の魔法使いじゃねぇの。でもほら、自分の足を見てみろよ」

 

 ガクガクッ

 

「悲しいなぁ? 人間は老いにゃ勝てねぇ」

 

(万事休す、、、! 逃げることに全神経を注ぐしかあるまいか!)

 

 ガスロの身体は限界を示すようにガクガクと震える。いくら強い魔法使いでも、老いには勝てない。

 

 中位火水複合魔法 隠す霧(ハオドフォッグ)

 

(C級隠蔽魔法、、、!)

 

 ボフォンッ!! 

 

「おっ? 逃げんのか。Aランクともあろう冒険者様がだっせぇなぁ」

 

 ダッ! 

 

(追撃はしてこない、、、! 速く)

 

 ドチュッガチンッ! ギチギチギチッ

 

「? 、、、??」

 

「は〜い無駄骨お疲れさーん」

 

 ガスロの脚に昆虫型のモンスターが突き刺さり、更に抉って機動力を奪う。ムカデのようなモンスターも同時にガスロに巻き付き、打開策は消える。

 

「最後にしこたま魔力使っていったからなぁ。俺はやることあるから離れるし。いらねーやそいつ。食っていいぞー」

 

 バリボリボリボリゴリンッゴリゴリッ

 

(こんな、、、所で、、、)

 

「Aがこの程度ならSも狩れるかもなぁ、、、ギハハ、楽しみだねぇ。お前ら、もう一匹もとっと捕まえてこい」

 

 ──ー

 

 少し前

 

 ダッダッダッ

 

 ドォンッ!! バリバリバリ!! 

 

「凄い音、、、おじさまは大丈夫でしょうか」

 

「大丈夫だと思うよ。あれくらいなら一捻りでしょ」

 

「あと、やっぱり降ろしてくれないんですね」

 

「私は回復魔法使えないし。それに、今降ろしたら多分死ぬよ」

 

 後ろから凄い数のモンスター、この数だと昆虫型だろう。この子を置いたら走れるかすら怪しいし、どうしたものか。

 

「あ、あのお姉様!! 後ろ、後ろ!!」

 

「分かってるよ。あと、私はテミス。歳も変わらないからお姉様はやめて」

 

「テミス様!」

 

「だから様は、、、いや、いいやもう。好きに呼んで。ていうか大罪の悪魔ならあれくらい一捻りじゃないの?」

 

(別にあれくらいなら範囲魔法で倒せるけど、逃げたほうが楽だしなぁ、、、あ、でも持っていくのはまずいか)

 

「でしたら、魔力か血をくださいませんか?」

 

「? さっきのスキルのこと?」

 

「はい、今は魔力が空っぽで血を変換する余裕もないので。身体が嫌ならポーションでも構いません」

 

「構わないよ。ほら、血でも魔力でもどうぞ」

 

「では失礼しまして」

 

 ガプッ、ヂゥゥ

 

 そう言うと彼女は私の首筋に噛み付いた。少し冷たいような文字通りに血の気が引く感覚からすると、恐らく血を吸っているのだろう。傲慢の悪魔はどうやら吸血鬼と似たような系統らしい。

 

「ぷはぁっ」

 

「どう? なんとかなりそう?」

 

「これだけあれば充分すぎますわ」

 

 恵廷暗黒魔導 逃れれえぬ棺(デスコフィン)

 

 ガパアッッ

 

「!!?」

 

「最大出力の5%。といったところですわね」

 

 大量のモンスターの真下から原型のない真っ黒の棺が現れる。それが開き、全てを中に引きずり込んで蓋は閉じられた。

 

 ドポンッ、、、ザリィー

 

 私は、思わず足を止めてその様子を傍観してしまった。そして同時に半疑なんて言葉はもう出てこない。私の腕の中にいる少女は間違いなく、、、歴史に語られた、大罪の悪魔の頂点、傲慢の悪魔だ。




現在公開可能情報
Aランク冒険者 雷轟のガスロ
白髭とA級モンスター雷鳴獣キテンの素材が使われている杖が特徴の魔導師のおじいさん。
冒険者歴五十年の超ベテランでギルドマスターと同期。
テミスに雷魔法(導)を教えたりしていてそれなり仲が良い。
スキル
B級危険感知、C級身体強化、C級鑑定、恵廷魔導、魔力感知、魔力回復速度増加、術式構築速度増加  
魔法
基礎魔法は中位までマスター、風魔法のみ高位まで使える。
風属性の上位魔導、雷を主に扱う。
必殺技は雷轟、ほぼ回避不能な電撃を前方に落とす技であり、威力は無機物有機物絶縁物を問わず丸焦げにするほど。
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