「ありがとうございます。オールマイト。」
「HAHAHA、気にすることはないさ。君達が引きつけてくれたからこそ、私も、奴を倒せた。」
そう言って、労いあっていると…
「君達!!なんであんな危ない事をしたんだ!!」
そう怒鳴られた。他のヒーロー達もそう思っていると言いたげに、こちらに怒りの目を向けている。
「じゃあ、なんで貴方達はあのヴィランが目の前にいたのに何もしなかったのですか?囚われていた人を引っ張り出すくらい、この少年ができたんだから貴方達もできますよね?まさか…諦めたとかほざくんじゃないでしょうね?」
「その事は今は関係n「あるんだよ!!」」
今度は俺が怒鳴り、相手を怖がらせる。
「ヒーローがヴィランの行動を抑制しなきゃいけない社会になっているのに、ヒーローがビビって一般人の…それも個性を使ってない子どもが戦ったってなったらこの社会でヒーローがいる意味が無くなる。それにアンタ達がしたことは、ヴィランの行動を助長するモノだったと言っても過言では無い。ヒーローが止めようとしないからアイツは暴れ続けた。もしアンタらヒーローが先にあのヴィランの行動を止めようとしてれば、アイツは暴れるどころの話じゃなかったはずだ。」
「だがアイツは流体だったかr「オールマイトはパワー系の個性でしたよね?」」
「急に私に来たな!?…まぁその認識で合ってるよ。少年。」
「ですよね。…パワー系の個性であるオールマイトが倒せたんです。貴方達も倒せたはずです。まぁ、流体であることすら関係ないパワーって言うのもあったのかもしれないですけど…でも、一般人2人で足止めができたんです。貴方達ができなかったとは言わせませんよ。」
「ウグッ…」
「反論無しか…とりあえず。貴方達に説教される筋合いはないです。口だけの貴方達に。行動ができて初めて説教する権利を持つことを深く心に刻んでおいてください」
「…」
「それでは俺達はこれで」
「緑谷出久、おつかれ。」
「うん、君もおつかれ。」
「ありがとう。ところでオールマイト、貴方はなぜここに来てたんですか?」
「HAHAHA、それは内緒だ。だが、君達ならすぐに知ることになると思うよ。」
「そうですか…」
そう話していると、緑谷出久が
「オールマイト、少しいいですか?」
と声をかける。
緑谷side
「まず、今日はありがとうございました。」
「HAHAHA、君達が動かなければ私も口だけの偽キンになるところだった。ありがとう。緑谷少年と…」
「左来人です。」
「ありがとう緑谷少年、左少年!!そして…緑谷少年、さっき、君にヒーローになることを諦めるんだと、遠回しに言ったね。」
「…はい」
「だが、左少年が言ったように、『君はヒーローになれる』!!」
「…!!」
「口だけで言うのは簡単だ。でも、君はそれを行動に移してみせた。それは誰にでもできることではない。それに、君はあの少年を助けるために真っ先に動き出した。知ってるかい?トップヒーローは学生時から逸話を残す。そして、その多くをこう語る。『考えるより先に、体が動いていた』と!!」
「オールマイト…!!」
「君に提案があるんだ。緑谷少年。これは誰にも言わないでほしいことなんだけどね。」
「妙に念を押しますね。」
「もちろん、左少年も言わないでね。…緑谷少年、君なら、私の個性を受け継ぐに値する。」
「個性を…受け継ぐ?何を言って…」
「私の個性は聖火の如く受け継がれてきたのさ。次は君の番だ、緑谷少年」
「そもそもなんで僕なんですか?僕じゃなくても、左さんがいるじゃないですか。」
ありえない…そんな目でコッチを見てくる。
「わかってないなぁ緑谷出久。僕を選ばなかったのは、あの少年を助ける時、君に出遅れたからだ。僕もアイツを倒さなきゃとは思っていたけど、それでも君に出遅れた。言ったじゃないか。『言葉でなく、行動で示したから、僕は動かされた』って、君が受け取らないからって僕が受け取るなんてしないよ。君じゃなきゃ、僕は納得できない。」
「…わかりました。オールマイト、貴方の個性…受け継がせてください!!」
「おう!!」
「それじゃあ、俺はこれで。」
「あっ、またね!!」
「ああ、もしかしたら、『入試で一緒になる』かもね。」
「えっ?ちょ…」
「またね。」
お説教回です。正直天道語録言わせる気でしたが、主人公の設定としてダブルとアクセルとエターナル以外知らないってのがあるんで言わせるのもなぁってなりました。