科学技術全盛時代に精霊の居場所は   作:はなみつき

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デュエルパート(改訂版ver3.1283021)です。

今回は特殊タグによる盤面描写をしています。特殊タグはウボァー氏式遊戯王二次創作用特殊タグを使わせてもらいました。

追記

まぁ、色々ミス残ってるんですけどあまり気にしないで下さい。


星遺物へ誘う悪夢

 世良  VS  リース

 

 LP4000    LP4000

 

『先攻は私よ。手札から魔法カード『星遺物の醒存』を発動! デッキからカードを5枚めくり、その中から「クローラー」または「星遺物」カードがあった場合、そのうちの一枚を手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る。私は『星遺物-『星槍』』を手札に加えるわ』

 

 そう言ってリースは選ばれた星槍のカードを手札に加えて残りの4枚を墓地へと送った。現代遊戯王において墓地は第二の手札とも呼ばれるくらいに重要だ。そんな場所へ一気に4枚もカードが送られてしまったのは痛いが、『灰流うらら』が手札に無い今、俺は見ている事しか出来ない。

 

「星遺物……」

 

 ガラテア、トロイメア、そしてリースも全員星遺物世界と決闘者から呼ばれる世界観出身のカード達だ。それを考えればリースがこのカテゴリーを使ってくることは頷ける。

 

『さらに、墓地へ送られた『星遺物-『星杖』』の効果を発動するわ。私は手札から、『星遺物-『星盾』』をフィールドに特殊召喚!』

 

『星遺物-『星盾』』

 闇属性/レベル 6/攻撃力 0/守備力 3000

 

 

 フィールドに現れたのは巨大な盾。

 ただでさえ守備力が3000と高いうえ、EXデッキから特殊召喚されたモンスターが発動した効果を受けない強力な壁モンスター。カードの除去をモンスター効果に頼りがちな現代の環境でその効果は侮れない。

 

『そして、『星杯の妖精リース』を通常召喚!』

 

『星杯の妖精リース』

 光属性/レベル 2/攻撃力 100/守備力 2000

 

『通常召喚されたリースの効果によってデッキから「星杯」モンスターを1枚手札に加える。『星遺物-『星杯』』を手札に』

 

 星杯にリースと、これまた星遺物に関連したカードだ。フィールドに現れたリースはスポットライトの様な光源に当てられてまるで神々しさを演出している様だ。

 それにしても、全てのストーリーを知ったうえであの妖精の様なモンスターを「星杯の妖精」などと評するのは躊躇われるな。

 

『さて、下準備はここまで。これからドンドン行くわよ! 現れなさい! 星が導くサーキット!』

 

 リースが両手を空へと掲げてそう宣言すると、リンク召喚の為のマーカーが現れる。

 

『召喚条件はカード名が異なるモンスター2体! 『星杯の妖精リース』と『星遺物-『星盾』』をリンクマーカーにセット! 出でよ! リンク2! 『トロイメア・ゴブリン』!』

 

『トロイメア・ゴブリン』

 風属性/リンク 2/攻撃力 1300

 

『『トロイメア・ゴブリン』の効果! 手札を1枚捨てる事で私はこのターンもう一度通常召喚することが出来る』

「出やがったな」

 

 俺はフィールドに現れた緑色の怪物に目をやる。

『トロイメア・ゴブリン』はその効果を活かしたコンボの凶悪性からOCGでは禁止カードに指定されていた。召喚権を増やすという単純なものだが、リンクモンスターの重要度が高いこの世界ではモンスターを横に展開するというのはリンクマーカーを増やすことが出来るという意味でもある。

 

『再び現れなさい! 星が導くサーキット! 召喚条件は「トロイメア」モンスター1体! 『トロイメア・ゴブリン』』をリンクマーカーにセット! 出でよ! リンク1! 『トロイメア・マーメイド』!』

 

『トロイメア・マーメイド』

 水属性/リンク 1/攻撃力 1000

 

『リンク召喚に成功した『トロイメア・マーメイド』の効果発動。手札を1枚捨てて、デッキから「トロイメア」モンスターを特殊召喚するわ。来なさい、『夢幻転星(アストロイメア)イドリース』!』

 

『夢幻転星イドリース』

 闇属性/レベル 9/攻撃力 2100/守備力 2100

 

 マーメイドによって呼び出されたトロイメアモンスターは「リース」の名を冠したモンスターの一体。

 巨大な悪魔なような見た目に俺は思わず尻込みしてしまいそうだ。

 しかし、メインデッキに入るトロイメアと限られた条件ではあるが、手札コスト1枚で特にデバフを負う事も無くモンスターを特殊召喚出来る効果は厄介だ。

 

『まだまだ私のターンは終わってないわよ? 『トロイメア・ゴブリン』の効果で増えた召喚権を使って『夢幻崩界(デストロイメア)イヴリース』を召喚!』

 

『夢幻崩界イヴリース』

 闇属性/レベル 2/攻撃力 0/守備力 0

 

 こちらもやはりイドリースと同様に「リース」の名を冠している事からその関係性が伺われる。現れたのは『星杯に誘われし者』の妹、イヴの身体を乗っ取った状態のリースだ。

 本来の彼女(イヴ)であるならば絶対にしないようなイヤらしい笑みを浮かべながらリースのフィールドへと降り立つ。

 

『『夢幻崩界イヴリース』の効果発動! このカードが召喚した時、自分の墓地のリンクモンスター1体を攻撃力を0にし、効果を無効にして、このカードとリンク状態となるように自分フィールドに特殊召喚する。復活しなさい、『トロイメア・ゴブリン』!』

 

 墓地から蘇生される『トロイメア・ゴブリン』はEXモンスターゾーンでは無く、イヴリースの横である真ん中のメインモンスターゾーンに置かれる。

 

「くっ……これでモンスターが4体……」

 

 トロイメアモンスターを利用したリンク数伸ばし……OCGでは禁止されていたから馴染みが無かったが、使われてみると中々厄介だ。

 

『三度現れよ、星が導くサーキット! 召喚条件はカード名が異なるモンスター2体! 『夢幻崩界イヴリース』と『トロイメア・マーメイド』をリンクマーカーにセット! 出でよ! リンク2! 『トロイメア・フェニックス』!』

 

『トロイメア・フェニックス』

 炎属性/リンク 2/攻撃力 1900

 

『トロイメア・フェニックス』はEXモンスターゾーンでは無く、『トロイメア・ゴブリン』のリンク先へとリンク召喚される。

 魔法・罠カードを破壊するための汎用リンク2モンスターとしてよく使われる『トロイメア・フェニックス』だが、まだこちらのターンが回ってきていないため俺の場に伏せカードは無い。そのため、伏せカードを破壊する効果は使えない。

 だが、それよりも問題なのは……

 

『リンク素材となり墓地へ送られた『夢幻崩界イヴリース』の効果! このカードを相手フィールドに守備表示で特殊召喚する!』

『え! こちらにモンスターを渡して来るんですか!?』

 

 相手のフィールドにモンスターを召喚する。一見相手を利するような行為にマスカレーナは疑問の声をあげる。

 そんなマスカレーナの声が聞こえたのかは分からないが、俺のフィールドへと現れたイヴリースはこちらへ振り向きながら意味深な笑みを浮かべている。

 

「だが、『夢幻崩界イヴリース』がフィールドに居る限り、俺はリンクモンスターしか特殊召喚出来なくなる」

『ふふふ……知ってるわよ? アンタが大事な時に使うデッキは融合召喚を主軸としたデッキだって言う事。これで大分動きにくいんじゃないかしら? お・に・い・ちゃ・ん?』

「……」

 

 リンク召喚を主体としたデッキであるならば、イヴリースの存在は邪魔どころか、素材の一つとして利用する事も出来るが、奴の言う通り今使っている俺のシャドール・ティアラメンツは融合召喚を主軸に戦うデッキだ。イヴリースの制圧効果は俺にかなり刺さる。

 勿論俺のデッキにもリンクモンスターは入っているため、完全に動けなくなるという事は無いが、まずイヴリースを処理するという作業を強いられる事になる。

 

 どうやらリースは俺の使うデッキもしっかり把握しているらしい。となると、ガラテアの中から常に外の事も観察出来ていたという事なのだろうか? 

 

『さてと、それじゃあ次よ。私は墓地の『機巧蛇-叢雲遠呂智(ムラクモノオロチ)』の効果を発動!』

「……『星遺物の醒存』の効果で墓地に送られていたのか」

『ええ、そうよ。デッキの上から8枚のカードを裏側で除外してこのカードを特殊召喚する!』

 

『機巧蛇-叢雲遠呂智(ムラクモノオロチ)

 闇属性/レベル 8/攻撃力 2450/守備力 2450

 

 叢雲遠呂智は「機巧」と呼ばれるカテゴリーに属するカードの1枚であり、その緩すぎる特殊召喚条件から様々なデッキに出張パーツとしてよく使われる事がある。40枚デッキの五分の一を実質使用不可能な状態にするというコストは決して何度も使えるようなものではないが、デュエル序盤であれば、余程運が悪くない限りそれも大きな問題になる事は少ない。

 リースが使うカードとしては些か不自然な気もするが、『機巧蛇-叢雲遠呂智(ムラクモノオロチ)』の闇属性と機械族と言う属性と種族を考えればとあるカテゴリー、「オルフェゴール」とシナジーがあるカードだと納得できる。

 

『さあ、これでラストよ! 現れなさい、星が導くサーキット! 召喚条件はカード名が異なるモンスター2体! 『夢幻転星(アストロイメア)イドリース』と『機巧蛇-叢雲遠呂智(ムラクモノオロチ)』をリンクマーカーにセット! 出でよ! リンク2! 『トロイメア・ケルベロス』!』

 

『トロイメア・ケルベロス』

 地属性/リンク 2/攻撃力 1600

 

 『トロイメア・ゴブリン』のもう片方のリンク先へと『トロイメア・ケルベロス』がリンク召喚される。召喚時に手札を一枚捨ててこちらのモンスター1体を破壊する効果を持つケルベロスだが、当然効果は使わない。

 なぜなら今回、リースがわざわざ先攻でトロイメアリンクモンスターを展開した理由は別にある。

 

「……これは……」

 

▶︎

◀︎

▶︎

◀︎

空白

空白

空白

 

①トロイメア・ケルベロス

②トロイメア・ゴブリン

③トロイメア・フェニックス

④イヴリース

 

 

 これによって、ケルベロス、ゴブリン、フェニックスの3体による相互リンクが形成されたことになる。

 

『トロイメアリンクモンスターのもう一つの効果。これらのカードが相互リンク状態の場合、私のフィールドの相互リンク状態のモンスターは効果の対象にならず、効果では破壊されず、戦闘でも破壊されない』

『……え? ええ! じゃあ、あのモンスター達はどうやって突破すれば!?』

 

「相手のカードの効果を受けない」の様ないわゆる完全耐性程ではないが、対象耐性、効果&戦闘破壊耐性となると、あのモンスター達を突破するには壊獣によるリリース、対象を取らない墓地送りや除外効果など、限られた手段しかない。

 

『さて、アンタはこの盤面をどうやって処理するのかしら? カードを一枚伏せてターンエンドよ』

 

 トロイメアリンクモンスターによる強固な盤面。

 

「俺のターン!」

 

 だが、この盤面を崩す手は俺の手札にある。

 

 

▶︎

◀︎

▶︎

◀︎

空白

空白

空白

 

①トロイメア・ケルベロス

②トロイメア・ゴブリン

③トロイメア・フェニックス

④イヴリース

 

 




完成してはミスがあり、ミスを直せば構想のし直しが発生し、構想し直した部分にまたミスが……(3敗)

まだ何かあるかもしれないけどよっぽどでなければもう直せないです()

追記
ゴブリンの効果間違ってるんですけど、真面目にもう書けなくなるのでそういうことにしておいてください(白目)
カード化でデバフ食らう前のアニメ効果ってやつですよ(大嘘)
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