世良 VS ME-PSY-YA
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『失望:カードの精霊と心を通わす人間とは言え、この程度とは』
「うぐぅ……何……?」
ターンエンド宣言を終えたME-PSY-YAは倒れ伏した俺に目を向ける事もせずに独り言を言うかのように話し始める。
『:人間にとって伝説上の存在として認知されているデュエルモンスターズの精霊。それらと言葉を交わし、果ては力の一部を借り受けて行使する事も可能な人間の存在は光の創造主ですら想定出来ていなかった存在だ』
「……」
奴の言う光の創造主、ライトニングは意思があるという特別性があるとはいえ、その根源はAIだ。AIはあらゆる知識を学習し、その知識を完璧に記憶し、臨機応変に適切な知識を活用する事で人間以上のパフォーマンスを発揮する事が出来る。そして、意思があるイグニス達はそれらの知識を自ら発展させる事でこれまで人間が成しえなかった事柄にも対応出来るようになった存在だと言える。
だが、言ってしまえばそれら全ての根本にあるものは過去に人間達が詳らかにして来た既知の知識に由来しているとも言える。
例えば、イグニス達は人間には解読不可能な独自のプログラム言語を操るらしい。だが、プログラムと言う概念も、そもそも言語と言う概念も元々は人間達が作り上げて来た物だ。人間を超越した新たな生物であるというのならば、それこそプログラム言語なんていう人間の言葉で規定出来る物では無い何かを使っていてもおかしくは無いだろう。だからこそ、彼らは人間を超越した新たな生物ではなく、人類の後継種なのだ。
なら、そもそも人間によって伝説、オカルト、解明しようのない物とされた俺の様な存在をイグニスは理解し得るのか? 恐らくそれは無理だ。
仮に彼らイグニスがデュエルモンスターズの精霊について思いを馳せたとしても、人間と同じように伝説上の存在と結論付けるのではなかろうか?
『:光の創造主ですら想定できない存在。それはこの世界にどのような可能性を齎すのか。当機は期待……そう、期待していたのだ』
ここでME-PSY-YAは初めて俺の方へと向き直る。
『:……だが、それもこのザマである』
「……」
『:人間と関わった精霊を調べても特筆すべき情報は得られなかった。では、人間と精霊が力を合わせる事が必要な条件なのか? それも今の状況を鑑みれば、当機の予想を大幅に超える程でもない。このデュエルも既に結果が見えている。であるならば、最早何も期待する物は無い』
ME-PSY-YAは俺に興味をなくしたかの様に再び俺から目線を外す。
『結論:やはり、人間は不要である。現在人間界と呼ばれる世界は光の創造主が。そして、精霊界は光の創造主の意思を継ぐ当機が治めるべきなのだ』
「何……勝手な事を……言っているんだか……」
未だ上手く力が入らないながらも何とか立ち上がろうとするが、言う事を聞かない俺の足は膝を着いてしまう。
そこで俺はデュエルが始まる時にアバターが着ている服の胸ポケットに仕舞っておいたガラテアのカードを取り出し、大鎌の姿へと変える。俺はガラテアの大鎌を杖の様に地面に突き立てて身体を預ける事で何とか立ち上がる。
「だが……つまり、お前はこう言いたい訳だ……」
ガラテアの大鎌の力を借り、二本の足でしっかりと立ち上がった俺はME-PSY-YAを睨みつける。
「
『:……』
「なるほどなるほど。どうやら俺はお前の事を少し勘違いしていたらしい……」
息を整え、決闘盤を構え直す。ターンはすでにこちらに渡っているため、このまま決闘続行の意思を見せなければサレンダーとみなされてしまう。
「お前は、俺が思ったよりもちゃんとデュエルモンスターズの精霊なんだな。どんな物かはさておき、決闘者との絆もあったんだろう。だがお前は……」
俺は一つの事実を『人攻智能ME-PSY-YA』に突き付ける。
「デッキから外された。そうだろう?」
『:……』
「お前の
人間不要論は
ME-PSY-YAという精霊とマスターが力を合わせれば自分の代わりに採用されたカードにも劣らないという期待。
それと同時に、諦めも感じる。奴の言う未来で
俺が思うにME-PSY-YAは決闘者と精霊の可能性、その試金石として俺を見ているのだ。
『:知った様な口を利く』
「ああ、知らないさ」
奴の言う通り、結局俺が語った事も全て俺の想像、いや妄想と言っても良い。実際ME-PSY-YAが何を考えているのかも知らないし、そもそもライトニングがどういう意図でME-PSY-YAを作り出したのかも知らない。妄言と切り捨てられてしまえばそれまでの事だ。
だが、この世界で何だかんだ数々のデュエルモンスターズの精霊達と交流を交わして来た俺からすれば、ME-PSY-YAの期待と諦めの在り方はまるで、自身のマスターを求めるただの野良精霊の様にしか見えなかった。
「お前に、一人の
右手をデッキトップに置く。
「決闘者はデュエルの決着が着くその瞬間まで諦めない! そして! そんな決闘者だから
ドローカードは『Live☆Twin キスキル・フロスト』。手札の『三戦の才』と『Live☆Twin リィラ』を合わせて何とかなるか?
「手札から、『Live☆Twin リィラ』を召喚!」
Live☆Twin リィラ
闇属性/レベル2/ATK500
「リィラの効果発動!」
『宣言:Live☆Twin リィラの効果発動にチェーンして『S-Force ジャスティファイ』の効果を発動。Live☆Twin リィラの効果を無効にする。モンスターゾーンの移動は行わない』
俺はリィラをジャスティファイの正面のモンスターゾーンに置いていたため、移動効果は使わなかった様だ。ジャスティファイの効果によってリィラの効果は無効化され、デッキからキスキルを特殊召喚する事は出来なかった。
「フィールドに「リィラ」モンスターが存在するため、俺は手札から『Live☆Twin キスキル・フロスト』を守備表示で特殊召喚する」
Live☆Twin キスキル・フロスト
光属性/レベル2/DEF0
現れたのはLive☆Twin キスキルの冬衣装バージョン。ちなみに、種族はサイバース族ではなく水族だったりする。
キスキル・フロストは後から追加されたLive☆Twinモンスター。このカードが出るまでは通常召喚したキスキルかリィラの効果を止められてしまうとそれ以上動けなくなることが多かったのだが、この別衣装バージョンが出た事で妨害を受けた時のリカバリーが効く様になったのでありがたいカードである。
『宣言:リバースカードオープン。罠カード『S-Force チェイス』発動。フィールドの「S-Force」モンスターの種類の数まで相手フィールドの表側表示のカードを対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。対象とするのはLive☆Twin リィラとLive☆Twin キスキル・フロスト』
使って来たか。「S-Force」モンスターの種類の数まで手札に戻すという非常に強力な除去カード。グラビティーノの効果でデッキから手札に加えていた事は分かっていたので伏せられていたカードはあれだと予測は出来ていた。
ME-PSY-YAのフィールドにはラプスウェル、プラ=ティナ、グラビティーノ、ジャスティファイの計四種類の「S-Force」モンスターが居る。つまり、最大で四枚のカードを手札に戻す事が出来る。しかし、ここでS-Force チェイスを使ったという事はこちらにリンク素材に成り得るモンスター二体を並べさせたくなかったからだろう。
だが、そのグラビティーノがフィールドに居る事によってS-Force チェイスはまた違った一面を見せる事になる。
『追記:S-Force グラビティーノがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「S-Force」モンスターの正面の相手モンスターはフィールドから離れた場合に除外される。S-Force ジャスティファイの正面に居るLive☆Twin リィラは除外される』
キスキル・フロストは正面にS-Forceモンスターが居ないモンスターゾーンに置ていたため除外されることは無く、手札に戻って来るがリィラは手札に戻る事は無く除外されてしまう。
だが、これでME-PSY-YAは全ての妨害を使い切った事になる。奴に残る一枚の手札は効果を使った事で手札に戻った小夜丸だという事は判明している。
「魔法カード『三戦の才』発動! このカードはこのターンの自分メインフェイズに相手がモンスターの効果を発動している場合、三つの効果の内一つを選択して発動する事が出来る」
三戦の才は発動するために条件がある代わりに禁止カードである『強欲な壺』の二枚ドロー、『心変わり』のコントロール奪取、『強引な番兵』のピーピングハンデスと言う強力な効果を使うことが出来る。
さて、どの効果を使うかだが、相手の手札は既に判明しているためハンデスの必要は無い。
ジャスティファイのコントロールを奪うのは悪くは無いが、コントロール奪取をするとジャスティファイはこちらのフィールドではメインモンスターゾーンに置く事になる。そうするとジャスティファイのリンク先に相手モンスターは居ないのでダメージステップ時の除外効果を十全に使うことが出来ない。
となれば、使う効果は一択だ。
「俺は、デッキからカードを二枚……ドローする!!」
デッキトップから引き抜いたカードを横目で見る。ドローカードは『Live☆Twin リィラ・トリート』と『大欲な壺』。
「さらに、手札から速攻魔法『大欲な壺』を発動!」
Evil★Twinとティアラメンツと言う墓地を利用するテーマという事で万が一除外された時のリカバリー用の札として最後まで『異次元からの埋葬』とどちらを採用するか迷ったカードだが、今の状況を考えれば間違いではなかったみたいだな。
「除外状態のルルカロス、Evil★Twin キスキル、Live☆Twin リィラをデッキに戻し、一枚ドローする!」
ドローカードは……『死者蘇生』。
Evil★Twinの片割れであるキスキルはEXデッキに戻った。
そして、キーカードは既に墓地に存在している。
挽回のルートは見えた!
「俺は、魔法カード『死者蘇生』を発動! 墓地の『Live☆Twin キスキル』を特殊召喚する!」
Live☆Twin キスキル
光属性/レベル2/DEF0
「特殊召喚されたキスキルの効果を発動! デッキからLive☆Twin リィラを特殊召喚する!」
『宣言:スキル発動。
それは1ターン目の再現だ。光属性サイバース族モンスターの効果を無効化するインチキスキル。だが、流石に三度も食らう訳にはいかない。
一度目は本来スキルが使えないマスターデュエルでのスキル発動と言う事で反応出来なかった。
二度目は一デュエル中に二回目のスキル発動という事で虚を突かれた。
だが、三度目は無い!
「俺もスキル発動だオラァ!」
そう叫びながら俺は杖にしていたガラテアの大鎌に備え付けられたコアに紫宵の輝きを灯しながらデュエルフィールドの中央目指して投げつける。大鎌は回転しながら投げられた勢いで刃が地面に深く突き刺さる。
『:……不発?』
「紫宵の輝きを放つガラテアの大鎌はリンク状態ではない決闘者のスキル発動を封じる!」
多分出来るだろうなーと思いながらも勢いに任せて「スキル発動!」なんて大嘘をこいてみたのだが、思った通り奴はスキルの発動をする事が出来なくなったようだ。
一方で、元よりマスターデュエルではスキルを使えない俺には何のデメリットも無い。
「お前のスキルは発動出来なかった。よって、キスキルの効果は通る! デッキからリィラを特殊召喚! 現れろ、想いを繋げるサーキット! 召喚条件は「キスキル」モンスターを含むモンスター二体! キスキルとリィラをリンクマーカーにセット! リンク召喚! リンク2、『Evil★Twin キスキル』!」
Evil★Twin キスキル
光属性/リンク2/ATK1100
「Evil★Twin キスキルの効果! フィールドに「リィラ」モンスターが居ないため、俺は墓地から『Evil★Twin リィラ』を特殊召喚する!」
Evil★Twin リィラ
闇属性/レベル2/ATK1100
こうして再び二人の怪盗がフィールドに並び立った。
「さらに! Evil★Twin リィラの特殊召喚時、フィールドにキスキルが居る事によって効果発動! フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。破壊するのはグラビティーナ!」
『了承:』
リィラの効果を妨害する手段はME-PSY-YAには無い為、リィラの効果によって奴のフィールドのグラビティーナが破壊される。
だが、俺のメインフェイズはまだ終わらない。
「フィールドのリンクモンスター二体をリリースする事で墓地に存在するこのカードを特殊召喚する!」
『:……』
キスキルとリィラが入れ替わり立ち代わりするフィールドを何も言わずに眺めていたME-PSY-YAは俺の発言に注目した。
「サイバース世界の大怪盗。今こそ、摩天の楼閣に注目集めて舞い降りろ!現れろ! 『Evil★Twins キスキル・リィラ』!!」
Evil★Twins キスキル・リィラ
闇属性/レベル8/ATK2200
冠名がEvil★Twinsへと変わり、二人で一つのモンスターとなったキスキルとリィラ。Evil★Twinのキスキルとリィラは相方が居る時と居ない時で異なる効果を駆使するモンスターだったが、二人が合わさりキスキル・リィラとなる事で新たな能力を得る。
「キスキル・リィラの効果発動! このカードが特殊召喚に成功した場合、相手は自身のフィールドのカードが三枚以上の場合には二枚になるように墓地へ送らなければならない!」
『:!』
キスキル・リィラの除去効果は『拮抗勝負』と同じく対戦相手に効果を強制させる効果であり、『RR-アルティメット・ファルコン』の様に他のカードの効果を受けない所謂完全耐性持ちのモンスターも除去する事が出来る。
まあ、墓地に送るカードの選択は対戦相手が行うので大抵は除去したいモンスターを除去できないのだが……今回の様に兎に角相手フィールドのカードの数を減らしたい場合には有効だ。
相手が墓地に送ったカードはプラ=ティナとPゾーンに置かれていたME-PSY-YA。奴のスキルによってPゾーンに置かれたME-PSY-YAは俺が使うカードの効果で破壊する事は出来ないが、キスキル・リィラの効果であれば除去する事も出来る。
まあ、デュエルモンスターズには破壊以外にも手札やデッキに戻す、除外する、墓地に送る等の除去手段があるのでどうとでも出来るのだが。
兎に角これで相手のフィールドに残ったカードは守備表示のラプスウェルとジャスティファイのみ。思った通りME-PSY-YAは壁となるモンスターを残したな。
「さらに、フィールドに「キスキル」モンスターが存在するため、俺は手札から『Live☆Twin リィラ・トリート』を守備表示で特殊召喚する!」
Live☆Twin リィラ・トリート
闇属性/レベル2/DEF0
キスキル・リィラも当然「リィラ」モンスターとして扱う為、トリートの特殊召喚も可能。
「現れろ、想いを繋げるサーキット! 召喚条件はカード名が異なるモンスター二体! キスキル・リィラとリィラ・トリートをリンクマーカーにセット! リンク召喚! リンク2、『トロイメア・ケルベロス』!」
トロイメア・ケルベロス
地属性/悪魔族/ATK1600
Evil★Twinの蘇生効果を使うとEXデッキから悪魔族モンスターしか特殊召喚出来ないという縛りが付く。だが、トロイメアリンクモンスターは全て悪魔族のモンスターであるため問題なく使う事が出来るためEvil★Twinと相性が良いカード群だ。
『:当機のジャスティファイのリンク先にトロイメア・ケルベロスをリンク召喚するか』
「ケルベロスの効果発動! このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を一枚捨て、相手のメインモンスターゾーンの特殊召喚されたモンスター一体を対象とし、破壊する! ラプスウェルを破壊!」
『了承:』
俺は手札に戻されたキスキル・フロストを手札から捨てる事でケルベロスの効果を発動させる。
ラプスウェルは小夜丸の効果によってメインモンスターゾーンに特殊召喚されたモンスター。つまり、ケルベロスの効果の対象に取ることが出来る。
だが、ケルベロスの効果はこれだけではない。
「さらに、この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、自分はデッキから一枚ドロー出来る!」
自分のEXゾーンではなく、わざわざジャスティファイの正面にケルベロスをリンク召喚したのはこの追加効果を使うためだ。ジャスティファイの上向きのリンクマーカーとケルベロスの上向きのリンクマーカーによってこの二枚は相互リンク状態となる。
引いたカードは……『星遺物を継ぐもの』。
「はは……」
星遺物の名を冠する通り、このカードはガラテアとも関連する聖遺物テーマのカード。だが、このカードは二枚目の死者蘇生としても使うことが出来る準汎用カード。普段の俺は融合テーマであるシャドールやティアラメンツだとか、シンクロテーマであるガスタを愛用しているため以前から持っていたカードではあったのだが、余り使う事が無かった。
一方でEvil★Twinはリンクテーマであるためお守り汎用枠として一枚挿していたのだが、俺の選択は間違いではなかったな。
「今回は随分お前に助けられたな……」
誰かに聞かせるためという訳でもなく俺は一人呟く。
ガラテアが残してくれた力が無ければサイバース精霊界に拉致された時点で俺は終わってしまっていただろう。そして、デュエルでも……。
「手札から魔法カード『星遺物を継ぐもの』を発動! 自分の墓地のモンスター一体をフィールドのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。蘇れ! 『Evil★Twin リィラ』!」
Evil★Twin リィラ
闇属性/リンク2/ATK1100
リィラをケルベロスのリンク先である中央のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
「リィラの効果発動! 自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在しないため、墓地からEvil★Twin キスキルを特殊召喚!」
Evil★Twin キスキル
光属性/リンク2/ATK1100
「フィールドに「リィラ」モンスターが居る事で、特殊召喚したキスキルの効果でカードを一枚ドローする!」
ドローしたカードは『壱世壊を揺るがす鼓動』。ペルレイノ戦では大変お世話になったカードだが、今の状況では不要か。
「再び現れろ、想いを繋げるサーキット! 召喚条件はカード名が異なるモンスター二体以上! リンク2のトロイメア・ケルベロスとEvil★Twin キスキルをリンクマーカーにセット! 憤怒を越えたその先へ、勝利の先駆けとなって駆け抜けろ! リンク召喚! リンク3、『トロイメア・ユニコーン』!」
トロイメア・ユニコーン
闇属性/リンク3/ATK2200
「ユニコーンの効果発動! このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を一枚捨て、フィールドのカード一枚を対象とし、持ち主のデッキに戻す! 俺が対象とするのはジャスティファイ!」
『了承:……』
「さらに、リィラのリンク先にリンク召喚されたユニコーンは自身のリンクマーカーによって相互リンク状態にあるため、さらに一枚ドローする!」
ユニコーンの効果を発動するために墓地へ送った『壱世壊を揺るがす鼓動』は効果によって墓地へ送られたのではなく、効果発動のためのコストによって墓地へ送られたため効果を発動する事は出来ない。まあ、出来たとしても今俺の墓地には「ティアラメンツ」罠カードは無い為使えないから関係ない。
これでジャスティファイがフィールドから居なくなった事でME-PSY-YAのフィールドはがら空きになった。
しかし、俺のフィールドに居るリィラとユニコーンの攻撃力の合計は3300であるため相手のライフポイント4000を削り切ることは出来ない。
だが!
「フィールドのリンクモンスター二体をリリースする事で墓地に存在するキスキル・リィラを特殊召喚する!!」
『:……素晴らしい』
Evil★Twins キスキル・リィラ
闇属性/レベル8/ATK2200
本来はリンクモンスターのキスキルとリィラをリリースして特殊召喚する事が想定されたモンスターだったのだろうが、キスキル・リィラはリンクモンスターであれば何でもリリースして特殊召喚する事が出来る。
ユニコーンがその背にキスキルを乗せてやって来た様に見えたが、気のせいだったろうか?
「自分の墓地に「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する限り、キスキル・リィラの攻撃力・守備力は2200アップする!」
Evil★Twins キスキル・リィラ
ATK2200→ATK4400
「バトルだ!! キスキル・リィラでダイレクトアタック!!」
ME-PSY-YA
LP4000-4400→LP0