無限の成層圏の狩人   作:アイン・クロニクル

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今回はオリジナル要素が出る話です


第2の悪魔

 

 

「魔の海域ですか?」

 

「そうだ、古くから王国の船がそこを通ると突然消えてしまう海域があるのだ、何度も王国とギルドから調査隊を出したが原因はわからず腕利きのハンターもいながら消えてしまう為今は立ち入り禁止区域になっている場所だ。」

 

俺はフィオレーネさんと観測拠点エルガドに戻るとガレアス提督に呼ばれ提督からキュリアが頻繁に目撃されたと聞きその目撃された場所が魔の海域という場所だった。

 

キュリアは前のメル・ゼナと深淵の悪魔の事件で頻繁に現れた生物でこのキュリアは生物に取りつき生命エネルギーを吸収する変わりにその寄生主に凄まじい力を与え暴走させる能力を持っており宿主であった深淵の悪魔が討たれたあとも各地で被害を出し一夏達を苦しめた生物だ。

 

「それで、その魔の海域に行くということですか?」

 

「そうだ、皆の活躍でキュリアはその数を減らしているなか各地に散ったキュリアが1ヵ所に集まるなど異常事態だ。」

 

「もしかしたら、深淵の悪魔のようなバケモノがそこに居る可能性があり、もしいた場合それを討たねば再び悪夢が再来するかもしれない…だからその前に調査し早期に討つということですね。」

 

フィオレーネの言葉にガレアス提督は頷き一夏も決意をしガレージに「俺も行きます」と言いフィオレーネ、ルーチカなどの他の騎士達も行く覚悟を決めた。

 

 

 

 

その夜一夏はフィオレーネと2人で同じベットで寝ていた。

 

「眠れないのか?」

 

「フィオレーネさん…はい、ようやく事件が終わって平和になったというのにまた新たな脅威が現れようとしている、もし本当にそんな奴がいたら討伐しますけどその過程でもし仲間達をフィオレーネさんを失ったらと考えたら寝れなくて・・・」

 

下を向き自身の思ってることを言った俺にフィオレーネさんは手を重ねた。

 

「フィオレーネさん?」

 

「イチカ、その気持ちは私も同じだよ…私ももし君や提督、ルーチカ達を失うと考えたら怖い…でも立ち止まっていたらなにも変わらない、だから進むしかないんだ。それにイチカ、君は私と約束しただろ?私が君を守るから君も私を守ると、私達はあの深淵の悪魔を倒したんだ今回もきっと上手くいって皆で帰る、そうだろ…」

 

「そうですねフィオレーネさん、俺少し弱気になってました…絶対帰りましょう皆で」

 

「ああ、そうだな」

 

一夏とフィオレーネは互いに励ましみんなで生きて帰ると決意し窓からの月光に照らされるなか2人は唇を重ねあった。

 

 

 

翌日から一夏達は新型撃龍船に乗り込みキュリアが目撃された魔の海域を目指していた。

 

今回の調査には一夏のようなハンター数人に王国騎士の【フィオレーネ】【ガレアス】【ルーチカ】【ジェイ】【アルロー】【ロンディーネ】が参加し他にも調査の為研究員の【バハリ】やキュリアの毒を治すため薬師の【タドリ】などの非戦闘員も参加した。

 

撃龍船は順調に進んでいた、海の中にはルドロスなどの小型モンスターが見えるがさすがに撃龍船には襲ってこなく順調に船は進みそしてついに目的の魔の海域に突入した。

 

「いよいよだな」

 

「はい、ここからは気が抜けません」

 

「タドリさん、気配はありますか?」

 

ジェイはタドリにモンスターの気配がないかを聞いた、タドリは竜人族と言われる古くに古龍と同じ起源をもつ存在で特有の察知能力を持っているからだ。

 

「いえ・・・今のところは脅威となるような気配はありません・・・ですが、この海域に入った瞬間から不吉な感じがします・・・まるで誰かに見られているような・・・」

 

タドリの言葉にこの場にいる全員に緊張がはしる。

 

 

海域に入り1時間が経過した、未だキュリアや大型モンスターとは遭遇していないが進むにつれ不吉な気配をタドリだけでなく一夏やフィオレーネ達も感じ一瞬の油断も出来ない状態だった、いくら実力者達と新型撃龍船があるからといってそれがもし相手が古龍だった場合自然を具現化した生物と言われる程の力で船なんか簡単に転覆させれるからだ。

 

その後もなにもなく日は落ち夜になり一夏達は交代で仮眠をとることにし一夏とフィオレーネは船内へと入って行った。

 

「結局今日1日はなにもなかったですね。」

 

「ああ、だがなにかがいることは確実だろう・・・現に海域に入る前にいたルドロスや魚などもこの魔の海域に入ってからは1匹も見ていないからな。」

 

「まさか全部食ってしまった、なんてことはないですよねイビルジョーじゃあるまいし・・・」

 

「そうだな海にイビルジョーのような生物がいるなんて聞いたことないな・・・大海が血に染まり 命が泣き止み 波の音が消え月が満ちた時・・・冥界より深海の悪魔が現れる、王国に伝わるもう一つの歌だ。」

 

「冥界からくる深海の悪魔・・・」

 

フィオレーネからもう一つの歌を聞き一夏は深淵の悪魔クラスのバケモノが今自分の下に潜んでいるかもしれないと一瞬同様するがフィオレーネを守り仲間と共に帰る為来る戦いの為一夏は目を瞑り眠った。

 

 

 

 

その頃船上ではガレアス提督が一睡もせず潮風を浴びながら辺りを警戒していた。

 

すると

 

「おいおいそんなに気を張ってたらもしもの時に気合いがはいんねーぞ?」

 

アルローがガレアスの元にやって来た。

 

「言われなくても十分わかっている、だが私は不器用でな…それに私はこの調査隊のリーダーだ、リーダーとして私は彼らを導かなければいけないそう思うと身体が動いてしまう。」

 

「お前らしいな…だがよ人には限界がある、お前ばかりに任せるわけにはいかねーよ、俺達は仲間なんだから…俺なら気を使う必要がねえだろ、あとは俺に任せろ…それとも俺は信用できねーか?」

 

「そうだな任務を怠けるお前には任せられないな。「えっ!?ちょい待て、確かに俺はよく怠けるけど今は状況が…」冗談だ、信用しているぞアルロー、ではあとは任せる。」

 

「おう、大船に乗った気で休んでろよ・・・既にもう大船に乗ってるか・・・」

 

ガレアスはアルローの気遣いに感謝し見張りを交代し船内に入って行った。

 

 

一夏は交代の時間になり目を覚ました、先に起き船上にいたフィオレーネから眠気ざましに元気ドリンクを渡され一夏は蓋を開け飲み始めた、味は栄養ドリンクのような味で飲みやすく飲んだとたん一気に眠気が吹き飛んだ。

 

 

一夏が元気ドリンクを飲み干した時フィオレーネはあることに気づいた、静かすぎるのだ…風も止み波も静かで耳をすませば心臓の鼓動が聞こえる程の静けさにフィオレーネが驚愕した時

 

「うわぁ!?」

 

船の前方を警戒していたジェイが声をあげ船上にいた全員が船の先端に集まり前方を見て驚愕した何故なら彼らの目線の先には

 

「海が赤く染まっているだと!?」

 

海が真紅に染まっていたからだ、この光景を見た全員が固まるなかアルローは嫌な予感がし声をあげた。

 

「緊急事態だ!イチカ、ジェイ、ルーチカ…寝ている奴らを全員叩き起こしてこい!!!」

 

「了解!」

 

「はっはい!」

 

「はい!」

 

一夏とジェイとルーチカが船内へと走りアルローの指示で警戒態勢を最大にし乗組員が走るなかフィオレーネは目の前の光景に一夏に話した王国の歌を思い出した。

 

「大海が血に染まり 命が泣き止み 波の音が響き月が満ちた時・・・冥界より深海の悪魔が現れる、海が血のように赤く染まったまさか!?」

 

フィオレーネは上空を見たそこには雲が一切なく闇夜を満月が照らしていた。

 

「満月!?これで月は満ちた、命が泣き止む…この海域で生物は見なかった・・・条件は揃った。」

 

 

「皆を起こして来ました!」

 

フィオレーネが歌の内容が現実になったことに気づいた時一夏達がガレアス提督達を起こして船上に戻ってきた。ガレアスは赤く染まった海を見た。

 

「なんだ!?これは・・・」

 

「ガレアス提督実は・・・」

 

赤く染まった海に驚くガレアスにフィオレーネが歌の内容が現実になったと言おうとした時だった

 

【!!!】

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

船が突如大きく揺れだした。

 

「うわっ!?」

 

「大丈夫ですかフィオレーネさん。」

 

「ああ、すまないイチカ」

 

「全員船に掴まれ!」

 

1分程で船の揺れはおさまり全員が安堵するなかバハリが声をあげる。

 

「ガレアス提督!すぐに船の機関を逆にしてください渦が!」

 

バハリの声にガレアスは「機関後進!」と命令をだし撃龍船は後ろに下がり始めた、一夏達はバハリの元に行き前方を見るとそこにはバハリの言うとおり大きな渦潮が発生していた、「冥界より深海の悪魔が現れる」フィオレーネがまだ発生していない歌の最後の言葉を言った時。

 

 

【!!!】

 

渦潮の中心から複数の長い首が現れた、何故首と思ったか?それはその長い先に頭がついていたからだ。その首の先にある物を見て一夏達は驚愕した、何故なら

 

「ラギアクルス!?亜種もいるぞ!」

 

「ガノトトス!」

 

「ナバルデウス!?古龍まで…」

 

とまったく別々の水中モンスターの頭があったからだ。

 

「なんなんだアイツ!?」

 

「まったく違うモンスターの頭がなんで…」

 

「まだいるぞ!」

 

ロンディーネが叫び全員の視線が渦潮の底を見るとそこから巨大な頭骨を背負い無数の歯を持ったモンスターが現れた。

 

一夏はそのモンスターを見てかつて資料で見たすべてを喰らうと言われた古龍種【オストガロア】だとわかった。

 

だが目の前のオストガロアは一夏の知ってるオストガロアではなかった、オストガロアは補食したモンスターの頭骨を触手に付けるが目の前のコイツは骨じゃなく鱗などがあり涎を滴し目が不規則に動くおそらくまだ生きているであろう頭をつけていたからだ。

 

一夏達が驚愕するなかさらに彼らは驚愕することが起きた、オストガロアが口を大きく開くと体内から無数のキュリアが飛び出してきたからだ、そのキュリアは1度上空に上がるとオストガロア目指し降下すると触手と頭の間に吸い付き始めた。

 

「キュリア!?じゃあコイツが新たな宿主ということか!」

 

「見る限りそうだろうな、そしてコイツが歌で予感されていた冥界より現れる深海の悪魔だろう…まさかオストガロアが正体だったとは…」

 

 

一夏達ハンターやフィオレーネ達王国騎士は目の前の怪物オストガロアに本当にこんな奴に勝てるのかという感情が広がりその場から動けないでいた、そこに喝にいれたのはガレアス提督だった。

 

「皆の者!なにを恐れている、我々の目の前にこの生物はけしておとぎ話の不滅のモンスターではない、攻撃を与えれば必ず死ね生き物だ!武器を取れ!そして戦うのだ!守る為に・・・行くぞ!!!」

 

「「「「「了解!!!」」」」」

 

「年寄りの力、見せてやるよ!」

 

「アルロー教官がいれば百人力だ、俺も行きます」

 

「さぁさぁ狩りの時間だ!その巨体を全身穴だらけにしますよ!」

 

「姉上やカムラの英雄がいれば負けるわけがない」

 

「そうだロンディーネ、行くぞイチカ!王国とカムラの里に案寧を」

 

「わかっていますよフィオレーネさん・・・はあぁ!」

 

 

 

 

 

戦闘が始まり10分が経過した。オストガロアは4本のラギアクルス通常種、亜種、ナバルデウス、ガノトトスの頭がついた触手を伸ばしイチカ達を攻撃しイチカ達はその各モンスターの頭に攻撃をし撃龍船への攻撃を防御していた。

 

「蜂の巣ですよ!」

 

ルーチカが叫びながらへビィボウガン、王国騎士重弩プライド改に装填した機関竜弾を乱射しガノトトスの頭に弾丸を集中砲火した、狩りになると戦闘狂になる彼女はこの戦いでも積極的に攻撃した為ヘイトが集まりガノトトスはルーチカに水ブレスを放った。

 

【!!!】

 

「!?」

 

ノーモーションからだ発射された水ブレスにルーチカは反応出来ず当たるそう思った瞬間ルーチカの前に2人の騎士が立ち水ブレスをシールドでガードした。

 

「気合いみせろジェイ!」

 

「はいっ!」

 

「「うおおぉ!」」

 

2人は踏ん張りなんとかガノトトスの水ブレスからルーチカを守った。そんな2人にルーチカは

 

「お二人共すいません」

 

と謝るがアルローは

 

「気にすんな!お前さんは攻撃のことだけ考えろ、アイツの攻撃は全部俺らが防ぐ!気合いいれていくぞジェイ!」

 

「はい」

 

とジェイと共に気にするなといいルーチカを守る盾になった。

 

 

「行くぞイチカ」

 

「わかってますよ」

 

一夏とフィオレーネは2人でラギアクルスの頭の触手に攻撃を仕掛けた、ラギアクルスは向かってくる一夏に電撃ブレスを吐き攻撃するがフィオレーネがすかさず間にはいり盾で防ぐと一夏がラギアクルスの頭に抜刀2連斬りを喰らわしそこから気刃斬りに繋げ一撃目ニ撃目と斬り三撃目に一文字斬りをするとそこから太刀を振り上げる気刃無限斬りで頭を切り払った。

 

【!!!】

 

一夏の攻撃でラギアクルスの頭は怯んだが直後亜種の頭が一夏に噛みついてきた、「くっ!?」一夏は危機一髪翔蟲を使い回避したが怯んだラギアクルスが一夏に仕返しとばかりに襲いかかるが

 

「私を忘れるな」

 

フィオレーネがラギアクルスを切付け角を破壊した。

 

激しい攻防が繰り返されるなかオストガロアはすべての触手を引かせると口に龍属性エネルギーを溜め始めた。

 

「アイツあのブレスで一気に俺達を殺るつもりか!?」

 

「ガレアス提督!」

 

「わかっているフィオレーネ、撃龍槍1番、2番…」

 

ガレアスは撃龍船に搭載されている対古龍兵器の撃龍槍を使うことにし撃龍槍を準備させ2本の撃龍槍が発射態勢にはいった。

 

「撃て!」

 

【!!!】

 

ガレアスの指示と同時に2本の撃龍槍が発射され撃龍槍は回転しながら空を突き進み

 

【ギイィ!!!!!】

 

オストガロアに命中した、だがオストガロアは倒れず未だ口に龍属性エネルギーを溜めておりガレアスは3発目の撃龍槍を撃とうとした瞬間「ぐぅ」ナバルデウスの頭が撃龍船に体当たりしその衝撃で撃龍槍は撃てはするが飛距離が出なくなってしまった。

 

撃龍槍を使わないければ船は間違いなく龍属性エネルギーのブレスを喰らい沈む、絶望的な状況のなか一夏はガレアスに提案をする。

 

「ガレアス提督、撃龍槍が届かないならこちらからオストガロアに近づけばいいんですよ…もちろん危険ですが今はもうこうするしか・・・」

 

「・・・」

 

「ガレアス提督、私もイチカの作戦を支持します、このまま待っていてもあのブレスで殺られ海の藻屑になるだけです、私達は皆覚悟は出来ています。」

 

フィオレーネの言葉にガレアスはアルロー達を見た、彼は全員覚悟を決めておりガレアスは頷き指示を出した。

 

「皆の覚悟はわかった、ならば最大全速で突っ込む総員準備!」

 

撃龍船は黒煙をあげ最大速度でオストガロアに突撃する、迫る撃龍船にオストガロアは4本の触手の頭で攻撃するが「やらせるか!」一夏、フィオレーネ、ルーチカ、アルローがそれを阻止し撃龍船はオストガロアに近づき

 

「撃龍船3番・・・撃て!!!」

 

【!!!】

 

放たれた撃龍船はオストガロアに突き刺さり装填された火薬が大爆発しオストガロアは悲鳴をあげならが渦潮のなかに沈んでいった。

 

だがその直後撃龍船は渦潮に捕らわれてしまい機関を動かすも抜け出せず船はやがて渦潮の中心にはまで吸い込まれ

 

「フィオレーネさん!」

 

「イチカ!」

 

一夏達を乗せた撃龍船は渦潮の底へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?次回は2話分1夏がモンハン世界に来て1話になるまでの話の予定です

将来的にフィオレーネVS千冬見たい?

  • 見たい
  • どちらでも
  • 私たちもまぜろ、て、ください、てよ、嫁よ
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