私と清隆くんの共依存学園生活   作:ただのハーメルンユーザー

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【挿絵表示】

1話でも2話でも主人公の容姿について言及するのを忘れたダメな作者です。
ピクルーのYSDメーカーで作りました。


自己紹介なんてなかったんや

2日目になった。

自己紹介をするのを楽しみにして眠りについた次の日。

自己紹介なんてなかった。まさか今どきの高校生は自己紹介をしないなんて思わなかった。

そのせいでひよりちゃん以外の友達ができなかった。悲しい。

 

2日目の授業は初日だったこともあり基本的に各教科の担任の自己紹介と授業の方針を話すことが多かった。そしてどの先生もフレンドリーでどんな生徒でも話をかけに行きやすそうだ

 

それにしても一部の生徒は退屈だからか近くの生徒と会話していたり、携帯をいじっていたりしていたり、居眠りをしていたりしたが、教師陣は誰一人として不真面目な人間を注意しなかったのだ。気づいていたのに全員の先生が注意をしないのはあまりに不自然だ。

 

昨日の集めた情報を考えると、ポイントの支給額を決めるため学校側が見定めるための基準として義務教育の時に学んだことや当たり前の礼儀なども入りそうだ。

 

そんなことを考えていると4時間目の終わりを知らせるチャイムがなり先生は教室から出ていった。

次は昼食の時間だ。後ろに振り向きひよりちゃんに話しかける。

 

「椎名さん一緒にお昼どう」

 

「いいですよ」

 

少し嬉しそうなひよりちゃんの許可も取ったので椅子の向きを変えて背もたれにもたれながら片手で昼食をいただく。

 

「え?」

 

「どうしたの?」

 

ひよりちゃんが驚いたようにこちらを見つめている。

 

「もしかしてお昼はそれだけですか?」

 

「そうだよ」

 

ひよりちゃんが嘘でしょと言わんばかりの表情になっている。

 

「お弁当がないのでしたら食堂に行きませんか?」

 

「ん?弁当は持ってきてるよ」

 

「え…」

 

「本当は弁当を食べるつもりだったんだけど気が変わっちゃったんだ」

 

「気が変わったですか…」

 

 

転生を果たしてから気まぐれな行動が多くなった。これは希望ヶ峰学園出身としてやれるべきことやりたいことがきちんと決まっていた前世と違って、今世では何をして生きればいいか分からなくなった。だからこれをやろうと思ったことをとりあえずやる。

そんな自分を変えるため私は希望ヶ峰学園学園の誘い文句に似ていたここに、自身のやりたいことを探しに来たのかもしれない。

 

しばらくお互いが無言の時間が続く、あの会話から発展させられる話題がないとはいえ少し気まずい空気になってしまった。

なにか話そうと考えていると沈黙を破ってきたのはひよりちゃんの方だった

 

「今日は放課後に部活の説明会がありますが、西園寺さんはなにか入ろうと思っている部活などはありますか?」

 

「部活?うーん」

 

私が部活に入るなんて考えたこともなかった。

私がなんの部活に…

 

「私ってなんの部活に入りたいと思う?」

 

「西園寺さんが入りたい部活ですか?」

 

どうやら心の声が漏れだしてしまったようだ。

 

「いや、なんでもない。入りたい部活はないかな。椎名さんは?」

 

「私は茶道部に入ろうと思っています」

 

「少し意外だな。椎名さんだったら文芸部とかに入ると思ったんだけど」

 

「私は小説を読むのは好きですが文芸となれば少し違いますね。それに中学校の頃からやっていたのであれば入部しようと思います」

 

ひよりちゃんがお茶を点てる姿を思い浮かべる。すごく似合うと思う。というか美人は基本何やっても似合う気がする。

 

「私も茶道部入ろうかな」

 

「気まぐれで休むのはダメですよ」

 

「それよりもさ、初心者でも読めるおすすめの本を教えてよ」

 

「なんかスルーされた気がしますけどいいですよ。あまり本を読んでいない人にもおすすめできるのは……」

 

ひよりちゃんのおすすめの本を教えて貰った。前回みたいに興奮していなければすごく聞きやすかった。

それと連絡先を教えて貰えた。

 

 

 

 

 

部活説明会が終わり私は生徒会室に向かっていた。

部活説明会はどうだったかと言うと参加したが暇すぎて眠ってしまった。

最初の生徒会長の真面目な話は分析しながら聞いていたので眠くならなかったがそれ以外は興味が持てなかった。

生徒会長である堀北学、彼はすごく興味深かった。

カリスマ性のある風格、服の上から見ただけでわかる鍛え上げられた肉体。まだ分析は足りないが彼は私の後輩だった■■■■のような超高校級の生徒会長になれるかもしれない。

 

そんなことを考えていると生徒会室の前までたどり着いた。

 

 

 

「見ない顔だな、1年か。生徒会の入部希望者か?」

 

「いえ違います。今日は南雲先輩に用がありまして」

 

彼は少し考え込む素振りを見せてから、何かを思い出したかのように口を開いた。

 

「俺に?お前西園寺凪沙か」

 

彼が自身へと用事がある1年生ということだけで私の正体にたどり着けたということは、彼が2学年を従えているという話は本当かもしれない。

昨日私の名前を教えたのは取引をした2名だけであり、南雲先輩が私の顔を知らなかったことから、あの二人の先輩の片方か両方か分からないが私と取引したことを話したのだろう。

かなりの人心掌握力だ。さすが生徒会副会長なだけはある。

 

「そうですけど、なぜ私の名前を?」

 

「昨日お前と取引をしたって話を聞いたからな。なんでも入学初日にポイントのルールに気づいたんだってな」

 

「ま、まぁ」

 

言えない、予想と違ったなんて言えない

 

「どうだ来年生徒会に入らないか?」

 

「なぜ来年なんですか?」

 

「来年になれば俺が生徒会長になるからだ。そうしたら学園を今よりも実力至上主義へ変える。そうなった時に、使える生徒は確保しておきたい」

 

彼の分析が完了する。傲慢で自信家そしてその自信に見合うような実力がある。堀北先輩ほどではないが凄まじい逸材だ。

 

「考えておきます」

 

絶対に参加しない時の断り文句だとわかったのだろう。彼は話題を変えた。

 

「で、お前の本当の用事はなんだ?」

 

「南雲先輩とのコネを結んでおきたいので連絡先を教えてください」

 

「どうして俺なんだ?」

 

「南雲先輩は2年生の支配者だという話を聞いたので」

 

「わかった。だがそれをやめろ」

 

「?」

 

「その分析だ。何もかもを見透かされているようで気味が悪い」

 

「すみません」

 

実力はあるのにすごく小物っぽいのは何故だろう?

その後南雲先輩とアドレスを交換して別れた。

 

 

 

 

 

夜は昼に食べなかった弁当を平らげたあと、無料品探しと散歩のために外を徘徊していた。

空が暗くなる頃に外に出ると過去の記憶が蘇る。希望ヶ峰学園にいる超高校級の人間たちはよく海外などに呼び出されたりする関係上、学校に戻って来て活動する際に昼夜が逆転する人間がかなりいる。だいたいそういう人たちは夜頃に活動するため、その時間帯に敷地内を回ると何かしらやらかしている生徒が多くいる。道場の壁を吹き飛ばして転がる格闘家とか片手間に作られた巨大ロボとかバイクで学校の敷地内を疾走する暴走族とかあそこでは話題が事欠かなかった。

 

そんなことを考えながらコンビニに着いた、昨日はコンビニを利用していないのでコンビニの無料品を見るのは初めてだ。コンビニにある無料品はホームセンターやスーパーにあるのを混ぜて置いてある感じだった。

ここには用がなくなり外に出ようと思った瞬間、怪しい少女を発見した。少し気になり見ていると、色々な商品の元を移動しながらもさり気なく監視カメラの位置を確認し死角を探している。

どうやら万引きのようだ。若い頃はみんなやんちゃをやるものだと昔に誰かが言っていた気がするし、もしバレたとしても停学やら退学やらになるだけだし自己責任なので、他クラスの生徒を私が気にする必要は無い。

それよりも気になるのは彼女を見つめている杖を着いている銀髪の少女だ。彼女の目は私と同じように万引きしようとしている少女がわかっている、それどころか彼女は万引きしようとしているのを待っているかのようだ。彼女の目線がこちらに向かう。

彼女の蒼い瞳と私の黒い瞳が交差する。

分析されている、それもかなりの精度で、それに対して私がわかったのは彼女が先天的な疾患を持っていることだけだ。

私の秘密がバレた可能性が出てきたのでこれ以上分析される前にコンビニの外へと出ていった。

 

 

 

 

 

 

私、坂柳有栖は生まれながらの疾患を患わっている。そのためこれからの学校生活で利用出来る駒を作るため神室真澄、彼女が万引きした後それを使い脅し駒にしようとしていた。監視途中視線を感じ振り返ると一人の少女と目があう。

 

ホワイトルームで彼を見たあの日から、私は天才は教育で決まるものではなく、生まれた瞬間に決まっているものと言う思想を持っている。

そんな私からすれ彼女はものすごく歪な存在だった。普通、才能がある人達はそれを鍛えられる環境が整っていればその才能を使いこなすことが出来る体へと変わっていく。

しかし彼女は持っている才能に圧倒的に肉体が追いついていないのだ。何もしていなかった訳では無い、彼女の体は限界まで鍛えられている。なのに足りていないのだ。まるで凡人の体に不相応の才能を詰め込んだかのようなそんな歪さを感じたのだ。

彼女の持つ私を超える分析力、そしてあの歪さ。

 

彼女に興味が湧いてきました。

 

私は楽しくなって口角を上げた。

 

 

 

 




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読み返してみて主人公のダンロン世界の転生者って設定使いこなせてる気がしないから主人公の前世回りを日記形式でやろうとおってるだけどいる?要らない?

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