麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百二話

 

 シキが縄張りとしている『メルヴィユ群島』はこの島独特の植物が幾つか存在する。

 

IQ(アイキュー)』という植物である。この植物を摂取した動物の脳の防衛を司る部分に作用し、環境に応じた進化を促す特性を有しているのだ。

 

 シキの一味はこの『IQ(アイキュー)』を二十年も研究と実験をする事で『SIQ(エスアイキュー)』という薬品を生み出した。

 

 この薬を動物に打ち込む事により、動物たちは戦闘的な進化を遂げる。そして大量に投与すれば動物の凶暴性を増す事も出来る。

 

 シキの一味は薬品の実験をしながら、島の動物たちを実験材料として放し飼いにしたりしているのだ。

 

 そして、シキの手により進化した動物は巨大であり、サンダルのような見た目のランドゲーターや巨大な蛸で森に住む森蛸、巨大な蟷螂のドン・カマキリリ、白黒ストライプの毛皮を纏った手足の長いテログマ、全身が鉄錆色で堅い肌、チョウザメに似た巨大なバクザメと基本、普通の動物より巨大化していて、一部が変異していたり、海や地など関係無く生きる事が出来る。

 

 そして、凶暴性もあって人間を襲うのは当たり前で動物どうしでも争っているが……。

 

 

 

「という訳でお前たちを『麦わら旅団』の動物団として認める。どうか俺達に協力してくれ」

 

「よろしく頼むぞ」

 

『ガアアア(おおおおおっ)!!』

 

 空中に浮かぶメルヴィユ群島を回りながら足をルフィは動物に対し、『覇王色の覇気』や戦いを挑み、勝利する事によって動物たちの王者となり、従わせたのである。

 

 ルフィにチョッパーとラキにアン、カルーにストロン、サウスらが声をかければ動物たちは歓迎された事で喜んだ。

 

 

 ルフィらは動物を従えた訳だがこの島に住む住人たちはこうした動物に対し、どう対応しているのかと言えば……。

 

「ダフトグリーン?」

 

「そうだよ」

 

 ルフィが動物たちを参加にする中でウタたちはシキによって支配され、男手や若い娘など王宮に召し上げられている島の住人と接触していた。

 

 この島の住人は独特な進化の影響か腕に一列に並んだ羽が生えていた。

 

 それはともかく、この島に生えている植物の一つである『ダフトグリーン』という木のそばで暮らす事で動物たちに対応していた。

 

 ダフトグリーンの発する匂いを動物は苦手としていて、この植物に近づかないのである。

 

 ただ、このダフトグリーンは人間に悪影響であり、樹が放つ粒子を大量に吸い込んだり、少量ずつでも長い間吸い続けると緑色の痣が生じてこれが硬直し、動かなくなる『ダフト』という病気になってしまう。

 

 これの治療薬は『IQ』でしか作れないのだが、シキが独占しているのでやはり、この島の住人は苦しめられているのである。

 

「ますます戦うべき理由が増えたな」

 

 仲間からの通話により、ルフィはそう決意を新たにするのであった……。

 

 

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