麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百十一話

 

 『海軍本部』と世界政府の聖地である『マリージョア』のすぐそばにある『赤い土の大陸』まで辿り着いた『麦わら旅団』。

 

 このまま旅を続ければ世界を半周する事になり、また『赤い土の大陸』を見る事になる。

 

 

 

「さて、魚人島に行くなら、まずはシャボンディ諸島に行く必要があるらしい……ん?」

 

 ルフィは事前にこの場所に辿り着けばセンゴク達に連絡するように言われていたのでそうした。

 

 シャボンディ諸島に向かうように言われたのでそうしようとした時……。

 

『(……助けてー!!)』

 

 何かあった時に行動できるよう、使っていた『見聞色の覇気』の感知領域に何かが引っかかった。

 

 

 

 

 

「海底か……」

 

 深く集中して探ってみれば、助けを求める声は海の底から聞こえてきた。

 

「ちょっと、助けに行ってくる」

 

 ルフィは皆にそう言うが早いか深く息を吸うと海の中へと飛び込む。

 

「(やんのか、こらぁっ!!)」

 

 少し海の中を泳いでいると巨大で血気盛んな海兎がルフィへと向かってきていた。

 

 

 

 

「(お前の腹の中か……悪いが吐きだしてもらうぞ)」

 

 将来は最強の海兵として育てられているルフィは当然、水中戦でも戦えるように訓練されている。

 

 よって……。

 

 

 

「はあっ!!」

 

「(うぐっ!?)」

 

 凄まじい速度で泳ぎながら、その速度を威力に変えながら海兎の腹部へと突き上げる拳撃を放つと衝撃操作の極意によって威力を集中させて伝道しながら、……。

 

 

 

 

「(うあああああっ!?)」

 

 そのまま上へと吹っ飛ばして海の上へ……。

 

 

 

 海兎は堪らず、口の中から何かを吐き出す。

 

 

 

 そうして、その何かは『麦わら旅団』の船の上に落下する。

 

 

 

「イヤッホオオ、人魚だぁぁぁっ!!」

 

 サンジは海の上に落下してきた短い緑髪の美女で下半身が魚の尾になっているという正しく人魚であり、美少女の登場に歓喜する。

 

「え、俺の事は無視?」

 

 しれっと華麗に着地を決めたヒトデの事は無視していた。

 

 

 

「ぷはあ、とりあえずは助けられたか」

 

 海の上に顔を出したルフィは『見聞色の覇気』にて海兎に消化されるところだった存在を助けられた事を把握する。

 

 

 その後……。

 

 

 

「消化されそうなところ、助けてくれてありがとう。私は見ての通り、人魚のケイミーだよ」

 

「俺はヒトデのパッパグだ。本当、助かったぜ」

 

 ケイミーと彼女の師匠でペットだという喋るし、普通に二足歩行で行動するヒトデのパッパグが自己紹介する。

 

「喋るヒトデもこの世界にはいたのか」

 

「俺の場合はガキの頃、自分をヒトだと勘違いしててな。気づいた頃にはもう、ヒト語を喋ってたのさ。この世は勢いってやつだ」

 

「まあ、人も思い込みによってはプラシーボ効果だので身体に影響及ぼすことあるしなぁ……」

 

 

 パッパグの言葉にルフィは強い思い込みは人じゃ無く、どんな生物でも影響を及ぼすのだと無理やり、納得するのであった……。

 

 

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