麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百十三話

 

 ルフィ達、『麦わら旅団』はシャボンディ諸島へ行こうとしていたところ、海兎に食べられそのままだと消化されるところであった人魚のケイミーと彼女の師匠でペットであるパッパグを救出した。

 

 因みに海兎のような海獣に食べられやすくかれこれもう、二十回目との事、

 

 助けた礼としてお礼にタコ焼きを御馳走すると言ったのだが、そのためにタコ焼き屋の店主に連絡していたがその店主はシャボンディ諸島付近を縄張りにしている人攫い組『トビウオライダーズ』と協力したマクロ一味に捕まってしまった。

 

 しかもその捕まったタコ焼き屋の店主は【東の海】にあるナミの故郷、『ココヤシ村』を支配していた魚人の海賊団、『アーロン一味』の仲間であったハチだったのだ。

 

 

 

「どうする、ナミ?」

 

 ルフィはナミにどうするかを聞くと……。

 

「どうするって助けに行くしかないでしょ、相手は人攫い集団だって言うし……それになんだかんだでハチだけは私に色々と良くしてくれたのよ、ココヤシ村の皆にだってハチは自分から積極的に危害を加えたりもしていなかったよ」

 

 ナミは即座にそう答えつつ、ハチについての事も言う。

 

「うん、はっちんはアーロンたちを放っておけなかっただけでむしろ、人間たちとは仲良くやっていきたかったって言ってたよ。止めたかったとも言ってたし……今もタコ焼き屋をしているのははっちんなりの罪滅ぼしなの」

 

 ケイミーが必死な様子でハチについて補足をした。

 

「脱走は悪い事だが、自分なりにでも悔い改めているってんなら良いだろう……ハチを助け、『トビウオライダーズ』とマクロ一味を倒すぞ」

 

『了解』

 

 ルフィの団長としての言葉に皆が応じた。

 

「ありがとう、皆……」

 

 ケイミーは感謝を示す。

 

「ナミ、お前は良い女として成長し続けているな」

 

「当然よ」

 

 ルフィがナミへと声をかければ、ナミは微笑む。

 

 後は『トビウオライダーズ』のアジトの場所は向こうが教えてきたので分かっているが、シャボンディ諸島へ着く5㎞手前にある44番GRである。

 

「皆ー」

 

 なんとケイミーは独特の音波か何かを出せるようでそれにより、魚の群れを海から呼び出し、口をパクパクさせると通じ合ったようだ。

 

 

 

「近くまでなら先導しても良いって」

 

「へえ、人魚は魚とも会話出来るんだな」

 

 そんな事を呟くルフィ、そうして魚たちはサニー号の前を泳ぎながら波に矢印まで描いて先導してくれた。

 

「来たぞ、空中だ」

 

 

 ルフィが言うと同時に上を見ればなんと3匹の大きなトビウオの上にそれぞれ、バイクのハンドルやら台座を付けて乗っている者がいた。

 

「『空中歩行(スカイウォーク)』」

 

「ぐげぇっ!!」

 

 サンジは空中を蹴る事で空を高速移動し、そうしてトビウオに乗った一人をそのまま、蹴り飛ばす。

 

「『煩悩鳳(ポンドほう)』!!」

 

「ぎゃっ!?」

 

 ゾロは一刀を鞘から抜き、飛ぶ斬撃を繰り出し、トビウオに乗る一人に炸裂させた。

 

「ふん」

 

「うぐあっ!!」

 

 ルフィは銃を抜くと超精密な射撃にてトビウオに乗った一人の身体を急所を外して撃ち抜いた。

 

「ほいっと」

 

 すかさずルフィはトビウオから落ちる3人を回収し、それぞれ縄で拘束したのであった……。

 

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