ルフィ達、『麦わら旅団』は人魚であるケイミーとヒトデのパッパグと一緒にタコ焼き屋をしているという元アーロン一味のタコの魚人であるはっちゃんがシャボンディ諸島を縄張りに活動している人攫い集団である『トビウオライダーズ』&マクロ一味に捕まったのでそれを救出するため、『トビウオライダーズ』のアジトへと向かった。
マクロ一味がケイミーとパッパグを捕らえるためにわざわざ、『トビウオライダーズ』のアジトの場所を教えたのである。
「島じゃなく、むりやり海に建てた居住区だな、こりゃ」
島に建てられた居住区を見てフランキーが評する。
そして、その居住区の中央には吊るされている檻があって、中には真っ黒になっている者がいた。当然、それははっちゃんであり、『麦わら旅団』との関係性のため、姿を隠そうと自らの蛸墨を浴びたからである。
『(幾らなんでも無理がある……)』
ルフィにウタ、ゾロにナミにサンジにウソップらは雑なはっちゃんの姿の隠し方に内心、ツッコみを入れる。
「はっちゃん、お前の事はケイミーにパッパグから聞いているし、救出を頼まれた。だから安心しろ」
「そうだよ、本当にルフィちんらが助けてくれるって言ってくれたんだ」
「もう安心だぞぉっ!!」
「ニュ、ニュ~。あ、ありがとうっ、『麦わら旅団』。後でたこ焼き奢ってやるからなぁ~」
「ああ、期待しているぞ」
「だいじょうb」
ルフィが代表してはっちゃんへと呼びかければケイミーとパッパグが続いて言い、それにはっちゃんは涙を流して感謝を伝えた。
『舐めてんじゃねえっ!!』
そんなルフィ達のやり取りに自分たちが舐められたと感じ、海の中に酸素ボンベなど潜水装備をした上でトビウオに乗った騎手らが姿を現し、魚人の三人で構成されたマクロ一味も襲い掛かる。
「任せたぞ、皆」
『任されたぞ、団長』
ルフィは皆へとそう指示をすると大きな建物の中にいる者――『トビウオライダーズ』のヘッドの元へと向かう。
「俺は『麦わら旅団』の団長、ルフィだ。リーダーどうし、戦おうぜ。腰抜けだってんなら仕方ないが……」
「言ってくれるじゃねえか、このデュバル様に向かってっ!!」
『ヴオオッ!!』
鉄兜を被った大男にしてトビウオライダーズのヘッドであるデュバルが巨大な彼の愛バイソンであるモトバロに乗って姿を現す。
「サソリの毒の銛をくらえッ!!」
銛を撃ち出す銃を構え、そしてルフィに向かって撃ったが……。
「そんなもんくらうかよ」
ルフィは腰の後ろから銃を抜くと超速連射にて全てを撃ち落とす。
「いけぇ、モトバロぉぉぉぉ。心臓破りの角の餌食にしてやれ」
『ヴオオオッ!!』
「その大きさじゃ人は貫けないだろ」
ルフィは素早く銃を腰の後ろに納めつつ、右の人差し指一本でモトバロの突進を抑え込みながらツッコむ。
「そらぁ」
「ぬらべっちゃあっ!?」
ルフィは次の瞬間には腰に差している『花州』と『雪走』による二刀の居合による二連閃をデュバルに浴びせた。それにより、兜が切断されてデュバルの素顔が晒される。
「お前、その顔……」
「み、見たなぁ~、オラの素顔をぉぉぉっ!!」
デュバルはサンジの顔をうろ覚えかつ、右利きの者が左手で書いた様な素顔をしていた。
「オラは生まれた時からこの顔のせいで呪われた子だとか、悪魔の子だとか言われたんだぬらべっちゃ。だから、望み通り、この顔に相応しい悪人になってやったんだっ!!」
「そんなに顔について言われるのが嫌なら、整形でもすれば良いだろ」
「……ぁ」
「根本的に馬鹿なのか……まあ、良い……とりあえず整形してやる。安心しろ、痛みは一瞬だ」
「ダバババババ……全然、一瞬じゃないべっちゃああああっ!!」
デュバルはルフィの拳による乱打を浴びせられる中で骨格を変形させられていくのであった……。