麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百十六話

 

 ふとした事から『麦わら旅団』は人魚のケイミーにペットであり、喋って動くヒトデのパッパグと出会った。

 

 そうして、元アーロン一味であった蛸の魚人であるハチを人攫い屋である『トビウオライダーズ』とマクロ一味から助け出したのである。

 

 

 

 ナミとの関係はともかく、約束通りに美味しいハチのたこ焼きによる『タコパ』を麦わら旅団は楽しんだのであった。

 

「ニュ~、じゃあ、やっぱり『新世界』へ行くためにシャボンディ島に行くのか」

 

「ああ、センゴクさんからもそう言われているしな」

 

「まさか、海軍元帥と知り合いとはなぁ」

 

「ルフィちん、凄いんだね」

 

 『麦わら旅団』が『新世界』と呼ばれる海域へ行くために『シャボンディ諸島』へ向かう事を聞いたハチにパッパグ、ケイミーは軽く驚いた反応をした。

 

 

 

『新世界』へと向かう方法は二通り存在する。

 

 一つは世界政府に願ったうえで『赤い土の大陸』の頂にある町、『聖地マリージョア』を横切る手段である。

 

 この方法は船は一旦、乗り捨てねばならず、向こうの海で似た船を購入しなければならない。

 

 申請に時間がかかるし、金もかかるが安全性は確実ではある。

 

 『麦わら旅団』の貢献具合にビビ王女がいるのを考えれば、この方法を取る事は出来るが『麦わら旅団』は旅を楽しむ事を主としているのでこの方法は取らない。

 

 

 

 故にもう一つの方法だ。

 

 マリージョアの真下、海底1万mの海底にある『魚人島』を経由する方法である。

 

 そして、何故、そのために『シャボンディ諸島』へ行く必要があるのかというと……。

 

 

 

 『シャボンディ諸島』は実は島ではなく、世界一巨大なマングローブである『ヤルキマン・マングローブ』という樹の集まりだ。

 

 全部で79本あって、その一本一本に街や施設があり、79の島からなる『シャボンディ諸島』と呼ぶのだ。

 

 そして、『ヤルキマン・マングローブ』は根っこから呼吸する時に特殊な天然樹脂を分泌している。それが空気となって膨らみ、シャボンとなって空へ飛ぶ。

 

 その樹脂で船をコーティングする事で魚人島への潜水が可能となるのである。

 

 こうして、せっかくだから一緒に行こうとケイミーにパッパグ、ハチも連れて『シャボンディ諸島』へ向かう『麦わら旅団』。

 

 

 

 だが……。

 

 

 

「え……」

 

 シャボンディ諸島へと近づいていくと小型の船が待機しており、しかも帆は『麦わら旅団』のもの……。

 

 

 

『お待ちしていました、麦わら旅団の方々ぁぁぁっ!!』

 

「(またかよ)」

 

 ウォーターセブンの時のようにまたも『麦わら旅団』は『麦わら旅団傘下義勇組織バルトクラブ』に出迎えられる事となり、ルフィは頭を抱えたのであった……。

 

 

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