麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百二十三話

 

 ルフィ達、『麦わら旅団』は海賊王であるロジャーの右腕にしてロジャー海賊団の副船長であるシルバーズ・レイリーの行方を捜していた。

 

 とはいえ、シャクヤクの元にさえ半年も戻っていない事を考えればそう簡単には会えないだろうことは分かっていた。

 

 79の島で出来たシャボンディ諸島にて海賊や賞金稼ぎなどならず者たちが多い1番から29番の無法地帯、特に酒場や賭博場は良く利用しているという手掛かりがあるだけましな状況だ。

 

 ともかく、虱潰しに探すしかないので『バルトクラブ』にも連絡を取って探してもらう事にした。

 

『うおお、ルフィ団長に頼られたぞぉぉぉぉっ!!』

 

「大げさだよ」

 

 バルトクラブは直々のルフィの頼みに涙すら流して喜ぶ。そうして探していくと……。

 

 

 

 

「ルフィ団長、レイリーなる人物の情報を掴みました」

 

「おお、そうか。ありがとう、それでどこにいる?」

 

「それが……」

 

 ルフィからの問いに何とも言えない顔を浮かべながら、レイリーの情報を手に入れた者は……。

 

 

「ギャンブルに負けて『ヒューマンショップ』にいるとの事です」

 

「人身売買の……ああ、そういう事か」

 

 ルフィはレイリーの行動についてすぐにその理由を察した。

 

 奴隷として乗り込みながら、機会を見て大暴れし人身売買所の金を盗もうとしているようだと……。

 

 海賊らしいと言えば海賊らしい方法ではある。

 

 そして、これを一応自分たちにつかず離れずの距離を保って様子を見ているクザンとボルサリーノの二人にも連絡する。

 

 

 

「あの爺さん、なんて事やらかそうとしてんだ」

 

「らしいっちゃらしいけどねぇ」

 

「もうこうなったら、やるしかないですよ」

 

 クザンとボルサリーノの二人は頭を抱えながら呟くのを見ながら、ルフィは言い出す。

 

 どうせレイリーがヒューマンショップのオークション会場で大暴れし、下手をすれば天竜人が窮地になるような事態を防ぐためにもルフィ達が乗り込んで上手く怪我人を減らすために行動する事を……。

 

 

 

 その一方でレイリーにはルフィ達が味方と思われるような振る舞いをするという事。

 

 元々、気にしてもらえているというなら接触と話の内容次第で受け入れてもらえるようのなるだろうとも思っている。

 

 しかして周囲を騒がすのは間違いないし、逆に変に思われたり、違和感などを感じられて交流を嫌がられては駄目なので色んな意味でアドリブ力が試されてしまうが……。

 

 

 

「とりあえず、旅団の名前を出すのは駄目だから……良し、親父とサボ達、『革命軍』の名前の力を貸してもらうか」

 

 まずは自分たちの事が分からないように変装などの準備をするように心がけつつ、ルフィ達は結構すぐに『革命軍』の名を借りようとした。

 

 

 

「はっくしゅ!!」

 

「ぶえっくしょい、この感じはルフィかな」

 

「くしゃみの感じで特定できるものなのっ!?」

 

 不穏なものを感じ取ったから革命軍のリーダーであるルフィの父親ドラゴンと義理の兄のような存在、サボはくしゃみをする。

 

 サボが噂の相手を特定したようなそれに革命軍に所属していてサボと同年代でもあるコアラが驚いたのだった……。

 

 

 

 

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