麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百三十話

 

 ルフィはくまの『能力』によって、巨大で強力な獣たちが住まう無人島である『ルスカイナ』へと飛ばされた。

 

 するとルフィは動物たちと争ったり、『覇王色の覇気』で自分の力を分からせたりする事であっという間に動物たちの王となり、王国を築く事で『シャボンディ諸島』での騒動が鎮まるまで待つ事にしていた。

 

「動物たちによれば、此処はどうやら『凪の帯』の周辺にある島のようだな……なら、後で海王類とも交流してみるか」

 

 仲間にした動物たちの話によれば、この島の海には巨大な生物がいてそこへ出れば襲われると聞いたのでどうやら、大型海王類の巣でもある『凪の帯』にある島の一つだと理解した。

 

 それならそれで海王類とも触れ合ってみようと思いながら、しばらく自分が誕生させた王国で日々を過ごそうと思っていたのだ。

 

 だが、王国誕生宣言を動物たちにしたその時、早々に島を訪れた女性たち三人に会ったのである。

 

 

 

「『アマゾンリリー』……それって王下七武海の一人、『海賊女帝』のボア・ハンコックが治めている『女ヶ島』にあるっていう国だな?」

 

『その通り』

 

 それぞれ、マーガレットにスイトピー、アフェランドラと自己紹介し自分たちは『女ヶ島』にある国『アマゾンリリー』から来た『九蛇』の戦士だとも紹介した。

 

 海軍としての勉強をする中で当然、ルフィは王下七武海の事も知っている。ボア・ハンコックの事もまた然りだ。

 

 だからこそ、自分のいる島がその『女ヶ島』の北西にある無人島が『ルスカイナ』であり、偶に九蛇の鍛錬場としても使われている島だからこそ、ルフィが動物たちを従えていく中での騒動を感じたハンコックが調査を命じたのをマーガレット達から聞いた事で……。

 

 

 

「(くまよ、どうしてこんな島に俺を飛ばしたんだ。別に七武海全てに会いたいなんて思ってたりしないぞ……)」

 

 厄介な島に飛ばしてくれたなとくまに対してルフィは内心で苦笑した。

 

「まあ、良い……お前たちは任務を果たせ、ありのままをお前たちの蛇姫に伝えれば良い。俺は逃げも隠れもせずに待っていよう」

 

 ルフィがマーガレット達に言えば、三人は頭を下げてハンコックの元へと戻っていったのであった。

 

 そうして……。

 

 

 

「ふむ、お主か……わらわに許しも無く、この『ルスカイナ』の王になったというものは……」

 

「ああ、俺の名前はルフィ。事情あって一人でこの島にいるが普段は『麦わら旅団』の団長をしているものだ。そっちは海賊女帝のボア・ハンコックだな」

 

 長い黒髪に美しさに溢れた容姿にスタイル抜群で女性の魅力にあふれた長身の女性であるボア・ハンコックが現れ、ルフィへと問いかける。

 

 彼女の右側には緑の長髪、顔がやたらでかく横に広いという個性的な容姿だが愛嬌を感じさせる見た目、スタイル自体は抜群な巨大な女性であるハンコックの妹がボア・サンダーソニア。

 

 ハンコックの左側にはハンコックとサンダーソニアの妹であるオレンジの髪を二つに分けて巻いて角の様になっている髪型、全体的に恰幅の良い巨大な女性であるボア・マリーゴールドが控えていた。

 

 

 

 

「ふっ、わらわの事を知っているならば話は早い。さっさとこの島から去れ、男よ」

 

「悪いが、この島はもう俺のものだ。元は無人島なんだから良いだろう?」

 

「駄目じゃ、わらわの言う事を聞かぬというなら、くらえ、『メロメロ甘風(メロウ)』」

 

 ハンコックがルフィに向けて両手をハートマークのような形に合わせるとハート形の波動を放出した。

 

 ハンコックは悪魔の実で『超人系――メロメロの実』を食べた能力者であり、自分の魅力に魅了された者を石化出来る。

 

 ハンコック自体が絶世の美女なので大体の者は石化対象となってしまうが……。

 

 

 

「悪いな、俺にはもう既に俺にとって魅力的な女性が四人もいるんだ。それに明鏡止水に無我の境地……精神制御も得意でな」

 

 ウタにナミ、ロビンにビビに愛を捧げている上に武の道において精神の到達点である明鏡止水に無我の境地にあるルフィには効果なしであった。

 

 

 

「なっ、姉様に魅了されないだとっ!?」

 

「そんな男がいるなんて……」

 

 サンダーソニアとマリーゴールドが驚愕する中……。

 

「面白い……ならば九蛇を束ねる女王として相手するのみじゃ」

 

 ハンコックは切り替え、女戦士を束ねる女王としての武力でルフィと戦う事にしたのであった……。

 

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