麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

148 / 159
百四十七話

 

 エースを助けるため、世界一の大監獄である『インペルダウン』にルフィとウタとサボは侵入を開始した。

 

 このインペルダウンは複数の階で構成されており、少なくともルフィが教育のために見学する時に見たのは『LEVEL1』~『LEVEL5』までである。

 

 そしてこのインペルダウンでは下の階へ行くほど凶悪で凶暴な罪人たちが投獄され、幽閉されている。

 

 更に勿論というかこのインペルダウンにおいては罪人に対して数々の拷問が行われており、その拷問も下の階へ行くほど、過酷で壮絶な物になっていくのだ。

 

 ルフィ達が今いる『LEVEL1』の監獄の中には森が用意されている。しかし、普通の森では当然、無い。

 

 森に広がる木々は全て、葉が刃物のように切れる木の『剣樹(けんじゅ)』である。

 

 そして下に敷き詰められた草は針のように身体に刺さる『針々草(ハリバリソウ)』である。

 

 この森の中に囚人たちは放たれ、更に足元に放たれた毒グモや獄卒たちに追われる事で森を駆け回らされ、葉に切られ、草に刺され、血に染まらされては切り裂かれたり、貫かれたりする痛みに嘆き苦しむ事になるのだ。

 

 

 

 これにより、囚人たちからは『LEVEL1』は紅蓮地獄と呼ばれていた。

 

「ほら、ちゃんと牢に入れるんだぞ」

 

「ウホ(はい、ボス)」

 

 ルフィはそこでインペルダウンを守っている動物の一つ、海の格闘家であるブルゴリことブルーゴリラと再会した。

 

 ルフィは動物好きである。それが故にインペルダウンの見学の際につい、動物たちと心を通わせ手懐けてしまったのだ。

 

 それもインペルダウン内の動物は囚人に対して脅威にするべく、凶悪であり狂暴な動物たちが多いのにも関わらずだ。

 

 当時、インペルダウン内の署員や所長から大仰天されたし、センゴクからも苦笑を浮かべられたりした。

 

 

 ガープは『流石は儂の孫じゃ』と大爆笑していたが……。

 

 

 

 手懐けた頃から大分、時は経っているが、ブルーゴリラは自分達のボスとなったルフィを忘れていなかった。

 

 そして再開を喜びつつ、ルフィから牢を脱走したバギーを渡され、一体が受け取り、牢へと運んでいった。

 

 

 

 

「悪いが、今は急ぎの用事があるんで遊べないんだ。だが、会えて嬉しかったぞ」

 

『ウホホー(俺達もです)』

 

 ルフィはブルーゴリラに語り掛けるとウタとサボと共に移動を開始。その背をブルーゴリラたちが見送った。

 

 そして進んでいるルフィ達に牢から囚人たちが解放するようにと要求していたが無視したし、あまりにうるさい場合は『覇王色の覇気』で昏倒、あるいはウタが能力で眠らせた。

 

 

 更にウタの能力で署員、監視する電伝虫、看守質の者なども眠らせ、着々と進んでいき、階段を発見する。

 

「良し、これで『LEVEL2』に行ける」

 

「まずは一つか……広いし大変だね」

 

「だんだん、きつくなるというが行くしか、無いよな」

 

 ルフィにウタとサボは階段を下る事で『LEVEL2』へと向かうのであった……。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。