麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百五十八話

 

 自分にとって大事な家族であり、義兄の一人であるエースを助けて『白ひげ海賊団』に返す事で海軍との全面戦争を阻止したルフィだが、何事もリスクというのは存在する。

 

収監していたエースに脱走された上に公開処刑しようとしたエースのそれが出来なくなった事でインペルダウンや世界政府、海軍の権威やイメージが失墜してしまったのだ。

 

 これによって海賊や犯罪組織の勢力が増す事になったりしないようにルフィは『無貌の処刑人』、『無貌の制裁者』として悪を裁く事で悪に対する抑止力となった。

 

 そうして活動するため、とある島を訪れると『CP9』のカリファと再会する。彼女たちに対してルフィは『ウォーターセブン』での任務を邪魔している上に長官であったスパンダムを結果的に暗殺してもいた。

 

 その貸しを返すべく、ルフィはカリファ達の任務を手伝おう。それはこの島で世界政府にとって脅威となる犯罪組織を潰す事であったため、『無貌の処刑人』としての活動とも合うものである。

 

 なので……。

 

 

 

「――という訳で武者修行中のルフィ君に会ったから仕事を手伝ってもらう事にしたわ」

 

「ほう、それは助かる」

 

「ふっ、実力者の助けは心強いわい」

 

 犯罪組織の壊滅に動くのはカリファだけでなく、『ドアドアの実』で空間移動も可能なブルーノと二刀を帯刀している、『嵐脚』も合わせた四刀流の剣士であるカクもいて彼らとともに動く事になった。

 

「受けなさい、アワアワの力っ!!」

 

 ウォーターセブンの時には悪魔の実を食べていなかったが、今のカリファは悪魔の実であり、【超人系 アワアワの実】を食べていた。

 

 その能力は泡を出しながら触れた者の力を削ぎ落したり、相手の物理攻撃を滑らせるようにして受け流したりが出来るという応用性がそれなりにあるものだ。

 

 そして、カクも悪魔の実を食べており、食べたのは【動物系 ウシウシの実 モデル麒麟(ジラフ)】である。

 

「これがキリンの力じゃあっ!!」

 

「そんなキリンはいないぞ」

 

 キリンになりながら、長い首を鞭の如く振り回して相手を薙ぎ払う様子を見てルフィはツッコんだ。

 

「(悪魔の実は中々、応用性に富んでいるのは流石だな)」

 

 食べたいとは思わないが悪魔の実の能力の応用性の凄さや可能性には思うところがあったルフィである。

 

 

 

「隙ありぃ!!」

 

「ねぇよ」

 

 よそ見をしている風のルフィに対し、犯罪組織の者は襲い掛かったがその者の攻撃を直接見ないままに軽くシキの名剣である『桜十』で捌きながら相手の攻撃の勢いを利用して相手の死角に滑り込みながら『木枯らし』で切り裂いた。

 

そうして、ブルーノとカクにカリファと共に犯罪組織を壊滅させたのである。

 

 

 

 

「お疲れ様、ルフィ君。本当に助かったわ」

 

「お役に立ててなにより」

 

 その後、ルフィとカリファはカリファ達の隠れ家へと移動し……。

 

「中々会う機会は無いでしょうけど、愛しているわ」

 

「それは光栄だ。俺も愛している」

 

 ルフィはカリファと愛と快楽を与え合っていくのであった。

 

 

 

 

 

 そうして、眠りについていく中で……。

 

「(そろそろブローカーも潰していくか、最大の目的はジョーカーだが)」

 

 海賊や犯罪組織に武器や物資を仲介しているブローカーも葬る事に決め、特に潰すと決めたのは海賊たちを中心に商売している最大手のブローカーである『ジョーカー』なのであった……。

 

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