麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百五十九話

 

 この世界において島国や世界政府、海賊等の大中小問わず、組織を運営するにおいては物資が必要だ。

 

 生活に必要な必需品や食料に水に酒、戦うのに必要な武器を調達する必要が出てくるのだ。

 

 必然的にそうした物を売る『商隊』という物が生まれる。

 

 とはいえだ、商品を売りたい『商隊』と商品を買いたい組織はそれぞれ繋がりという者が必要で切っ掛けもいるし、信用や信頼の類も必要だ。

 

 そうした物を解消するためにいるのが『仲介人』ことブローカーである。

 

 

 

 ブローカーにとっては商売相手が島国だろうが政府だろうが、海賊だろうが関係無い。紹介料を貰えばそれで良いのだから。

 

 こういう関係において、政府も国も海賊でさえブローカーがどういう者と取引してようが関係無かったりする。信用に信頼できるならそれで良い。

 

 無論、政府にとっては度を越した商売をしていなければという言葉が付くが……。

 

 こうした利点に目をつけて表立って売れない物を売りつける商隊、そうした物を買いたい組織の中を取り持つ物こそ『闇のブローカー』である。

 

 そして、この『闇のブローカー』の世界において頂点の座にいるのが『ジョーカー』であった。

 

 この『ジョーカー』はそもそも固定客として海賊の世界における『四皇』の一人、カイドウ及び『百獣海賊団』というとんでもない大物客を抱えている上に抜け目がないように世界政府や島国とも取引を交わしているのでこの世界に無くてはならないような大物仲介人となっているのだ。

 

「お前なんか必要ないんだよ」

 

 しかし、『無貌の処刑人』であるルフィはジョーカーを受け入れる事は無い。何故なら多くの取引相手は海賊であり、そもそもにして、武器を多く扱っていて悪戯に戦争を引き起こしている存在であるのは勿論、まだ未確認な情報だが、『SMILE(スマイル)』という特殊な『悪魔の実』染みた物を売っているという情報も聞いていた。

 

 とはいえだ、悪の犯罪組織単体は潰すのは簡単でもブローカーというのは上手く潰さないと同じようなのが出てくるし、別のブローカーを吸収して生き延びたりするし、そもそも見つけにくいという面倒臭さがあった。

 

「ジョーカーに取引したいと連絡をつけろ」

 

「はぁっ!? か、勘弁してくれよ。俺にそんな力ある訳無いだろ」

 

「だろうな、じゃあジョーカーと取引つけれそうな奴を紹介しろ。そしたら、今回は見逃してやるよ。次に取引していたら殺すがな」

 

「うぅ……」

 

 ルフィはブローカーの小物から尋問と拷問を兼ねて情報を探り、そうして……。

 

 闇のブローカーの世界ではジョーカーとも取引できるだけの勢力を誇る者の存在を突き止めた。

 

 

 

 

 そうして、その者の屋敷へと侵入し……。

 

「食事中、失礼するぞ」

 

「……ふむ、君が『無貌の処刑人』という者だな?」

 

「ああ、だが今回は客になってやっても良い」

 

「ふむ、とりあえず食事が終わるまで待ってくれないかな?」

 

 侵入されたというのに大物だけあってそのブローカーは場数を踏んできた者だけが成せる雰囲気を放っており、落ち着いていた。

 

 

 

「どうぞ、失礼をしたのは俺の方だ」

 

 そうして、ブローカーが食事を終えると……。

 

「それで、何を渡しに求めるのかな?」

 

「ジョーカーへ連絡をつけてほしい。あいつを潰すための切っ掛けが欲しいんだ」

 

「……ふむ、もう少し話を聞かせてくれるかな」

 

 ブローカーは無謀の処刑人の話に興味を持ち、そうして、話を始めたのであった……。

 

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