ルフィは闇の『ブローカー』の世界で頂点に座しているジョーカーの正体を突き止めた。
ジョーカーは『七武海』の一人、ドンキホーテ・ドフラミンゴだったのである。
まあ、『七武海』としての権威と勢力を利用したからこそ政府や様々な海域にある島国、海賊たちとも取引が出来たのだ。
納得と言えば、納得だし一種の筋は通った。
そう、ならばこそルフィはまずドフラミンゴが築いた土台を利用する事にした。
彼の海賊たちの繋がりを利用する事にしたのだ。
ジョーカーとして様々な海賊と繋がっているドフラミンゴだが、商人や海賊を仲介して繋がっているがそれは信用と信頼あっての事である。ならばそれが崩れればどうなるか……。
ルフィはまず、『ドンキホーテ海賊団』をジョーカーと取引できるブローカと協力する事で誘き出した。そして、『生命帰還』を利用して自分の顔やら骨格やらを密かに殺した手下の一人と同じものとして擬態し、潜入した。
潜入する事でルフィは『ドンキホーテ海賊団』が使っている一つの拠点の中に保管されている武器や火薬の管理庫に火を放って大爆発を起こした。
しかして、これは始まりだ。
「な、何だお前は」
「俺はドフラミンゴに雇われた者だ」
取引を行うための場所にやって来たとある海賊団とドンキホーテ海賊団が取引を終えた後、ルフィは襲撃をして海賊団の者を半殺しにして海賊団が得た武器を奪った。
そう、半殺しであり、しかもドフラミンゴに雇われた者と名乗った。これによってドフラミンゴの悪名が出来上がる。
これ以外にもルフィは直接、ドフラミンゴと取引しようとする海賊団を襲撃して金を奪ったり、逆にドフラミンゴの手の者を襲撃して、取引しようとした海賊団の手の者だと言ってみせたりした。
こうして、どんどんとドフラミンゴの名は悪名が出来上がっていくし、海賊団との関係にも亀裂が入っていく。
更に……。
「お、来た来た。良し、いくぞ」
四皇の一人、カイドウ率いる『百獣海賊団』の傘下に対し、ルフィは取引をしようとするドンキホーテ海賊団の海賊旗を掲げた船で向かっていきながら、大量に火薬を積んでいた船を向かわせつつ、小型船で逃れながら……。
「俺は忙しいんだ、勝手に潰し合ってろ」
ルフィはドフラミンゴが用意していた新型ライフルを使い、武装色の覇気を纏わせた弾丸で船を撃ち抜き、そうして大爆発を起こさせた。
こうした行為を他のそれなりの勢力を有する海賊団やカイドウと同じ、『ビッグマム海賊団』に対してやった。
『ドフラミンゴめ、良くもやってくれたなぁぁぁぁっ!!』
そうして、ドフラミンゴは海賊団の怨敵となり、様々な報復をされる事になったし、カイドウやビッグ・マムであるシャーロット・リンリンとも争う羽目に……。
「……ふ、ふざけるな……何がどうなってやるんだぁぁぁぁっ!!」
ドフラミンゴはジョーカーとしての商売は出来なくなったし、海賊団としての活動も出来なくなり、カイドウにビッグ・マムとの和解やらなにやらで財力も勢力も凄まじい程に失い、怒りの咆哮を上げるのであった……。