麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百六十六話

 

 とある国の王と複数の要人が乗った巨大客船である『ロッキーポート号』をジャックして海賊島である『ハチノス』へと向かう『最悪の世代』の一人、トラファルガー・ロー率いる『ハートの海賊団』を阻止するためにルフィはハンコックと精鋭の九蛇の戦士で構成された『九蛇海賊団』の力を借りた。

 

 正確には船に乗せてもらいつつ、ロッキーポート号の近くまで迫るとドフラミンゴが率いる海賊団の元で潜入していた時に盗んでいた潜水装備を身に着けて、隠密行動するために海を泳ぎながら、ロッキーポート号へと乗り込んだのだ。

 

 因みにドフラミンゴの海賊団はジョーカーとして闇の商人と繋がりがあるので色々、高性能な武器やら装備やらを持っている。なので使える物は色々とルフィは盗んでいるのだ。

 

 こうして、人質となっていた王や要人に食べ物を出していたハートの海賊団のベポとペンギン、シャチを逆に人質にしながら、ハンコックも後で来ることを告げるとローは観念した。

 

 ロッキーポート号をジャックしたのはどうも海賊島『ハチノス』と物資の輸送をする取引を交わしていた密輸船がロッキーポート号と同じ国の国旗をかかげていたのでベポにシャチ、ペンギンが間違えたとの結果。

 

 仕方なくローたちはロッキーポート号で『ハチノス』に乗り込む事にしたらしい。

 

ローたちがハチノスに乗り込む事にしたのはハチノスに『歴史の本文』があると聞き、それを手に入れるためだとか……。

 

 古株で歴戦の海賊の一人である王直相手を獲物にする度胸は中々だが、無謀でもある。

 

 まあ、大きなリスク込みで挑まねばならない事もままあるが……。

 

 

 

 

「ロッキーポート号を解放するなら、お前達の目的に協力してやっても良い」

 

「見返りは?」

 

「王直の身柄を海軍に渡す事だ。安心しろ、相手は俺がする」

 

 ローの言葉に対し、ルフィはそう返答した。

 

「なぜ、そんな事を?」

 

「処刑間近であったエースの脱走で政府に海軍はかなり信頼に信用が落ちただろう。それを回復させてやりたいからな」

 

「成程……まあ、俺は目的が果たせればそれで良い」

 

「交渉成立だな」

 

 そうして、ルフィとローは握手を交わしロー達はロッキーポート号を解放するとルフィと共に九蛇海賊団の船に乗った。

 

 

 

「本音を言えば、ルフィ以外の男を船に乗せたくは無いのじゃが……」

 

「悪いな、ハンコック」

 

「ルフィの頼みというなら仕方ない」

 

『(あの海賊女帝と凄い親密だ)』

 

 軽く触れ合っているルフィとハンコックの様子と雰囲気などから途轍もなく、親密なものを感じたのでロー達は驚愕したのであった……。

 

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