ルフィと『王下七武海』の一人で男女の関係にあるハンコックと彼女の海賊団である『九蛇海賊団』とある国の王と要人を乗せた巨大客船である『ロッキーポート号』をジャックして海賊島のハチノスへと向かっているトラファルガー・ローが率いる『ハート海賊団』を止めに向かった。
その目的は成功したが、ルフィ達はローを止める際、海軍に連絡した時にハチノスには王直を倒すために潜入任務を任された海軍のコビー達、数人がいるとの事で協力して王直と彼に従う海賊の制圧を命じられた。
これもあり、ローの目的が海賊島にある『歴史の本分』の入手だったので『ロッキーポート号』とそれに乗る王と要人の解放を条件に彼が目的を果たすために協力する事を持ち掛けたのである。
元々、ロー達は海賊島と密輸をしている船をジャックしたかったのだが、国旗が同じものを使っていた事でローの部下達、ペンギンとシャチにベポが『ロッキーポート号』を間違えてしまっただけなのでロッキーポート号と人質の解放を素直に受け入れた。
こうしてルフィとハンコック、ローはそのまま海賊島へと向かっていき……。
「本来なら、俺の『覇王色の覇気』とハンコックの力を使って海賊島の海賊たちを無力化するのが一番だが、それは出来ないからな」
海賊島を縄張りとしている王直は仮にもロジャーの時代からの古株の海賊であり、現代にいたる長年、海賊たちを教祖として従えてきた。その影響力に権威は計り知れず、彼に従う海賊は途轍もなく多い。
四皇にも引けを取らないのだ。
だからこそ、一番良い方法はルフィとハンコックがそれぞれの力で無力化するのが最適な手段だが、どちらも相手を選ぶのが難しく巻き込む可能性が高いので使う訳には行かなかった。
「王直と戦うまでの準備運動代わりにする事としよう……俺達が暴れれば陽動になるだろう、その間に目的を果たすんだな。島に潜入している海軍ともうまく協力しろよ。話は本部の方には通してある」
「分かった」
ハチノスに近づいたところでルフィはローに言いながら、攻める準備をしていた。ハンコックにサンダーソニア、マリーゴールドとマーガレット達、『九蛇海賊団』も同様である。
「じゃあいくぞ、相手は海賊王ロジャーとも鎬を削り合った大海賊の一人だが、お前達にとっては相手に不足は無いな?」
「勿論、わらわ達が七武海となったのは美しさだけによるものじゃないという事を分からせてやろう」
『蛇姫様の意のままにっ!!』
こうして、ルフィ達はハチノスへと足を踏み入れ……。
「はあああっ!!」
ルフィは縦横無尽かつ自由自在、変幻自在に駆け跳ねながらシキの剣である『桜十』と『木枯らし』、そして両足では『嵐脚』を使うという戦闘スタイルによって迎撃に来た海賊たちを切り伏せていったのであった……。