麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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百七十二話

 

 ルフィは『無貌の処刑人』として活動する事で島々の犯罪組織や海賊団を始末していった。更に潜入する事で工作を行いながら、海賊団同士の抗争を煽ったりして共倒れさせたのだ。

 

 そうして裏世界や海賊たちの世界においての悪党は減ったし、カイドウにビッグマム達、海賊団の戦力は弱体化した。海賊たちの世界においては海賊とは名ばかりの冒険家たちは普通に冒険を楽しんでいるし、なんなら『バルトクラブ』の傘下に入ったり、協力者になったりもした。

 

 だが特に悪党の海賊の力が激減したのは闇のブローカーの世界でジョーカーとして活動していたドフラミンゴとその海賊団の力が激減し、力も失ったからだ。

 

 無論、それはルフィが『ドンキホーテ海賊団』に潜入し、武器庫を爆破したり、金を奪ったり、取引を聞いて海軍に通報したり、あるいは上手くドフラミンゴが信用を失うようにしたり、更にはドフラミンゴが戦いを仕掛けられるようにも工作したからである。

 

 これにより、『ドンキホーテ海賊団』は七武海の立場をぎりぎり保っていられるくらいにまで権威も勢力も激減したのだ。当然、『ジョーカー』として活動は出来なくなった。

 

「君には本当に感謝しているよ。おかげでジョーカーがいた立場になり上がる事が出来たのだからね」

 

 ドフラミンゴの海賊団に対し、潜入や工作を仕掛けるために手を借りた中堅の立場にいるブローカーとルフィは取引をした。

 

 

 

 これにより、そのブローカーはジョーカーが権威と勢力を失った直後に介入して上手く、ジョーカーがいた立場でブローカーとしては頂上と言っても良い程の座に君臨する事に成功した。

 

「俺もお前のお陰で色々とやりたい事が出来たからな……だが、覚えておけよ。もし裏切ったら……」

 

「分かっているとも。悪党とは取引しないし、何かあれば情報提供の協力もしよう」

 

 ルフィがしっかりと警告をすれば、ブローカーはちゃんと自分の立場を弁えた意見を言った。

 

 

 

「頼むぞ。その代わり、俺も協力出来る事があれば協力する」

 

「ああ、君の力が必要になれば頼らせてもらうよ」

 

 そうして、ルフィとブローカーは話を纏め、ドフラミンゴが取引しようとしていた場所より奪った金を分配した。

 

 そう、密かにドフラミンゴが取引して何かを渡そうとしていた海賊団の金をブローカーの情報提供により、襲撃して奪ったのである。

 

「俺の金はどこだぁぁぁぁぁっ!!」

 

 ドフラミンゴは起死回生にもなろうとしていた取引が上手くいかず、金まで奪われた事に激しく激昂したのは言うまでもない。

 

 そしてルフィは『無貌の処刑人』として活動しながら、ある事に励んでもいた。

 

「おお……相変わらず凄いな、かなり楽になった」

 

「それは良かった」

 

 『黒ひげ海賊団』の対抗のために手を組んでいる『白ひげ海賊団』のところにいき『見聞色の覇気』の応用で体自体の記憶を探りつつ、触診して血の流れなどを確認。衝撃操作と内部攻撃の併用&応用で鍼治療をする事で彼が悪くしている肝臓の治療&に励んでいた。

 

「とんでもない技術だよい」

 

「まあ、かなり鍛錬と経験を積んだからな」

 

 『白ひげ海賊団』の船医マルコがルフィの腕を賞賛し、それに対してルフィは当たり前のように言うのであった……。

 

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