『麦わら旅団』の団長であるルフィがシャボンディ諸島にて密かに人身売買を行っていた場所を襲撃して奴隷となろうとした者達を解放したがそこに世界貴族の天竜人がいたため、シャボンディ諸島ではとんでもない騒ぎとなり、警戒態勢にもなった。
襲撃の際にルフィは『革命軍』を装っていたが、それでも身を潜めつつやり過ごす事を考えていた時に七武海のくまが協力し、一旦、皆別々の島で過ごす事になったのである。
ルフィはルスカイナに飛ばされたが、その島に異常を感じた事で近くにある『女ヶ島』を領している七武海のハンコックが様子を見に来た事で関わる事になったのだ。
そんな時にエースの投獄を聞き、ルフィはハンコックに協力してもらい更にウタとサボの協力も得て、エースを難攻不落のインペルダウンより脱獄させた。
そうして起こった混乱をどうにかするために犯罪者に犯罪組織、海賊団を始末する『無貌の処刑人』という偶像となって悪人たちの行動を抑止したのだ。
その時に利用したのが勢力を密かに伸ばし続け、闇の世界におけるバランサーとなろうとした七武海のドフラミンゴであり、ルフィは彼の力を落とし続けたのである。
こうして、色々やりながらシャボンディから離れて二年が経過し……。
「それじゃあ、またそのうちに様子を見に来るから仲良くやるんだぞ」
『オオオオ(わかりました、王様)!!』
ルフィは巨大な猛獣がいる島の『ルスカイナ』の王なので彼らに指示をすれば応じる咆哮を出した。
「お前達も仲良く頼むぞ」
『アアア(分かったぁ)』
ルスカイナは女人島もそうだが、『凪の帯』の海域にあるため、海王類が多く生息している。そんな海王類ともルフィは仲良くなっており、だからこそ彼の声に応じた。
ルフィはそろそろ、シャボンディ諸島に行くためにこの島の猛獣と海王類に挨拶回りをしに来たのである。
そうして海王類の一体の上に乗って『女人島』に戻っていくが思考を色々巡らせていた。情報収集は常にしており、その中で最近、とある情報を得ていた。
アーロン一味が脱獄し、逃げたというのである。アーロン達はインペルダウンには投獄されてないし、魚人の超人的な力なら力を合わせれば脱獄するのは簡単だろう。
「……何故か、悪い予感はしないんだよなぁ……」
新聞などでは復讐を再開するかもと言われたりしているが、不思議とそんな事はしないとルフィは思っていたし、確信があった。アーロンと戦い、捕らえた際の様子を見た上ではもう、アーロン達は憑き物が落ちたような表情を浮かべていたからだ。
こうしてルフィは女ヶ島に戻ると……。
「挨拶は終わったか?」
「ああ、終わらせてきた。見送りまでしてもらう事になってすまないな、それに結局、何から何まで世話になっている」
「妾とお前の仲ではないか。それに大々的に麦わら旅団と盟を発表する機会にもなるからのぅ」
女ヶ島で出迎えたハンコックはルフィを抱き締めながら、深い口づけを交わしながら話をする。
ルフィはこれより、ハンコックたち『九蛇海賊団』の船でシャボンディ諸島まで送ってもらえる事になっており、そうしてルフィはハンコックたちの船に乗ってシャボンディ諸島へと航海を始めたのであった……。