ルフィ達、『麦わら旅団』が魚人島近くに到着すると魚人島にある『リュウグウ王国王宮 竜宮城』に仕える兵士に案内されて魚人島へと入り、リュウグウ王国のネプチューン王家三兄弟のフカボシにリュウボシとマンボシに歓迎されながら『竜宮城』に案内される事になった。
その前に船を留めるのに良い場所も紹介されて、そこへ留めると……。
「では、私達のゴンドラに乗ってください」
「分かった」
ネプチューン王家三兄弟が乗っているゴンドラに乗る事になった。フカボシ達が大きい分、彼らが兵士とともに乗っているゴンドラに小さなルフィ達が乗っても問題は無かった。
そうして、シャボンを使って浮き、馬車のように大きなリュウグウノツカイが引いて移動するゴンドラによって、魚人島の町内を空中遊泳のような感じで移動しつつ、景色を見る。
「本当に君達には感謝しています、ルフィ君」
「別に俺達だけの手柄じゃないけどな」
フカボシによればバルトクラブの影響で魚人島を訪れる海賊は今まで悪い者が多く、『白ひげ』の縄張りだから手を出さないだけだし、中には縄張りとか関係無しに魚人たちを襲おうとする者もいた。
そうして悪党が『バルトクラブ』や『無貌の処刑人』の影響で消えたのだ。そして、シャボンディ諸島においては普通に魚人が受け入れられたりもしている。
逆に魚人島で海賊では無い人間が受け入れられ、生活し始めている者もいるという。
「いや、君たちのお陰だ。だからこそ、今の現状は申し訳なくも思う」
フカボシは更に今起きている問題についても話し始めた。ホーディという者がアーロンを意思を継ぐ事を表明しつつ、魚人海賊団を率いているのだが人間に手を出しているようだ。
なので今、竜宮城にて人間たちの保護をしているのだとか……しかして、それが間に合わずに捕らえられた者もいるらしい。
また、ジンベエからの伝言で二つあり、一つ目は『ホーディと戦うな』、二つ目は『海の森で待つ』との事である。
ともかく、フカボシ達と共にゴンドラで『竜宮城』へと向かう。その道中に深海一万mなのに魚人島がある場所に光が差している理由を聞いた。
魚人島のある海底には元々、地上の光をそのまま海底に伝える『陽樹イブ』という木の根が届いており、木の根の呼吸は空気をも海底へと供給しているとの事。
その場に昔、魚人たちが住み始めたのが魚人島の始まりという事だ。
こうして、大きなシャボンに包まれて浮いている『竜宮城』へと向かうとフカボシが連絡し、丸い形の門よりシャボンを加工した『ウォーターロード』である『連絡廊』が下ろされて総門と王宮の御門が開かれ、中に入った。
『おおおおっ!!』
巨大な竜の飾りが城の上に置かれてあり、『竜』の字があって相当に大きく、豪華な城を目にし、ルフィ達、『麦わら旅団』は感動の声を上げた。
「こんなに豪華で巨大な城は見た事が無いな」
「うん、凄いね」
「見事なもんだな」
「良い宝がいっぱいありそうね」
「いや、盗もうとするなよっ!!」
「なにか特産品みたいなものはねぇかな」
「立派なお城だわ……」
「王子たちもでかいから、王もでかいんだろうな」
「なにか歴史を伺えるようなものがあれば良いけど」
「もてなしてくれるってんだからありがたい話だな」
「ヨホホ、良い演奏が出来そうですよ」
「『麦わら旅団』って、やっぱ凄えな」
ルフィの感想にウタは頷き、ゾロも素直に称賛するとナミは城内にある宝に興味を示す。そのナミの顔があまりに物を盗むそれだったのでウソップはナミに牽制の言葉をかける。
サンジは料理についての興味を示す。ビビは立派な城の造りを賞賛、チョッパーは城の大きさにより、王子も大きいなら王も大きいだろうと思った。ロビンは歴史に興味を示し、綺麗な城を見てブルックは演奏したくなり、ペローナは城に迎えられている『麦わら旅団』を見て、思う事を言った。
そうして、城内に入り……。
「ようこそ、我が城へ……歓迎するじゃもん『麦わら旅団』よ」
「城にお招きいただき、ありがとうございますネプチューン王」
髪は長くもじゃもじゃで髭も長くもじゃもじゃ、やはり体は巨人族よりも大きいぐらいにでかい。王冠にトライデントを持ったリュウグウ王国の国王でシーラカンスの人魚、海神ネプチューンの歓迎にルフィは頭を下げ、ウタ達もそれに続く。
『麦わら旅団の皆さま、来ると思ってましたっ!!』
竜宮城にて保護されていた地上での扱いは海賊だが、性質的には冒険家の人々も『麦わら旅団』に歓迎の声を上げたのであった……。