『麦わら旅団』はジンベエの語り、更には傘下組織『バルトクラブ』による活躍としらほし姫のペットであるメガロを助けたとあって、魚人島のネプチューン王家から好意的に受け入れられた事により、『竜宮城』に招待され、宴でもてなされる事となった
それは良い事だが、しかし今、『魚人島』ではホーディという魚人が中心となって、アーロンの意思を継いだと豪語しながら、人間排除を目的としている魚人海賊団を結成した。
ホーディは人間と仲良くしようとする魚人ですら手をかける。だからこそ、魚人島では徐々に魚人と交流したり、魚人島に滞在し生活している者がいる状況なのでネプチューン王家は人間を竜宮城で保護したりもしている。
こんな状況の中、ルフィ達は竜宮城に入り、王であるネプチューンに歓迎され……。
「麦わら旅団の皆さま、会えて光栄です」
「色々、私達魚人に良くしてくれてほんとかなわんわー」
戦士でもあるタツノオトシゴの人魚である右大臣に帽子を被り、右目に片眼鏡をかけたナマズ髭以外の髭も伸ばしていて知的な印象も思わせるナマズの人魚の左大臣もまた、ルフィ達を歓迎する。
因みにルフィ達は全員、武装している者はその状態のままで許されている。この事からも竜宮城の者達がどれだけ『麦わら旅団』を快く歓迎しているし、信頼しているかが分かるだろう。
ルフィの武装はというと自分が作った武器携帯用のホルスターなどにより、背中側、右肩から斜めに『桜十』、左肩から斜めに『木枯らし』をかけており、左腰には『花州』を、右腰には『雪走』を装備していた。更にショルダーホルスターで色々改造している拳銃を装備していたりする。
「……何か、飛んできてる」
「っ、分かるじゃもんか」
ルフィは『見聞色の覇気』でこの城に何かが飛来する未来を予知するとネプチューン王が驚く。その間にもルフィは疾走し……。
「ふっ!!」
何処かの部屋の大扉に飛来している大斧に対し、ルフィは花州の鞘に手をかけると右手で居合をしながら、斬撃を飛ばして切断した。
「ここは……」
ルフィは今日より前にも飛んできたのだろう斧や剣、鉄球が刺さっている大扉に触れて『見聞色の覇気』を使う事で扉の残留思念を読み取りながら、扉の奥にいる部屋内の者を探る。
部屋内にいたのはピンクの髪に魚の髪飾りを付け、髪型は頭の上で二つの輪にしている容姿は美しく可愛らしいし、スタイルは抜群だがとにかく大きい人魚の女性であった。
この女性こそ、『巨魚ビッグキス』の人魚であるしらほし姫なのだろう。
「しらほし姫、貴女のペット、メガロを助けた麦わら旅団団長、ルフィです。入ってよろしいですか?」
ルフィは扉を音が鳴る程度で叩きながら、訪ねてみると……。
「は、はい。お入りくださいルフィ様……」
ルフィはそうして、扉を開けて中に入ると……。
「フカボシ王子たちからは聞いていましたが本当に大きく、美しく、可愛らしいですね」
「あ、ありがとうございます。その、メガロも助けてくれて」
「(ありがとう)」
ルフィが笑みを浮かべて声をかければ、しらほし姫は頭を下げ、傍にいたメガロも頭を下げた。
「気にしないで良いですよ……っと!!」
ルフィはしらほし姫達に応じたが、瞬間、また何かが飛んでくるのを察知してしらほし姫に背を見せるようにしながら振り返り、花州で居合による飛ぶ斬撃で飛来してきた剣を切断する。
「危ないところでしたね」
ルフィはしらほし姫に対し、振り返りながら言うと……。
「……ルフィ様、私、貴方様がタイプです」
「それは何よりですね」
『えええええっ!?』
しらほし姫がルフィに見惚れたままに言うとこの場に駆け付けたネプチューンにフカボシ王子など竜宮城の者達が驚きの声を上げたのであった……。