スカイピアを治める神が住んでいる『神の島』ことシャンドラ、この島では神を守るために四神官がそれぞれ、試練を設けて侵入者に対し待ち構えている。
そして、その四つの試練のうちの一つ、『紐の試練』を司っている神官の男はシュラ、特徴としてはダリ髭である。
彼には相棒が居てそれは空島にのみ住む鳥であり、『三丈鳥』という巨鳥にして名はフザ。嘴の中に『炎貝』を仕込んだ事により、火炎放射を吐き出すことが出来る。
そして、このフザによる飛行のためにシュラは頭にゴーグル付きのヘルメットに風圧などを考えたスーツを着ており、武器としては『熱貝』を仕込んだ高熱の槍。
更に自身の領域の周辺には目に見えぬほど細く、触れても気づかぬほど軽く束になれば大の男をも縛り付ける強靭な紐雲を張り巡らせている。
しかし……。
「鬱陶しいんだよ、『
サンジがルフィとの鍛錬により、『嵐脚』を参考にして編み出した蹴りの斬撃が紐雲を切り裂いた。
「おおっ、助かった」
それにより、紐雲に拘束されたゲンボウが解放される。
「む、なんたる鋭き蹴り技。なるほど、エネル様の言う通り、今回の青海人は一味違うらしい。だがっ!!」
シュラはサンジの蹴りの切れ味を評しながら、フザに乗ってサンジへと襲い掛かる。空中を飛び回りながら高熱の槍とフザによる火炎放射がサンジへと襲い掛かるも……。
「甘めぇっ、こっちだって空中を移動できるんだよ。『
「なにぃ、空を蹴って移動しただとぉっ!?」
『月歩』を元にした移動技にて宙を蹴って移動し、華麗に槍と炎を回避すると……。
「随分と炎の扱いに自信があるようだが、それで俺に勝てると思うなよっ!!」
サンジは一旦、着地すると激しく回転した。
「いきなり回転して、血迷ったかっ!!」
シュラは構わず襲い掛かるもそれに対し、サンジは急停止。
「足が赤くっ!?」
シュラの言うようにサンジの足は回転による地面との激しい摩擦によって熱を帯び、足が赤くなっていた。
「『
「光っ!? ぐあああああああああああああああっ!!」
「アアアアアッ!!」
そうしてシュラの方へと向かい、攻撃の速度で熱を帯びた足は赤い輝きを発しながらシュラとフザに炸裂し、シュラとフザを蹴り熱しながら、地面へと倒させたのだった。
「言ったろ、コックに炎の扱いで勝てると思うな」
「青海人のコックって凄ぇ」
サンジは煙草を吸いながら倒れ伏したシュラとフザに告げ、その様子に対し、感嘆しながらゲンボウは呟くのだった……。
四つの試練のうちの一つ、『鉄の試練』を司る神官はオーム。
強面のスキンヘッドであり、サングラスをかけ、髭を生やし、ガタイが良くその身にタンクトップ、右腕にはタトゥーと中々に『神官』という字面に似つかわしくない風貌の男。
鉄雲でできた刀身、柄に仕込んだ『雲貝』によって鉄雲を追加する事により、自在に刀身を長さも形状を変化させる片刃の剣を持っている。
更に彼には小山程に大きな犬で二足歩行、拳闘を仕込んだホーリーを相棒としている。
「悪いが、うちの船長にお前たちを片付けるよう頼まれてるんでな。最初から全力で行くぞ」
ゾロはオームへと告げながら、三刀を構え剣気を放つ。
「(っ、あの男の姿が三面六種の鬼神にっ!?)」
「ワゥ……」
ゾロの余りの剣気、気迫によりオームはゾロを鬼神と幻視し、ホーリーは怯えてしまう。
「『
「どうやろうともお前の剣は俺には届かない。ホーリー、行けッ!!」
鉄雲の刀身を伸ばしながら、更にホーリーを向かわせ、ホーリーの巨体の影に変幻自在に伸びて動く刀身を隠す事で絶対命中を狙うオーム。
しかし……。
「いや、俺の剣は大砲にもなるのさ……『
ルフィとの鍛錬によって編み出した剣術をゾロは使い、凄まじい斬撃の大砲による連射が放たれた。
「俺の剣が霧に……うぐあああああああッ!!」
「ワォォォォォォンッ!!」
そうしてホーリーとオームは斬撃によって切り刻まれ、地面に倒れ伏す。
「やはり、大した奴だ」
圧倒的な勝利をして見せたゾロに対し、ブラハムは賛辞の言葉を贈ったのであった……。
明日は某スパイアクション映画見るので次の作品の更新は水曜日になると思います。